一度は乗ってみたいのがJR東日本の新幹線グランクラスですが、価格をみてひいてしまいますよね。そのグランクラスが列車・日付・区間に制約はあるものの半額で乗れます。海外に自由に行けるのままだまだ先ですので、機会があればちょっと贅沢国内列車旅はいかがでしょうか?
新幹線グランクラスとは?
東北・北海道新幹線(E5系・H5系)、北陸新幹線(E7系・W7系)、上越新幹線(E7系)に連結されているJRでは最上級の特別車両でグリーン車のさらに上のクラスです。
旅客機のファーストクラスに相当するものだと思えば良いでしょう
どういう車両なのか、百聞は一見にしかず。岩手めんこいテレビYouTube公式チャネルにJR東日本がスポンサーの番組の動画がありましたので御覧ください。
動画の時間も短く、テレビの公式動画なのでプロの取材・プロの編集・プロのアナウンサーなので安心してご覧ください。
サムネイルがあるので埋め込んでいますが、実際には埋め込み再生はできませんので下記サムネイルをクリックしてYouTubeから再生してください。
動画中にテロップがありますが、撮影のために特別にマスクを外していますが、通常は乗車時のマスク着用は必須ですのでご注意下さい。
グランクラスの料金
ファーストクラス相当ですからお安い訳はありません。
通常期の料金(4月1日乗車の料金)の片道運賃込み料金は以下の通りです。所要時間は4月1日の14時台かそれに近い時刻の列車の所要時間です。
料金の[ ]は一時間あたりの単価です。面白いので試しに計算しました。
東京-金沢(2時間55分) | 27,480円 [9,421円/時間] |
東京-新潟(2時間06分) | 17,570円 [8,366円/時間] |
東京-仙台(1時間31分) | 20,310円 [13,391円/時間] |
東京-新青森(3時間09分) | 27,620円 [8,784円/時間] |
東京-新函館北斗(4時間12分) | 39,320円 [9,123円/時間] |
いずれも結構お高いですね。
時間単価で見ると、一番損なのは東京-仙台間のグランクラス、一番割安なのは東京-新潟。とはいえ、東京-仙台以外、東北新幹線なら新青森か新函館北斗まで行けば割高ということはなさそうです。
グランクラスのメリット
以下のサービスは新型コロナ以前の通常時期のものです。
豪華なシート
・コントロールパネルの操作により、背もたれ、座面、レッグレスト、フットレストが連動し、最大45度までリクライニング
・グリーン車よりも柔らかい専用のヘッドレストピロー
・2段階に大きさを調整できるテーブルを肘掛け内に収納
・肘掛上にはコンパクトなサイドテーブル
・角度を自由に調整できるデスクライト
・2人掛け座席のシート間には、半透明のパーテーション
・肘掛け前方部分の電源コンセント
・片側1列・2列のゆったり配置
軽食・飲み物サービス
・車内での軽食と飲み物サービス(サービスが提供されない列車もあります)
ビューゴールドラウンジ(東京駅)の利用
東京駅発に乗車の場合は、ビューゴールドラウンジが使えます。
筆者はあいにく利用経験がありませんが、写真などを見ているとJALサクララウンジ、ANA LOUNGE相当のようです。
ファーストクラス相当の特別座席ですがラウンジはさすがに航空会社のファーストクラスラウンジとはいきません。
また、ビューゴールドラウンジは改札外です。
現実には飛行機に例えるなら「カード会社のラウンジ」相当だと思えば良いと思います。
実際「ビューゴールドカード」のためのラウンジですから。
コロナ関連
1月 16 日(土)以降に運転するすべての列車のグランクラスの発売は見合わせとなっています。
アテンダントによる飲料・軽食サービスを提供する以下の列車ではグランクラスの営業は中止となっています。
飲料・軽食サービスが提供されないグランクラスを事前に予約済みの場合に限って乗車可能です。
お先にトクだ値スペシャル(グランクラス)
「お先にトクだ値スペシャル」(グランクラス)は乗車日20日前の午前1時40分までに申込めるえきねっと会員限定、列車・席数・区間限定、インターネット予約限定のお安いきっぷです。
