愛用のWindowsノートPC HP Spectre x360-13と最近購入したMacBook Air (M1)の物理的な比較をしてみました。同じ公称13インチディスプレイですが、並べてみるとかなり違うことがわかります。
数字で比較
ここではCPUやメモリなどではなく物理的なサイズなどで比較してみます。
HP Spectre x360-13 | MacBook Air | |
横(mm) | 307.0 | 304.1 |
縦(mm) | 194.5 | 212.4 |
厚さ(mm) | 18.5 | 16.1 |
重さ(g) | 1,250 | 1,290 |
ディスプレイ | 13.3型 | 13.3型 |
解像度 | 1920 x 1080 | 2560 x 1600 |
横はほぼ同じ大きさ、縦(奥行き)はMacBook Airのほうがおよそ2cm近く大きく、厚みは最厚部で2.7mmほどSpectre x360-13のほうが分厚く、重さは40gの違いなので誤差の範囲。
こうして大きさや重さだけ比べると大差ないですが、ディスプレイ解像度は相当差がありますね。
写真で比較
次は写真で比較します。
まず横並びで斜め上から撮ってみます。
奥行きの差がパームレストとタッチパッドの大きさの差になって現れています。
使ってみると、モバイル状態(例えば座って膝の上)でタイプするときなどは、大きめのMacBook Airのパームレストのほうがかなり楽に感じます。
筆者の場合は、手のひらの付け根の部分をパームレストにおいてほぼホームポジションでタッチタイプをしますので、格段にMacBook Airのほうが使いやすいです。
タッチパッドの操作性はかなり異なっていて、MacBook Airのほうが大きいのでポインティングしやすいし、クリックが非常に軽いのでマウスカーソルを動かしてクリックというのが快適です。(これについては後述)
一方、HP Spectre x360-13のほうは、タッチパッドが相対的に狭いのでやや使いづらいのに加えて、クリックが重くて使いづらいので、どうしてもマウスを使いたくなります。実際宅内で使うときはマウスを使いますが、MacBook Airではマウスは基本的には使いません。
閉じた状態で上から取るとMacBook Air(下)のほうが手前にはみ出ているのがわかります。
キーボードそのものはどちらも照明付きですしタイプもしやすいので優劣は感じません。
HP Spectre x360-13のパネルのほうが随分分厚いです。
HP SPECTRE X360-13は結構スリムで格好良いのですが、MacBook Air(M1)には勝てません。
側面全体を比較しますと、底部の丸みのある部分は大差ないですが、そうでないゴールドに光っている部分はかなりHP Spectre x360-13のほうが分厚く感じますし、前述のようにパネル部分はMacBook Air (M1) のほうが相当薄いです。
物理的な面からの使い良さ
大きさは大差ないのですがカタログ寸法以上にMacBook Air (M1) のほうが薄く感じますし、かばんへの収まりもMacBook Air (M1) のほうがスッキリします。
前述のようにMacBook Air (M1) のほうが奥行きが長い分パームレストとタッチパッドが大きくタイプしやすく、ポインティングしやすく仕上がっています。
何よりタッチパネルがHP Spectre x360-13ちょっと硬い(Windows PCとしては普通だと思いますが)のですが、MacBook Air (M1) は感圧タッチパッド+触覚フィードバックのおかげで格段に使いやすいものになっています。
すなわちHP Spectre x360-13は物理的なスイッチを押すのがタッチパッドのクリックですが、MacBook Air (M1) の場合はスイッチを押してタッチパッドが沈むのではなく押した圧力を感じて、カクンというフィードバックを返してくれるので、物理的に押し込む必要がありません。iPhone 8やiPhone SE(第2世代)のホームボタンと同じ仕組みです。
画面サイズも高さがMacBook Air (M1) のほうがあるので表示領域も多少広くなります。
なんだかんだ行ってもフルHDの16:9比率の横長は高さで不利であることを感じます。
まとめ
HP Spectre x360-13とMacBook Air (M1) の寸法と重さは縦(奥行き)以外はほとんど差がない。
MacBook Air (M1) のほうが2cmほど縦が長い分パームレストとタッチパッドが多くなりタイプしやすくポインティングしやすい。
HP Spectre x360-13のタッチパッドクリックは物理的なスイッチだが、MacBook Air (M1) は感圧タッチパッドと触覚フィードバックのおかげでクリックが非常に軽くて快適であり、もう普通のタッチパッドには戻れない。