JALは4月からの国内線特典航空券実質改悪や運賃改定を発表していますが、今回はクラスJやファーストクラスへの当日アップグレード料金の改定、一部料金の改定を発表しました。
改定内容概略
詳細はJALのプレスリリースに記載されおりますので、ここでは多くの人に関係ありそうな部分の概略を記載します。
[JALプレスリリース] JALグループ、2022年度国内線運賃の一部変更を決定
https://press.jal.co.jp/ja/release/202203/006597.html
大人普通運賃 往復割引 株主割引 | 約8%の値上げ(普通席) |
クラスJ当日UG | 現行:一律1,000円 改定:路線により1,000円〜3,000円 |
ファーストクラス当日UG | 現行:一律8,000円 改定:路線により10,000円〜12,000円 |
株主割引は株主でなくてもチケットショップで株主優待券を買えば利用できますので、値上げインパクトは大きいですね。
クラスJとファーストクラスの当日UG
クラスJも空席があれば1,000円でUGできるのですごく人気がありまして、経験的にも当日UGはかなり取るのは難しいです。
ファーストクラスが常時導入されているのは、
・羽田-新千歳
・羽田-伊丹
・羽田-福岡
・羽田-那覇
・伊丹-那覇
の5路線で、羽田-伊丹以外は1時間半程度以上かかる路線ばかりです。
ANAのプレミアムクラスに搭乗しても使えるラウンジは通常のANAラウンジであり、ダイヤモンド会員向けのANA SUITEラウンジは使えません。
しかしJALのファーストクラスはサクララウンジではなく、上級のファーストクラスラウンジが使えます。これは当日UGでも同じ。
クラスJ
クラスJの当日UGはこれまで一律1,000円でした。
これが例えば以下のようになります。
・羽田-伊丹:2,000円
・羽田-新千歳:2,000円
・羽田-那覇:3,000円
筆者がよく利用する、羽田-小松路線は1,000円のまま据え置きです。
ファーストクラス
こちらは2,000円〜4,000円の値上げとなります。
・羽田-新千歳:10,000円(+2,000円)
・羽田-伊丹:10,000円(+2,000円)
・羽田-福岡:10,000円(+2,000円)
・羽田-那覇:12,000円(+4,000円)
・伊丹-那覇:10,000円(+2,000円)
利用した経験でいうと、1時間半以上のフライト時間がある羽田-福岡やそれ以遠であれば使い応えがありますが、羽田-伊丹は食事サービスに充てる時間が短くて結構慌ただしいので、ちょっと勿体無いです。
ですが、もし機会があればぜひ一度使ってみてください。できれば羽田-伊丹以外の路線で使ってみてください。特に羽田から新千歳あるいは那覇の路線だと結構ゆったりと過ごせて食事などのサービスを堪能できます。
適用期間
2022年4月15日(金)購入分から適用となります。
搭乗期間は2022年4月15日(金)〜2023年4月11日(月)
2022年4月15日(金)以前に予約していても、購入・発券が2022年4月15日(金)以降になる場合は新運賃が適用となります。
適用期間がずいぶん半端ですが….。
まとめ
めちゃくちゃ高くなるわけではありませんが、株主割引では8%ほどの値上げとなり、クラスJ当日UGは1,000円一律から路線により最高3,000円になる。
ファーストクラスの当日UGも一律8,000円から10,000円に、那覇線だけは12,000円に値上がりになる。