グランクラスの設定期間は2021年4月1日から9月30日となっています。
・指定された列車・座席以外へのご乗車はできません(自由席含む)
・列車・席数・区間には制限があります
・対象列車の停車駅に設定(実際の乗車区間にかかわらず、お申込みの際の乗降駅は、設定区間の駅名で購入)
・列車ごとに停車駅は異なり通過駅には設定がない
・申込みは乗車日20日前の午前1時40分まで。
・新幹線eチケットサービスでのみ予約&乗車が可能であり窓口では買えない。
お得な料金
今回の「お先にトクだ値スペシャル」でグランクラスに乗車できるのは東北新幹線限定となっており、上越新幹線や北陸新幹線の設定はありません。
東京ー仙台 | 9,000円 (通常20,310円) | 仙台以外では那須塩原/郡山/福島/一ノ関/盛岡が設定されています。 |
仙台まで通常ですと20.310円のグランクラス(乗車券含む)なのが9,000円です。駅で普通席のきっぷを買うと11,610円なのでめちゃくちゃお得です。
所要時間が1時間30分程度と短いのであまり楽しむ余地はないかもしれませんが….。
ちなみに普通席の「お先にトクだ値スペシャル」で東京-仙台間なら5,600円です。
これで東京-新函館北斗の設定があれば、筆者も乗ってみたかったのですが仙台はちょっと近すぎます。
東京から最遠駅
「お先にトクだ値スペシャル」(グランクラス)の設定があるなかで、東京から一番遠いのは盛岡のようです。
グランクラス | 通常きっぷ | お先にトクだ値スペシャル |
東京-盛岡(2時間18分) | 23,910円 | 10,550円 |
なんと、半額を切っていますね。通常のきっぷでの料金の44%です。
乗車時間も2時間半近いので多少はゆっくりできるでしょう。
えきねっとでの予約方法
最後にPCでのえきねっとWebサイトでの予約方法を紹介しましょう。スマートフォンでも基本は同じです。
本記事執筆時点(2021年3月15日)では、新型コロナウイルス感染症拡大のためJR東日本の新幹線線全線でのグランクラスは発売されていません。したがって下記手順でもグランクラスは通常料金のものでも一切表示されません。50%割引の「お先にトクだ値スペシャル」もこの制限が解除されてから予約・購入が可能となります。
以下の手順では上記制限解除されたと仮定しての説明となります。
会員登録!
まずは会員登録が必要です。
きっぷを買うための登録ですので支払い方法としてクレジットカード登録が必要です。
筆者はViewカードを登録していますが、他のVISAやMASTER、JCB、アメリカンエクスプレス、ダイナースでもOKです。
以降の説明は会員登録が終わっているという前提で始めます。
予約の仕方
えきねっとのWebサイトトップに入り、右上の「会員メニュー(要ログイン)」をクリック。
次の画面の中程より下にある「会員メニュー」の欄の「JR券申込履歴の確認」(JR券申込サービスへ)のボタンをクリックしましょう。
まだ予約していませんが、新規の予約もこちらから入ります。
次の画面の中程より下の「会員さま向けサービス」欄の「空席状況を確認しながらきっぷ予約」をクリックします。
ここから先はログインが必要なのでログインしましょう。
乗車日、出発時刻、利用区間を入力して「以上の内容で空席を確認する」をクリック。
本来ならはやぶさにはグランクラスが連結されていますので予約可能なはずですが、現在はコロナの影響でグランクラスの発売が中止されていますので出てきません。
コロナの状況が改善され次第、50%割引のグランクラスがでてくるはずです。
まとめ
新幹線のファーストクラスといえる「グランクラス」に50%オフで乗車できるのが「お先にトクだ値スペシャル」。(現在はグランクラスそのものがコロナの影響で販売中止中ですが状況が変わり次第販売されると思われる)
「お先にトクだ値スペシャル」は乗車日・予約&購入可能期間・列車・区間に制限がある。
今回は9月までの設定で、東北新幹線の東京-盛岡までの設定がある。
上越、北陸、東北の盛岡以北(新青森や新函館北斗)の設定はない。
東京から盛岡まで通常きっぷだと23,910円のところが「お先にトクだ値スペシャル」だと10,560円と格安。