バッテリー使用効率が高いスマホはどれだ?GSMArenaのテスト結果データから推察

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スマホの機種選択で欠かせない要素はパフォーマンスとバッテリー駆動時間ですね。ところがバッテリー駆動時間は実際に自分で購入候補機種を全て同じように使って事前検証することもできません。そこでGSMArenaのLab tests結果から推察しました。

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筆者のスマートフォン選択条件

推察すると言っても対象を絞り込む必要があります。今回は筆者のスマホ選択基準から選びます。

生活必須端末(小型端末&決済端末&LINE端末&電話端末&メール端末etc)か情報・カメラ端末かによって多少違いますが、過去10年以上の経験から筆者独自の選択基準を設けています。

・できるだけSIMフリー端末
・Apple PayまたはおサイフケータイでのSuica対応
・OSアップデートは3年以上保証あるいはOS2世代後まで保証
→Apple iPhoneは明示されていませんがこれまでの状況から5年程度と言われている
→Google Pixelは米国のGoogle ストアでのデバイス提供開始日から最低5年間と記載
・中華スマホは買わないので対象外
・グローバル提供モデルのみ(国内オンリーは対象外)
・防水対応
・5G対応
・クラウドファンディング端末は対象外
・ワイヤレス充電対応
・SoCはハイエンド
・指紋認証または3D顔認証
・ストレージは256GB以上

この時点で残るのは、AppleGoogleくらいですが例外的に少数SONYと言う感じです。

Samsungもデバイスとしては良いのですが、ハイエンド端末のSシリーズは日本ではキャリアモデルしかないのが難点てす。とはいえ可能性は残しておきましょう。

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GSMArenaのバッテリーライフテスト

筆者がいつも指標として参考にしているのはGSMArenaBattery life test resultsです。

[GSMArena] Battery life test results
https://www.gsmarena.com/battery-test.php3

この結果には、ENDURANCE RATING(XX時間)、3G TALK TIME(XX時間XX分)、WEB BROWSING(XX時間XX分)、VIDEO PLAYBACK(XX時間XX分)と4つの指標が記されています。

ENDURANCE RATING

ENDURANCE RATING(XX時間)のテストシナリオは、フル充電状態からスタートして1日に1時間の通話(3G TALK TIME)と1時間のWifi接続でのWebブラウジング、そして1時間のオフライン動画再生を行い残り時間は待受状態にします。この状態でバッテリーが空(再充電が必要)になるまでの時間を測定します。これがENDURANCE RATING(XX時間)です。

例えばENDURANCE RATING(XX時間)が90時間とあれば、1日のうち通話1時間、Webアクセス1時間、WEB接続動画再生1時間を行いあとは待受状態にしたときに、テストを始めてからバッテリーが空になるまでに90時間かかるということです。

3G TALK TIME

[GSMArena] Talk time (battery life) – definition
https://www.gsmarena.com/glossary.php3?term=talk-time

いわゆる通話時間ですが、スマートフォンの通話可能時間は電波状況に大きく依存します。早い話がアンテナピクトが全部立っている状態と、かろうじて1本の状態ではスマートフォンが発する電波の強さも変わり、電波状態が悪いほどバッテリーのもちは悪くなります。

GSMArenaの3G TALK TESTは、満充電から通話し続けるとどれくらいバッテリーが持つかという一つの指標です。

どの機種も同じ条件でテストされているので、ユーザーが実際に使用している環境での通話可能時間とは一致しないはずですが、機種同士を比べるときには大変参考になります。

WEB BROWSINGとVIDEO PLAYBACK

これらも3G TALK TIMEと同様で、Webアクセスを続けた場合にどれくらいの時間バッテリーが持つか、Wifi接続での動画再生をしたときにどれくらいバッテリーが持つかをXX時間XX分で表しています。

実際のユーザー環境での状態とは異なりますのが、同一条件で測定されていますので異機種同士の比較するには大きな指標となります。

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バッテリー使用効率比較

筆者に限らずプライベートでスマホを使っている人の多くは通話時間よりWebアクセスとか動画再生のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか?

そこでGSMArenaのBattery life test resultsからWEB BROWSINGとVIDEO PLAYBACKに着目しました。

それぞれのXX時間XX分をXX分という分単位に換算し、それをバッテリー容量(mAh)で割り算した数値を比較します。

すなわちバッテリー1mAhについて、何分Webアクセスできるか、何分動画再生できるかということで数字が大きいほどバッテリーの使用効率が良いことになります。バッテリー容量が大きい割にはバッテリーが持たないといったものも炙り出せる可能性があります。

選び出した機種は筆者がもし今買うとしたら….という機種に限定してました。

青字は現在所有機、赤字は過去所有していた機種です。

ベージュ背景の右側2列にご注目ください。これが単純計算で算出したバッテリー1mAhあたり何分Webアクセスできるか、あるいは何分Wifiで動画を見ることができるかという指標で、これが大きいほどバッテリー使用効率が高いことになります。

考察:
AppleのiPhone 13/14はGoogle PixelやSamsung Galaxy Sとは一線を画するバッテリー駆動効率の高さである。

iPhone 13 miniはバッテリーが持たないと言われますが、バッテリー使用効率はProやPro Maxと変わりないので、Apple純正MagSafeバッテリーパックを背中に貼り付けて使えば、最大70%バッテリー駆動時間を延長でき、iPhone 13 Pro MaxやiPhone 14 Pro Maxに迫る駆動時間となる。

実際、iPhone 13 miniで今日はちょっと使うかなというときに最初からMagSafeバッテリーパックを背負わせて使うと、体感でも裸でiPhone 13 miniを使うのに比べて5割以上は長く使える感じです。

VIDEO PLAYBACK時間を見ると、筆者のPixel 6 Proは15時間35分連続再生できたというテスト結果ですが、バッテリーが小さいというiPhone 13 miniでもなんと13時間34分再生できています。これはiPhoneのバッテリーマネジメントが素晴らしいのと、Pixel 6 Proのバッテリーマネジメントがいまいちなのではないかとも考えられます。

OSによるバッテリーマネジメントはOSアップデートで改善されている可能性もありますので、現在の状況とは少し違うかもしれません。

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まとめ

バッテリー使用効率と駆動時間で考えるならやはりファーストチョイスはiPhoneということになります。

実際iPhone 13 Pro Maxはアホみたいに電池が持ちます。呆れるくらい持つ。筆者の使い方で70%以下になったのは稀(毎日充電します)かもしれません、といえるほどに記憶にない。まあ、スマホばかりさわっていませんけどね。

ともあれ、単にバッテリー容量(mAh)だけ判断できないのは明らかで、5000mAhもある割に持たないという場合があるのもうなずけます。

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