映画「アバター」とドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来」の共通点

映画「アバター」とドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来」の共通点

映画「アバター」は2009年に公開されたジェームズ・キャメロン監督のSF映画で、2作目は「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」で2022年に公開されました。ドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来」Amazon Prime Videoのために、ウィリアム・ギブソンの小説「The Peripheral」をスコット・スミスがSFドラマ化したものです。これらには共通点があります。

アバターとペリフェラルの共通点

人間がある手段を使って、人間が人工的に作られた別の体中に意識を入れ込むというところが共通です。

映画「アバター」ではアルファ・ケンタウリのポリフェマスという惑星の衛星パンドラ(地球に対する月と同じ)にある希少鉱物資源を狙って、はるばる地球から人間がやってきます。パンドラの先住民族「ナヴィ」と接触して資源をてに入れるために、「ナヴィ」そっくりの外見を持つ体を作り、そこに人間の意識を入れ込んで「ナヴィ」と接触をするところから物語が始まります。

「アバター」では人間とその意識を入れ込む先は同じ衛星パンドラ上で場所が少々離れているだけなので話は難しくありません。

ドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来」では、2032年と2100年があるVRゲームのヘッドセットに似た装置を使って2100年の人工的に作られた肉体を操作できる(つながる)というもので、物理的に人間がタイムトラベルして未来と現在を行き来するものではありません。

映画の解説では量子トンネル効果を使って….とありますが、量子トンネル効果が時間の壁を超えることができるというのはSFの世界。

言ってみれば未来の世界にある人工的に作られた肉体をリモコンで操作するようなものです。情報のやりとりだけができるのであり現物を送ることはできません。


映画「アバター」の素晴らしさ

「アバター」がすごいのはなんと言っても映像の美しさです。

ジェームズ・キャメロンの描く惑星パンドラの世界、海の部族の世界は圧倒的です。

特に「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」はIMAX、IMAX 3Dでみると言葉を失う美しさです。

「アバター」では人間が「ナヴィ」にそっくりな人工的な体を操る(1作目の最後で人間の意識は完全のその体に統合されます)部分はあまり重要ではなく、「ナヴィ」と資源目的の人間の争いが描かれています。

ストーリーは比較的シンプルで映像で感動させるタイプの映画。



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ドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来」は未来から過去への干渉

ドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来」は時間を超えて、現在(2032年)から未来(2100年)の「ペリフェラル」と呼ばれる人工人体を操るように見えますが、実は地球レベルの大災厄を乗り越えて残った人類が、過去に干渉するものです。

時間軸ものでは常にややこしくなるのが時間軸の話で、ドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来」では未来とつながった瞬間に時間軸が分岐する(ドラマ中ではこの分岐を「スタブ」と呼んでいます)となっており、他のスタブに干渉するという話がややこしくなっています。

時間軸ものは常にややこしいく、時間軸は一つですがタイムトラベルのように瞬時に同じ時間軸上の他の時刻に移動するのではなく、普通の時間経過で逆行するという風変わりなものが映画「TENET」 です。

筆者が見た範囲で一番ややこしいのが映画「TENET」 であり難解さはダントツ金メダル。

それにくらべればドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来」はシンプルですし、映画ではなくドラマなので時間もあるので。あれよあれよというまにわけわからなく進んでいくことも少ないです。登場人物のセリフを通じて解説されたりもしますし、難解さはかなり低いですが、別の時間軸への干渉とはよくわからなくなるのも事実。

配信

映画「アバター」、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」はAmazon Primeでは有償(レンタル)、Disney+では定額配信の中で見ることができます。アバターの制作会社である20世紀スタジオはディズニー傘下なので当然といえば当然。

ドラマ「ペリフェラル 〜接続された未来」はAmazon Prime Videoの定額内での無料配信です。

 

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