スマートウォッチ入門、はじめのスマートウォッチの後悔しない選び方(3/終)

モバイル・デジカメ
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3回連載「スマートウォッチ入門、はじめのスマートウォッチの後悔しない選び方」の最終回です。今まで多くのスマートウォッチを使ってきて、カタログベースではなかなかわからないポイントについて書きます。画面(盤面)表示やボタンやベルトについても、使ったからこそわかる点を説明しますので、店で試着する時、WEBで選ぶ時などの参考にどうぞ。

連載1回目:スマホの種類による選択肢の違い、バッテリー駆動時間の注意
連載2回目:用途による違い
連載3回目:カタログベースではなかなかわからないポイント(今回)

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画面について

画面は有機EL(AMOLEDを含む)系と、Garminにある電気を食わない常時表示ができるMIP液晶があります。どちらも一長一短で、何を重視するかですが多くのスマートウォッチは鮮やか表示で見栄えのする有機EL系です。

有機EL系

  • スマートフォンの画面と同じで表示できる色数が多く鮮やかです。
  • 特に暗所や室内では表示の綺麗さだけで買いたくなる。
  • 明るい屋外に出ると彩度と明度が落ち、バックライトを明るくしないと見づらい。
  • 消費電力が大きいため、数秒〜十数秒で表示が消えるのが普通。
  • 常時表示設定は可能だが、薄暗い常時設定にしても大抵はバッテリー駆動時間が半減することが多い。
  • 手首を返すかタッチ・ボタン操作をしないと時刻すらわからないしチラ見ができない。
  • 手首を返す操作をしても稀に点灯しないことがありこれが微妙にストレスになる(Apple WatchやGarminの複数機種で何度も経験しています)。

<参考記事>
Garmin fenix 7X Pro 、epix Proと迷ってfenixを選んだ理由

MIP液晶

  • Memory In Pixel液晶であり表示の保持にほとんど電気を使わないため常時表示である。
  • 必ず常時表示なので会議中などでチラ見で時刻などを見ることができる。
  • 常時表示なので表示されないようなことがない。
  • 表示可能な色数が非常に少ないため、ウォッチフェイスなどでは使えないものもあるし、見た目に冴えない・映えない

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ボタンについて

大抵のウォッチには右側に一つもしくは二つのボタンがついています。機種によって左側にもついていますが、左手首装着では右側ボタン、右手手首装着では左側ボタンが問題になります。

Amazfitの多くのモデルは右側ボタンが大きく飛び出していますし、HUAWEIも結構飛び出しています。ランニングでは問題ないと思いますが、他のワークアウトでは手首に飛び出したボタンが当たることがあり、せっかくワークアウトをトラックしているのにそれが停止したりなどと予期せぬことが起こりえます

飛び出していると操作はしやすいのですが、トレーニングで手首を外側に曲げたりするときに手の甲の付け根にあたってウォッチの動作が変わったり、普段でも衣服や手袋にひかっかったりします。筆者の場合はトレーニンググローブのリストバンドにウォッチの側面があたる場合があります。

多くはボタンを押すことで何らかの動作がありますので、自分が使うシチュエーションで手首を大きく曲げることが多く、尚且つウォッチ自身のサイズが大きい時は、モックアップでも良いので試着して当たらないことを確かめましょう。

あるいは機種によっては右ボタンを長押しするとGPSがONになるようなものがあり、ポケットに手を出し入れしているうちに、いつのまにかGPSがONになってバッテリーが激減するようなこともあります(経験者です)。

Garminは機種が豊富であり、ダイビング用途であればグローブをしていてもボタン操作ができるように結構飛び出ています(Descentシリーズ)が、それ以外はあまり飛び出ていません。飛び出ていないので多少操作はしずらいですが、誤動作を防ぐという点では非常に優秀です。

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ベルトについて

スポーツ時にも装着するならベルトで皮革や金属はやめた方が良く、手入れが簡単でアレルギーの原因になりにくい樹脂製がいいでしょう。

遊環(ベルトの端がぶらぶらしないように差し込む輪っか)は一つでは、ベルトの端がまっすぐ飛び出て机上のものにひっかかったりしますので、遊環は二つあるほうが間違いく良いです。

ベルトにはApple Watchのように端っこを内側に差し込むタイプもあります。ベルトの端が邪魔にならないメリットがありますが、汗をかくと非常にベルトを差し込みにくくなります。

ムレを防ぐために、ベルトにたくさん穴が空いているもの(Apple WatchのNIKEモデルについているベルトみたいなやつ)が好ましいです。ちょっとしたことですが、ムレがかなり違います。

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まとめ

最終回の今回は特にスペックシートやカタログ、店頭でちょっと実機をちょっとみただけではわからないような点について説明しました。

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