話題作「トップガン マーヴェリック」をMX4Dで観てきました。これ、もう、下手なテーマパークを超えている…..。
座席がガンガン動くMX4Dで、トップガンのドッグファイトシーンを観たくなります。
予めトップガン(1作目・字幕版)を見よう
ネタバレになるといけないのでストーリーのことは細かくは言いませんが、見に行く方は是非Amazon Primeなどで一作目の「トップガン」を見て予習しておきましょう。
人間関係など一作目を知らないと良くわからない部分があります。
トム・クルーズが若い…!
Amazon Primeで配信されている吹き替え版は、俳優の塚本高史氏がトム・クルーズの声をやっていますが正直って酷すぎます。まるで学芸会のセリフです。トム・クルーズの声は森川智之氏のイメージがありますが配信では見ることができないようです。Amazon Primeならば字幕版で鑑賞しましょう。
この曲は聞いたことがあるでしょう。
もっと有名なのはこれですよね。
グース役のアンソニー・エドワーズはERでグリーン先生を演じていました。
アンソニー・エドワーズはERのグリーン先生役では脳腫瘍で他界し、トップガンのグース役では脱出の際にキャノピーに頭部を激しくぶつけてしまい他界するという、どちらも頭部が原因で高いするという皮肉な役回り。
リアルのアンソニー・エドワーズは59歳で健在です、念の為。
トップガン マーヴェリック
さて一作目を見た後でいよいよトップガン マーヴェリックです。
2022年5月27日に米国、カナダ、日本で劇場公開されました。
ストーリーは申し上げませんが、今回はなぜか第5世代のF-22やF-35ではありません。
レーザー誘導が使えるのはF/A-18 ホーネットということでF/A-18に白羽の矢が立ち、今回の機体はF/A-18です。なので映画館ではF-18の席が売れるとか(笑)。
見どころ:ポンコツF-14と第5世代戦闘機のドッグファイト
どのあたりで出てくるかは伏せますが、F-14と敵第5世代戦闘機のドッグファイトシーンがあり、なんとF-14が第5世代戦闘機に勝ってしまいます。
まず、なぜ今更F-14 トムキャットなのか?それは1作目では機体の主人公はF-14だったからでしょう。マーヴェリックとグースが乗っていた複座機はF-14。
そんな馬鹿な、F-14が第5世代戦闘機に勝てるのかよ?という意見多数!
しかし、第5世代戦闘機はステルス性能を重視し、発見される前にこちらから攻撃して相手を倒すのを第一に開発されました。
映画では敵基地にあったF-14を奪取して脱出するのですが、その際に基地に配備されていた第5世代戦闘機とドッグファイトになります。
ドッグファイトでは相手を目視できますので、対レーダーのステルス性は無意味です。ドッグファイトでは速度よりも旋回性能や機動性が重要になります。
さらにF-14は対空戦闘性能を重視して開発された機体なので、こうしたシーンではパイロットの腕次第で第5世代戦闘機に勝てる可能性はあると言えます。
作中では敵機は第5世代戦闘機だと言われています。現実では第5世代戦闘機は中国のJ-20、ロシアのSu-57、アメリカのF-22とF-35だけが実戦配備されています。映画で見ていると機体の外観からSu-57にしか見えず、すなわち敵国はロシアのようです。台詞でSu-57とかいうと政治に荒波を立てることになりかねないので、単に第5世代戦闘機と言っているだけでしょう。
実際のSu-57はステルス性能を多少犠牲にして機動性・旋回性能を重視しているという話を聞きますので、この映画のようにF-14で勝てるかどうかは微妙でしょうが、そこはトップガンの優等生のマーヴェリックです。神パイロットですから可能なのでしょう。
MX4Dで観るトップガン マーヴェリックは凄すぎる
TOHOシネマズなど東宝系の映画館で導入されている体感型シアターシステムです。
MX4D(エムエックスフォーディー)は、アメリカ合衆国のMediaMation社によって開発された4D映画システムであり、座席の動き、臭い、水などで映画の演出を行う。座席が映画の内容に合わせて様々な方向に傾斜したり、エアーブラストが用いられたり、触覚を感じさせる演出が行われたりと様々な技術が使用されている。主にTOHOシネマズの一部の劇場のスクリーンで導入されている。
出典:Wikipedia 「MX4D」
テーマパークにある座席がガンガン動くやつと似ていますね。
座席が前後左右にゆっくりあるいは急激に傾斜したり、背中や座面からガンガン振動がきたり、顔に霧が吹き付けられたり、風が吹き付けたりということで体感型なのです。
静かな映画には全く向いていませんのでMX4Dではアクションの激しいやつとかが向いているでしょう。
今回のトップガン マーヴェリックなんかまさにぴったりです。
首都圏ではTOHOシネマズ(新宿・西新井・六本木ヒルズ・府中・ららぽーと船橋・柏・海老名・川崎・富士見)で導入されています。京阪神では梅田・泉北・くずはモール・二条・西宮のTOHOシネマズで鑑賞可能です。TOHOシネマズでは通常料金に1,000円が加算されますので、一般だと1,900円+1,000円の2,900円が鑑賞料となります。
F/A-18が空母から発艦するときに一瞬浮くような感じになり(座席がちょっと前に傾く)そのあと轟音とともに急上昇するので座席は上向きになりシートからはガンガン振動がきます。旋回するときにはその方向に座席が少し傾いたり。地味なところではトム・クルーズがバイクに乗っているシーンでは座席にバイクのエンジン振動のような振動がきます。
もう没入感抜群。
今回のトップガン マーヴェリックはまさにMX4D向けです。
トップガン マーヴェリックは絶対MX4Dでみる価値があります。
下手なテーマパークが色褪せます。
ただし、日本ではMX4Dでの上映は吹替版のみのようで字幕版はMX4Dでは上映されていません。
まとめ
MX4Dは主にTOHOシネマズで採用されている体感型の映画システムで、シーンに合わせてシートが前後左右に動いたり、風や霧(ごく少量の水飛沫)閃光や振動など全部で11種類の特殊効果が得られるものである。
ダイナミックな動きのある映画に適しており、特にトップガン マーヴェリックなどは最適だと言えるので、機会があれば是非体感することをお勧め。
F-14と第5世代戦闘機という性能の違いすぎるドッグファイトは見ものである。