使わないノートPCのバッテリー劣化が心配で2台のWindowsノートを手放し、コンパクトなミニPCを導入。MacをメインにしつつもExcelマクロ用にWindowsは必須。リチウムイオン電池リスクゼロの最適解を紹介します。
筆者が所有するパソコンについて
筆者が所有していたWindowsの2機種:
- 6年経過のHP 2-in-1 13インチモバイルノートPC(Core i7-1065G7)
- 5年経過のHP 15インチ据え置きノート(Core i7-9750H、RTXRTX2060)
1は持ち出し用として購入したのですが、実際に持ち出すことは1度もありませんでした。バッテリーの状態は上々で、変形や膨張もありませんでした。
2はノートPCですが、画像・動画編集用として外付けモニター・キーボードを使って、常時パネルを閉じて使っていました。バッテリー劣化が認められましたので、正規純正の新品バッテリーと交換しています。
どちらも状態が非常に良いので引き取り手が現れたのも幸いでした。
筆者が所有しているMacの2機種:
筆者のPC利用時間の95%以上はMacが占めています。オフィスアプリの利用や画像・動画編集のパフォーマンスを重視して、Macは約2年周期で更新しています。
これらはパフォーマンスも良く、MacBook Airはスリムで軽量、カッコ良いというのもあって愛用しています。
Windowsノートを手放す理由
Macをメインで使っているから
前述のとおりほとんどの作業は2台のMacで行いますので、Windowsの出番はほとんどありません。
13インチモバイルノートは結局一度も持ち出すこともなく、時折バッテリーケアとWindows Updateのために取り出して使う程度でした。
15インチ据え置きノートは、Macと画面・キーボードを切り替えて使えるようにしていたのですが、やはりWindows Updateのためだけに使うようになっていました。以前はMacで作成したExcelやWordの確認に使用していましたが、MacのExcelやWordも進化しマクロ以外はほとんど差がなくなりましたので、Windowsの出番が激減しました。
バッテリーの保守がやっかいだから
ノートPCですからリチウムイオン電池を内蔵しています。
使っているとバッテリー劣化も体感でわかりますが、筆者のWindowsノートPCのように使用していない場合でもバッテリーは着実に劣化していきます。特に長期保管だけしていると、いつのまにかリチウムイオン電池(正確にはリチウムポリマー電池)が膨張して危険な状態になったりします。
膨張して危険な状態になると、処分も限定されてしまいます。持ち出す必要がないのであれば、ノートPCは必要ありません。リチウムイオン電池がなくなれば破裂の心配もありません。
Windowsパソコンがゼロになると困る理由
ほとんどのことはMacでできてしまいますし、動画編集は4K動画でもMac mini M2 Proで楽々処理できます。
しかし、ExcelなどはMac版とWindows版で互換があるといえ、マクロは別です。VBAはWindows版でのみ動作しますので、これが最も大きいです。
Excelマクロがいつも必要なわけではないですが、必要なときに使えないのは致命的です。
ミニデスクトップで十分
筆者の作業スペースの問題もあり、大きなWindowsパソコンを置くことはできません。
しかし、ノートPCは必要もないのにバッテリーを内蔵していますので、本来しなくてよいバッテリーケアに気を使わないといけません。
そこで選んだのがミニPCで、今回はHP Elite Mini 805 G8を選びました。
筆者にとって初めてのAMD CPUですが、大昔のAMDと違って省電力性ではむしろ優れていますし、オフィス用途ならRyzen 5 5600GEで十分です。
ディスプレイとキーボードは、以前の据え置き15インチノートと入れ替えで、Mac mini M2 Proと切り替えて使えば済みます。
まとめ
今回2機種のWindowsノートを手放した最大の理由は、使用頻度が少ないのに経年変化で危険度が増すリチウムイオン電池使用機器を減らしたいからです。
Windowsが完全に不要というわけではないので、Windowsミニデスクトップを1台導入しました。
ノートPCは便利ですが、内蔵リチウムイオン電池がいずれは劣化し万一膨張してしまったときには、処分が厄介であることを忘れてはいけません。