iPhoneユーザーの私は例に漏れずAirPods(初代)を所有していますが、どうにも屋外では使えない。遮音性は限りなく低く音漏れも激しいので地下鉄の中で使うのはまず無理。しかし、Macで映画鑑賞に使うとぴったりなのがわかりました。
AirPods
概要と特徴
今更ですがAirPods(第1世代)について復習しておきましょう。
発売日 | 2016年12月13日 販売開始 |
駆動時間(本体) | 5時間 |
付属ケースでの充電回数 | 4回以上のフル充電 |
充電ケースへの充電 | Lightningコネクタ |
ワイヤレス充電 | 不可 |
対応コーデック | SBC、AAC |
ここまでなら今時の普通の完全ワイヤレスイヤホンと変わりません。しかし、そこはAppleでして扱いやすさが並ではないです。
初回ペアリングは対応するデバイス(主にはiPhone)に近づけてケースの蓋をあけると画面にポップアップが出るのでそれをタップするだけで完了します。
さらにAppleらしいのは、同じApple IDを使うデバイスであれば、Mac、iPad、iPhone、iPodとは再ペアリングなしで使えちゃうこと。
つまり、普段はiPhoneで使っていて自宅のMacで使おうとするならば、MacのBluetoothで接続操作をするだけです。同じApple IDのデバイスであれば、ペアリングは不要で接続操作のみ。
欠点
どんなものにも欠点は存在します。AirPodsとて同様です。
- カナル型に比べると外れやすい(いきなりぽろっと落ちることは滅多にない)
- 遮音性は限りなく低い
- 音漏れが激しい
電車の中で装着している人を見かけることも多いのですが、静かな音楽などは多分走行ノイズでかき消されますし、負けないくらいの音にすると耳に悪影響が出るでしょうし何よりシャカシャカと大迷惑です。
通勤電車など近くに人が大勢いるシチュエーションでは事実上使い物にならない。
ここだけ捉えると、なんでこんなクソイヤホンが売れるのが全く理解に苦しみます。今ならSONY WF-1000XM3のほうがはるかに超絶素晴らしいです。
映画鑑賞に使う
私は良く自宅のMacでNetflixやAmazon Prime Videoなどで映画などを見ます。リビングに自分のコーナーがありますので、家族がテレビを見ていないときは問題ありませんが、そうでない場合は音声がコンフリクトします。
これまでは普通にヘッドホンを使っていましたが、ヘッドホンだと家族に呼ばれてもわからないんですよね。
そこで思いついたのがAir Pods。
すぐに繋がるのはわかっていましたが、本気でMacにAirPodsを使ったことがありませんでした。
AirPodsをMacで使うメリット
使ってみてわかったのですが、映画鑑賞に使っているMacにAirPodsを使うのは結構メリットがあります。
- iPhoneと同じApple IDなので超簡単に繋がる。
- 左ユニットのダブルタップでブラウザで再生中の映画が一時停止、再度ダブルタップで再開。
- 右ユニットのダブルタップでMacのSiriを呼び出せる。
- 耳からユニットを外すと映画も一時停止する
- 接続が安定しており、同じ部屋にいなくても意外に音声が聞こえる。
- 映画でなくiTunesでも全く同じ操作になる。
AirPodsだから屋外で使うものだと思い込んでおりました。しかし通勤電車やカフェでは使い物にならないので、結局お蔵入りになってしまっていました。
密閉型オーバーイヤーヘッドホンは主に室内利用、AirPodsは屋外でというステレオタイプを捨てたことで活用がひろがったのです。
残念ながらWindows PCではこのような快適さの恩恵は受けられません、悪しからず。
まとめ
AirPodsはオープンエアータイプなので遮音性はゼロに等しく、盛大に音漏れするので通勤電車には不向き。
AirPodsは同じApple IDで認証されたiPhone/iPod/Mac/iPadではどれでも再ペアリングなしで即使える。
AirPodsを自宅内のMacで使うと、音楽鑑賞だけではなく映画鑑賞でも便利。オープンエアーの遮音性の少なさがむしろ便利に働く。