毎年2回金沢に行っている筆者ですが、今回はホテルレビュー&紹介編として「東急ステイ金沢」を紹介します。開業したのは2020年2月というまさにコロナが全国に広がらんとすることでした。開業後3年を経過していますが、設備も室内もピカピカで全室ドラム式洗濯乾燥機と電子レンジがついています。
■2023/07/07追記■
室内の設備紹介動画をYouTubeで公開いたしましたので、本記事とあわせてご覧いただければ幸いです。 コロナでブランクがあきましたが、また旅や旅に関連するガジェットやグッズも紹介していきますので、ぜひチャンネル登録をお願いします。
ホテル概要
場所は近江町市場(バス停「武蔵ヶ辻・近江町市場)と香林坊の間の「南町・尾山神社」バス停近くです。
・モデレートダブル(71室、19平米、ドラム式洗濯乾燥機、電子レンジ、ズボンプレッサー)
・レジデンシャルダブル(23室、20平米、ドラム式洗濯乾燥機、電子レンジ、ミニキッチン、ズボンプレッサー)
・レジデンシャルツイン(48室、20平米、ドラム式洗濯乾燥機、電子レンジ、ミニキッチン)
・スーペリアツイン(12室、24平米、ドラム式洗濯乾燥機、電子レンジ、ミニキッチン)
・デラックスツイン(12室、34平米、ドラム式洗濯乾燥機、電子レンジ、ミニキッチン、バスとトイレが別)
・ユニバーサルダブル(1室、24平米、ドラム式洗濯乾燥、電子レンジ、バリアフリー)
ミニキッチンのついた部屋ではフロントでIHヒーターを借りることができます。
モデレートダブルとユニバーサルダブルの客室にはミニキッチンがないので、IHヒーターを借りて簡単な調理であってもすることは不可能です(貸してくれません)。
今回筆者が利用したのは「レジデンシャルダブル」のタイプとなります。
電気ケトルはどの部屋にもありますので、IHヒーターを使いたいような要望がなければモデレートダブルが一番価格が安く一番部屋数も多いのでとりやすいと思います。
モデレートダブル、レジデンシャルダブルともに1人ユースが可能です、というか東急ステイ金沢にはビジネスホテルにあるようなシングルルームが無いので、ダブルルームのシングルユースになります。
シングルユースでも通常は2名分あるタオルを1名分に減らされたりはしないので、プチ贅沢気分が味わえます。何より大きなダブルベッドで一人で寝られるのはなかなか気持ち良いです。
泊まってわかった良いところ7点
1:ダブルの部屋にはズボンプレッサーがある
モデレートダブルとレジデンシャルダブルには組み込みのCORBY製ズボンプレッサーがあります。
ズボンプレッサーは多くのホテルがCORBY製を使っています。筆者も長年CORBYのものを使っていますが、縦置きタイプなのでセットが楽ですし、常に立てておけるので場所を取らず尚且つすぐ使えます。
ズボンのセットも非常に簡単な割には変なシワがつきません。
昔、某国内メーカーの床に水平に置くものを持っていましたが、はっきりいってクソでした。出し入れがめんどくさいし、使っている間は場所をとるし、ズボンのセットも気をつけないのとしわを伸ばすハズがかえってしわが増えたりしました。
男性諸君が一人で泊まるのであればモデレートダブルかレジデンシャルダブルを推奨です。
2:全室ドラム式洗濯乾燥機付き
滞在型ホテルですので全室にドラム式洗濯換装機がついています。
筆者の止まった部屋はシャープのES-S7Dというモデルでした。
二泊とか三泊で洗濯する人は少ないかもしれませんが、旅行で面倒なのが後始末。特に汚れ物は日数分の数があるので旅行で楽しかったツケがきます。
一人住まいで全部自分でやるならまだしも、パートナーがやってくれるとなるとやはり少々申し訳ない。
筆者は海外一人旅の時もインルームランドリーのあるコンドミニアム(アメリカ以外ではアパートメントという)を予約して選択していました。
ま、海外旅行の10日間とかそれだけの日数分の着替えを持つわけにはいきませんからね。
筆者は基本的に酒を飲まない人間なので、今回も夜は早めに部屋に引き上げています。そして風呂へ早めに入って洗濯していました。
今回も毎晩洗濯していましたので、帰宅後妻に洗濯を頼むのは普段の日同様にその日に着ていた分だけです。一人旅なので妻にはやはり余計な手間をかけないようにしたい気持ちはあります。
3:とにかくコンセントが多い
筆者が利用したレジデンシャルダブルの部屋では、窓のある壁側に2口x3箇所、ミニキッチンに1口x1箇所、ベッドの足元壁側に2口x1箇所、それらとは別に備え付け電子レンジや洗濯乾燥機のところにコンセントがあります(これらはすでに使われているので客は使えない)。
