以前はそうでもなかったのに、最近PCで何も作業していないのにPCのファンがうるさいなぁと感じませんか?いろいろな原因がありますが、まず見るべきところは●●●なのです。
筆者のメインPCに起きたこと
Windows PCで筆者がメインで使っているのは “OMEN by HP 15” というCore i7-9750HでGPUにRTX 2060を使ったゲーミングPCです。
ゲーミングPCといってもゲームは全くしませんが動画編集は時々やっています。
ゲームに必要な性能と動画編集に必要な性能はかなり近いのでゲーミングPCなのです。
これはノートPCなのですが、場所の関係で画面を閉じたクラムシェル状態で外部モニターで使っています。
昨年4月に購入して以来絶好調で、内蔵HDDをSSDに換装してからさらに好調でした。
しかし最近なんだか変です。
以前であれば何もアプリが動いていない(バックグラウンドでも重い物は動いていない)状態だとすぐにファンが低速回転になるか停止したのですが、このところなんだかうるさいのです。
そもそもPCのファンは内部を冷却するためにあります。一定速度で回っているわけではなく温度(CPUやGPUなど)の温度に応じてゆっくりになったり速くなったりします。
通常、CPUやGPUに負荷がかかることやるとファンの回転は速くなり、何もしないとゆっくりになります。
そこでタスクの状況などを確認しますが、特に変わりなくCPUロードも問題なし。
HWMonitorで見ると、以前はこうしたGUI負荷が殆どないときはCPU温度、GPU温度は60度を超えなかったのですが、今は60度以下にはならないようです。
ふむ、ファンが回る原因はなんとなくわかったがなぜ温度が上がる?
・CPUを使うタスクが動いている→今回は該当せず
・ファンあるいは温度センサー(CPUやGPU内蔵)の故障→ちょっと可能性は低い
・クーリング不調→ん?
チェックすべきは3番め
OMEN by HP 15のクーリングはゲーミングPCだけあってしっかりしているのです。
このHPの動画にあるようい、底面の2つの吸気ファンから外気を吸い込んでクーリングして、排熱は側面と背面(ヒンジのある側)から出しています。
さらにそのまま置くのではなく、隙間を開けてなおかつ放熱を良くするために、穴が空いてゴム脚付きでノートPCと棚の間を開けるもの(名前がわからない)を使っています。
原因は給気口のアレだ
ノートPCなので筐体内のチェックはかなり大変ですが、外側のエアーフローなどのチェックは簡単。
ケーブルをちょこっと外して取り出してみたらすぐにわかりました。
底面の吸気ファンの埃よけガードに綿埃がぎっしり。(写真はイメージ写真で実物ではありません)
本来であれば、ばらしてエアーでホコリを飛ばすところですが、そこまでのこともなさそうなので、ハンディのダイソンで外側からブワーーーーーーと吸い取ります。
一応、外側から見てみましたが中はそうでもなさそう。
ついでにPCのあった棚もダイソンでキレイキレイにします。
きれいになったところでPCを戻して起動。
起動後ログインしてしばし放置するとファンは昔通り静かになりました。
HWMonitorで見るとCPUもGPUも60度未満の40度後半から50度半ば。
原因は吸気用クーリングファンの給気口側にへばりついたホコリで、エアフローが悪くなっていたのです。
教訓(PC自作歴も相当あるのに今更ですが)
PC歴は相当長いので恥ずかしいのですが、自戒の意味で書いておきましょう。
1:PCは半年に一度は吸気ファンあたりを掃除しよう。
2:デスクトップなら年に一度は配線を外して本体カバーを外して中のホコリをエアーで飛ばそう(直接掃除機とかかけないように)。
3:ノートPCなら棚のホコリや冷却ファンの給気口の掃除もお忘れなく!
おそまつさまでした。