映画「マトリックス」4作目、マトリックス レザレクションズはちょっと半端だった

1999年9月から2003年11月にかけて公開された映画「マトリックス」3部作。これで完結したはずですが、知らぬ間に4作目「マトリックス レザレクションズ（Matrix Resurrections）」が公開されていました。今からちょうど2年前の12月です。Amazon Prime Videoで見たのですが、正直なところ完結した3部作への無理やり追加感は否めない半端な内容でした。

映画マトリックスシリーズ（全4作）

すべてAmazon Prime Videoの見放題で見ることができます。

ウォシャウスキー姉妹は、Wikipediaによればマトリックスシリーズに携わっていた時は「ウォシャウスキー兄弟」であったが、2012年に兄のラリーが性別適合手術を受けて女性になり、2016年に弟のアンディーが同じく手術を受けて女性になり、ウォシャウスキー兄弟→ウォシャウスキー兄妹ウォシャウスキー姉妹という変わっています。

したがってマトリックス三部作を制作した時点ではウォシャウスキー兄弟であり、当時の資料にもそのように記されているようです。

兄のラリー、後に姉のラナが妹とのコンビを解消して、2019年に制作発表したのが「マトリックス レザレクションズ」ということです。

3作目の「マトリックス レボリューションズ」で、ネオは自らの命と引き換えに無数のエージェント・スミスを破壊しマトリックスは修復されて映画が終わります。

BD/DVD/デジタル【特別予告編】『マトリックス』

マトリックス レザレクションズ

綺麗に片付いた….はずなので4作目が出ていたとは知りませんでした。

マトリックス レザレクションズ 予告編

正直なところがっかり作です。

最初の3部作を模様替えして2時間に収めたような感じで、新鮮味が全くありませんでした。

これはAmazon Prime Videoの吹き替え版ユーザーレビューが、3部作は星4つ半なのにマトリックス レザレクションズは★3つ半であることからもわかります。

模様替えしたようなと書きましたが、実際にはマトリックス レボリューションズの最後でネオが死んでから60年以上経過した時代であり、死んだはずのネオは機械によって蘇生させられていたという設定です。無理があるのは、最初の3部作でウォシャウスキー姉妹はストーリーを完結させたわけで、それを無理やりこじ開けて続きを作ったからかもしれません。

最初の3部作を見ていないとストーリーが理解できないし、さりとて3部作を見た後でマトリックス レザレクションズを見ると、3部作の圧縮リバイバルのような感じもして新鮮さを感じませんでした。

期待してみたわけではないけれど、がっかりした作品でした。