トップクラスの動画が撮れるLUMIX GH6、USBを給電録画に使うか、外部SSDへの録画記録に使うか?

トップクラスの動画が撮れるLUMIX GH6、USBを給電録画に使うか、外部SSDへの録画記録に使うか?

LUMIX GH6はファームウェアVe.r2.2で、USBに接続した外部SSDへ直接写真や動画を記録できるようになりました。一方でそのUSBはGH6への外部給電にも利用できます。GH6は内蔵バッテリーではC4K/60pで連続80分程度、電源の[ON]/[OFF]切り換え、撮影の開始/終了などを繰り返したときには40〜45分程度と長くはないので、自ずから外部給電撮影に頼ることになります。さて、外部SSDか外部給電か?

LUMIX GH6

筆者も持っていますが、LUMIX GH6といえばマイクロフォーサーズのセンサーでありますが、トップクラスの動画性能を誇ります。C4L 60p 4:2:2 10bit 800Mbpsカメラ内無制限記録とかありますが、特にのHDMI経由でC4K/4K 60p 4:2:2 10bitで出力でき、Ninja-Vなどの外部レコーダーで録画できるというのは、このクラスとしてはかなりのものだと思います。

Ninja-Vとかも今は持っておりませんがいずれは….という感じ。

音声面でも充実していて、本体で4chの録音が可能となっており、内蔵マイク(これはほとんど使わない)あるいは外部マイクの左右で2ch、さらにXLRマイクロホンアダプタを接続するとその左右2chが加わり合計4chの音声を映像と共に利用できます。

これはXLRアダプタにつないだマイクで環境音を拾い、外部マイク端子に接続したマイクで音声をクリアに拾い、編集時に適宜ミックスすることができます。

あげればキリがないのですがとにかく高性能・多機能なやつです。



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USBの使い方は二通り

冒頭に書いたようにGH6のUSBはTYPE-CでUSB3.2 Gen2でMax10Gbpsの速度(理論値)を扱えます。

このUSBは録画時には二通りの使い方が可能です。

[1] 外部SSDを繋ぐ

ファームウェアVer.2.2からは、ここに外部SSDを接続すれば60p以下に限定されますが内部SSDやCFではなく直接外部SSDに録画できます。

[2] 外部モバイルバッテリーを繋ぐ

バッテリーパックでは通常録画で40分程度とあまり長くなく、確認で再生したり調整したりでさらに短くなるのが普通です。これをカバーするためにGH6はUSB経由で給電しながら録画が可能です。

標準のバッテリーは2,250mAhと決して大きくありませんが、カメラのバッテリーパックはどのメーカーでもスマホのモバイルバッテリーに比べるとバカ高で、コスパが非常に悪い。

しかし所定の条件を満たせばモバイルバッテリーも使えるのです。

どちらを選ぶ?

[1]と[2]は一つのUSBの使い分けですので同時には実現できませんので二者択一。

選ぶのであれば「外部モバイルバッテリー」だと思います。

ストレージはSDカードであれば小さくて軽いので何枚か用意して持ち歩くのは物理的な荷物増加にはなりません。しかしバッテリーは高いし何個も持つと思いし充電に時間もかかります。選ぶのであれば、使い方にもよりますがSDカードは差し替えで、外部モバイルバッテリーを選ぶべきです。それに外部SSDでは60pを超えるフレームレートでは撮ることができません。

GH6で使えるコンパクトなモバイルバッテリー

条件は非常にシンプルでPD対応で27W以上(9V 3A以上)を供給できるものであればOK。

いろいろ調べているうちにすごくいい感じの物を見つけました。

株式会社CIO SMARTCOBY Pro 30Wという小型の10000mAhバッテリーです。

株式会社CIOは2017年設立の日本の会社で、大阪府守口市に本社を置き社長は中橋さんという日本人の方です。

[ケータイWatch] CIO代表取締役の中橋氏に聞く、「多機能×最新技術」でワクワクする製品づくり(2022年4月19日)
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/interview/1401645.html

何といっても小型であり、マンフロットのスマートフォン用三脚アダプタで挟めるのです。そしてコールドシューアダプタを使えば、なんとモバイルバッテリーがGH6のアクセサリーシューにつくのです。

上の写真はCIO SMARTCOBY Pro 30Wをマンフロットのスマートフォン用三脚アダプタに挟んでコールドシューアダプタをねじ込んで上下ひっくり返しもの真です。

GH6に装着するとこうなります

このバッテリーは数値での残量表示(%)があるのでいきなりバッテリーが切れて慌てることもありません。といっても、GH6で充電済みバッテリーパックを併用すれば、モバイルバッテリーからの給電がなくなってもバッテリーパックから給電されますのでいきなり止まることはありませんが。

重さも183gであり、スマートフォンアダプタをつけても大したことはありません。

さらに、GH6につかわなくてもスマートフォン充電にももちろん使えますのでGH6あるいはUSB給電可能なカメラをお持ちで30W PDで給電できるものであれば使える可能性があります。詳細はお手持ちのカメラのUSB給電スペックを見ていただく必要があります。

CIO SMARTCOBY Pro 30Wの出力:
5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓2.5A(Max 30W)

USB給電可能なミラーレス一眼をお使いでバッテリー駆動時間の悩みをお持ちであれば、一度カメラ側のスペックを調べてみる価値はあります。

GH6なら文句なく使えます。

 

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