他に今時の新ホテルですから、ベッドの枕元左右それぞれにコンセント1口とUSB TYPE-A充電ポート1口がついています。
どうだ!これでコンセントに不足はないだろう!的な感じ。
さすが真新しいホテルです。
歴史のあるホテルは格式と威厳と伝統はあってもコンセントがない。
客が使えるのは1口とか2口、それも変な所にしかなかったりしますのでメチャ使えない。
ホテルの部屋情報にもコンセントについては何も書いていないので泊まらないとわからない。
さて東急ステイ金沢のレジデンシャルダブルの部屋ですが、窓際にテーブルが置かれておりその足元壁際の壁に2口コンセントがあります。そしてテーブルには壁際に切り書きがあり、コンセントからテーブル農園にコードが通せるようになっています。
4:靴乾燥機がある
加湿器はどんなホテルでも大抵は置かれています。 しかし、靴乾燥機があるホテルは初めてです。
金沢は雨の多い街で、弁当忘れても傘忘れるなと言われます。実際三日もいればどこかでしとしと雨くらいにはあいます。
そんな金沢だからということでしょうか、靴乾燥機がありました。
正直なところこれはびっくり! 使っていないのでどの程度効果があるのか分かりませんが、スニーカーだと少しの雨でも濡れて気持ち悪いことが多いので役立つかも。
5:朝食は毎日内容が変わる
当たり前といえば当たり前なのですが、ビュッフェ形式の朝食でありまして和食の方は三日いても毎日のようにほとんど全てのおかずが変わっていました。
変わっていないのはおでんだけですが、それも大根と車麩以外はちくわになったりごぼう天になったりこんにゃくが入ったりと少しずつ変わっていました。
洋食の副菜の種類は少ないし毎日ほぼ同じなので、和食の副菜を選ぶのが吉です。
以前泊まった金沢駅近くのホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢というホテルは、お弁当形式でとても見栄えがして良かったのですが、三泊しても変わるのは炊き込みご飯の種類だけでおかずの方は3日ともほぼ同じ内容でしたので3日でかなり飽きてしまいました。
しかし東急ステイ金沢ではそんなことはありません。 和食の味付けは全体的に薄味ですが結構美味しくいただけます。
6:室内に傘立てがある
大したことではないけど、室内に傘立てのあるホテルの部屋ってないです。
雨の多い土地縄ではの心遣い、と言いたいところですが、過去25回の金沢滞在で色々泊まりましたが部屋に傘立てはなかったぁ。
7:フリーコーヒーサービス
これはよくありますね。でもここは一工夫された嬉しい心遣いがあります。
コーヒーマシンは1Fフロントの左、Kanade Cafe(奏カフェ)入口右側にあります。 滞在中は24時間利用可能。
カップがごく普通の紙カップで熱くて持てませーん!と思ったらちゃんと1杯用、2杯用の持ち運びの樹脂の袋が置いておりました。 親切!
スリーブを置いているカフェもありますが、ホテルに戻ってきて手にはお土産とかも持っているでしょう?その手でいくらスリーブがあってもちょっと大変ですよね。 ここにも気遣いを感じます。
コスパについて
筆者はたまたまえげつなく安く泊まれたのですが、ミニキッチンのないモデレートダブルの部屋では、東急ステイアプリから会員価格だと、28日前以前の早割で9,000円台後半〜30,000円と少々という感じ。
土曜日や連休の日に最高価格になります。
通常は10,000円前後で、室内洗濯乾燥機がなくても同程度の価格のホテルは多いです。
金沢でこの価格帯で洗濯乾燥機付きの部屋となると、駅近くのダイワロイネットホテル金沢駅MIYABIのスーベリアコーナーツインがあるくらいだと思います。
観光を考えると駅付近のホテルは絶対不利なのでやめたほうが良いです。
観光や買い物に行くのにバスに乗らないと遠いところ(駅付近のホテルは不便でfす)は避けたほうが良いです。
秋もここに決めた!その理由
26回目、通算80日を超える金沢滞在経験の中で一番気に入りました。
気に入ったポイントは前述の7つのポイントに代表される心遣い。
そして場所。南町は、正直なところすぐ近くに店は少ない。すぐ近くだと「ファミリーマート」、夕食は「ごはん屋はな」「百万石うどん」程度。
700mほど歩けば香林坊あるいは近江町市場・エムザがあります。
金沢城公園も、通り向かいの尾山神社を抜ければ鼠多門と玉泉院丸庭園。
これ、最高じゃないですか。
ホテル自身で言えば、スタッフの心遣いがGOODな宿は多いですが、人以外の基本的な施設設計のところで良くてきている宿はあまり多くありません。
とても気に入ったので、秋の金沢の宿を東急ステイアプリ~会員価格で予約しました。