偶然の一致:JALカレンダーとANAカレンダーの3月はどちらも「34L」だが、それはどこ?

偶然の一致:JALカレンダーとANAカレンダーの3月はどちらも「34L」だが、それはどこ?

JALやANAからは条件が揃えばカレンダーがもらえるのですが、今年のJAL FLEETカレンダーとANA卓上カレンダーの3月はどちらも偶然羽田空港A滑走路の写真でしたので紹介しましょう。

もらえるカレンダー

JAL

以下の会員はカレンダーをもらうことができます。

・JAL CLUB-Aカード会員
・JAL CLUB-Aゴールドカード会員
・JAL グローバルクラブ会員

選べるカレンダーは2つのタイプで壁掛けの普通版とデスクに置く卓上版です。

2021年カレンダーの卓上版はJAL FLEETカレンダーのみ、普通版はA WORLD OF BEAUTY カレンダー、ARTカレンダー、JAL FLEETカレンダー、美ら島物語カレンダーがあります。

今年は「JAL FLEETカレンダー」にしました。

ANA

ANAのカレンダーのプレゼントは以下の会員が対象となります。

・ANA スーパーフライヤーズカード会員
・ANA マイレージクラブ ダイヤモンド会員
・ANA マイレージクラブ プラチナ会員

選べるカレンダーはANA卓上フライトカレンダーとANA壁掛けカレンダーの2種類です。

実は、この記事で取り上げたカレンダーは実はこのカレンダーではなく株主に送られるカレンダーです。

9月30日現在の株主名簿に記載され100株以上ご所有の株主様に12月初旬に、年末のご挨拶として、翌年のカレンダーをお送りしています。
出典:ANAホールディングス 配当・株主優待情報
   https://www.ana.co.jp/group/investors/personal/shareholder_return/

ANAの株主(一応株を持っています)に送られてきたカレンダーは卓上カレンダーですが、マイレージクラブの卓上カレンダーより紙質は上質で分厚くリング綴じの良いものです。

3月がこれだ!

まさに偶然だと思います。

大きいほうがJAL FLEETカレンダー、小さいほうが株主向けのANA卓上カレンダーでどちらも3月です。

JAL機は羽田空港A滑走路で南に向けて離陸直後です。
ANA機は成田空港A滑走路で北に向けてこれから離陸です。

ちなみに、ANAマイレージクラブの卓上カレンダーは旭川上空を飛ぶ737-300でした。



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34L?

世界のどの空港の滑走路でも端っこに数字が書かれています。

滑走路の端に書かれた数字は「滑走路指示標識(runway numbers)」と言い滑走路の向いている方角を示します。

数字は0度~360度の十の位と百の位を指します。

すなわち真北は「0(ぜろ)」….ではなく「36」(360 度)、真東は「09」(90度)、真南は「18」(180度)、真西は「27」(270度)です。

同じ方向に並行滑走路がある場合は、右側にR、左側にLをつけます。真北に向かって2本あれば左が36Lで右が36Rとなります。

羽田空港のA滑走路は陸側にあり北に向かうと340度なので、陸側がA滑走路で「34L」、海側がC滑走路で「34R」です。同じ滑走路でも北端から南に向かうと陸側のA滑走路は南向きで右側にあるので「16R」、海側のC滑走路は南方向には「16L」となります。

東西方向に伸びる京浜島より(北より)のB滑走路と南よりのD滑走路は一見並行のようですがわずかに角度がずれており、海よりのD滑走路は西に向かう方向には「23」、京浜島よりのB滑走路は西に向かうのは「22」となっています。

成田空港のA滑走路とB滑走路は並行滑走路で、偶然かどうかわかりませんが羽田空港と同じ方向に向いています。

すなわち成田空港A滑走路は北に向かうのが「34L」南に向かうのが「16R」、B滑走路は北に向かうのが「34R」で南に向かうのが「16L」となります。

 

すなわち上の写真では、
・JAL機は羽田空港A滑走路から南に向かって離陸直後
・ANA機は羽田空港A滑走路から北に向かってこれから離陸
ということになります。

宮崎ブーゲンビリア空港は滑走路が海岸と直角につくられていて東西に向いていますから、滑走路指示標識は海からのアプローチは「27」、陸からのアプローチは「09」です。

那覇空港は従来滑走路1本でしたが、海側に第1滑走路と並行に第2滑走路が作られました。那覇空港は真北・真南に向いているので「18L」「18R」「36L」「36R」となります。第1滑走路にマーキングされているのは「36L」「18R」となります。

成田空港と羽田空港のA滑走路、成田空港のB滑走路と羽田空港のC滑走路の「滑走路指示標識」はどちらも同じ表記なのです。

まとめ

まとめるほどのことはありませんが、JAL FLEETカレンダー(普通版)の2021年3月、ANA株主向け卓上フライトカレンダーの2021年3月はどちらも「34L」ですが羽田と成田で違う空港だった。



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