金沢フォーラスといえば金沢駅東口(兼六園側)そばにあるAEON系のファッションビルです。金沢フォーラスはリニューアルが行われお店が入れ替わりました。今回は金沢市の中心部では影響が大きいかもしれない書店を中心に取り上げます。
大きな書店は金沢フォーラスから武蔵ヶ辻へ
消えた未来屋書店
筆者が興味のある店舗だけのピックアップになりますが以下のようなお店がなくなりました。
未来屋書店 (5F)
niko and … (5F)
GLOBAL WORK (3F)
5Fにあった未来屋書店とniko and …はショップ&ブック・カフェのような運営がなされていたのが特徴で、金沢に行くと時々利用させていただいておりました。
未来屋書店は書籍・雑誌だけではなく文房具も種類が多く、特に秋の金沢では手帳がたくさん並んでいてついついて手に取っていました。現在はイオンもりの里店内にあるのが市内から一番近い店舗のようです。
一方、niko and …のほうは閉店ではなく3FにあったGLOBAL WORKが閉店した後に移転オープンしたようで、3Fでしっかり営業していました。今年11月の訪問時にもコーヒーを頂きました。
大きな書店は金沢エムザへ
未来屋書店は金沢駅近辺では最大の書店でしたが、これがなくなったので残った書店は金沢百番街RIntoの北側端(富山側)にあるうつのみや書店だけになりました。これはちょっと寂しいですね。
代わりにということはないですが、2022年8月にTSUTAYA金沢店が金沢エムザ3Fにフロアの半分ほどを占めてオープンしました。
有料のシェアラウンジも併設され60分から利用できます。利用期間中はソフトドリンクは飲み放題でナッツなどもいただけます。
https://tsutaya.tsite.jp/store/lounge/
エムザ地下一階には以前からブック宮丸がありまして、書籍の品揃えはスペースの関係で少ないですが、金沢関係の本はかなり充実して揃っているので、金沢へ行くと一度と言わず二度・三度と訪れています。やはり文房具を多くはないですが扱っています。
ここは席数は少ないですがカフェカウンターがあり(以前はテーブルもあったがコロナでカウンターのみになった)、レジでカップを買うとセブンコーヒーみたいな感じでコーヒーをいただけます。安くて美味しいし観光客皆無なのでゆっくりできます。カウンター席にはコンセントもあります。
TSUTAYAが金沢市内中心部最大の書店だと思いますが、次いで大きいのが香林坊大和7Fの紀伊国屋書店。こちらもおとなりに文房具売り場があります。
Loftは片町から金沢フォーラスへ
以前、片町きらら(https://katamachi-kirara.com)がオープンした時にLoftが入店していましたが、それが退店して新しく金沢フォーラス5Fにオープンしました。同時に、以前未来屋書店とniko and …のあったスペースが無印良品とLoftになっています。
未来屋書店(5F) + niko and …(5F) → 無印良品(5F) +Loft(5F)
Loftはかなり小規模な店で片町きららの店舗より大幅縮小の感じです。ここ以外で北陸のLoftは福井(福井西武内)と富山(ファボーレ内)にあるのみです。
ちなみに東急ハンズは以前からあるとおり香林坊東急スクエア(以前のKOHRINBO109)にあります。
片町きららからLoftがなくなって、残る大きなキーテナントはH&Mだけになってしまい、今後の片町きららの行方がちょっと心配です。
AEONシネマは健在
最近、金沢へ行くと金沢フォーラスのAEONシネマで映画を観ます。
直近では「すずめの戸締り」を鑑賞しました。
金沢に3日とか4日いるとどこか半日くらいは雨の日があるので、そういうときにAEONシネマ金沢フォーラスで映画鑑賞なんですね。
えー?旅先でわざわざ映画?
雨の金沢も風情があって素敵なのですが、それでも太平洋側育ちの筆者としてはやはり雨は好きじゃないので、ここは素直に屋内アクティビティです。
空母いぶき
鬼滅の刃 無限列車編
ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密
すずめの戸締り
近年だとこの辺りを見ていますね、金沢で。
うまい具合に金沢へ行く頃に、見たい!という映画が上映されているのですよ。
平日旅行が多いので、映画はAEONシネマの朝の初回上演をスマホで座席予約しておきます。
平日朝イチなので、前述のどの映画もガラガラでした(笑)。
新幹線開業前後から激しく変化する金沢
筆者が最初に金沢に行ったのは2008年で新幹線はまだ工事中。
このしばらく後から、街の模様が代わり始めホテルが増えていき、新幹線開業以降は特に顕著で現在では駅周辺、武蔵ヶ辻・近江町〜香林坊にかけてホテルラッシュになっています。こんなに増えてしまって大丈夫?という感じがします。
そういう意味で、近江町市場も様変わりしました。京都の錦市場がそうであるように地元民中心から観光客中心になり、近江町市場もまさに同じ道を辿っているようにみえます。良し悪しは別にしてそれが実態でして、2008年とか2009年ごろは地元の奥様たちで賑わっていたのですが、今はほとんど観光客ばかりで、お店も観光客狙で蟹・カニ・かに…….。
金沢フォーラスのリニューアルはほぼ一段落でしょうか。
デパート事業の衰退が謙虚なので、金沢エムザのデパートスタイルの売り場は今後も縮小しテナントが入るようになると思われます。
北陸の百貨店大和は高岡店を2019年8月に閉店し、香林坊と富山の2店舗だけになりました。今の所香林坊大和は無事のようですが、どこかで大型テナントを迎えるような気がします。
香林坊大和はエムザとは違い地元客が多く、そのため全国旅行支援のクーポンも香林坊大和で使える店は非常に少ないようでした。エムザや百番街では多くの店が使えたのと対照的です。
今後も年に二度は訪れて金沢の変化を肌で感じていきたいと思います。半年くらい開くとちょうど変化が体感できるのです。