サンライズ出雲・瀬戸のシングルDXの半数は今時まさかの喫煙個室があるという前時代的な車両

サンライズ出雲・瀬戸のシングルデラックスは居住性が良いために、競争率が非常に高くなかなか取れないのが実情のようですが、なかなか席が取れない理由の一つは今時なのにまだあったの？という理由があります。それが半数は喫煙個室ということです。え！？半数も？50%ですか！？

シングルデラックス

サンライズの中で唯一のA寝台であり、出雲・瀬戸で各々6室しかない豪華な部屋です。

前の記事でも紹介したAt JAPANさんのYouTube動画をご覧ください。

いいですねぇ、乗りたい！でもなかなかとれない。

旅行スケジュールはサンライズのシングルデラックスが取れるかどうかで決まりそうです。

予約困難な理由には喫煙個室の存在も

Webで一ケ月以内の予約状況を見ると、シングルデラックスに限らずほとんど売り切れなのです。しかし時々A寝台シングルデラックスに売れ残りがあります。

今時12 時間を超える長距離フライトでも完全禁煙なのに、寝台列車とはいえこれだけ多くの喫煙個室は時代錯誤も甚だしいです。もちろん飛行機はキャビン全体が一つの大きな部屋でありますが、サンライズはノビノビ座席意外は全て個室という違いがあるので一緒にするのはあやまりですが、それにしても半分って多くないですか？

4号車・11号車の2F（A寝台サンライズデラックス）

4号車・11号車の1F（B寝台サンライズツイン）

6号車・13号車（B寝台シングル20室・シングルツイン3室）

全室喫煙可能
両隣の車両も多少臭い「かも」しれないが車両が違うので空調経由で匂うことはなさそうだ

シングルデラックスが取れない理由の一つがここにある様な気がします。

ですから非喫煙者が快適な旅をするためには、安全側に倒して必ず禁煙個室を取るわけですね。

それにしても非喫煙者がかなり増えている昨今においても、A寝台の半数が喫煙なんてどうかしていると言わざるをえません。

厚生労働省「厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」／令和元年」によれば、20歳以上の全世代・男女総数でみると、毎日吸っている人は15.8%、時々吸う時がある人が0.9%、1ヶ月以上吸っていない人が7.8%、吸わない人が75.5%です。総数の80%以上が吸わないわけです。

さてサンライズのシングルデラックスで禁煙個室を取ろうと思えば、事実上出雲・瀬戸で各3室しかない禁煙個室を争うことになりますのでそりゃとれないわ。さらに喫煙室の隣の23号室は臭いが流れてくるという話もあるようなので事実上21号室と22号室の2室のみです。

B寝台でも6号車と13号車は全室喫煙個室というのは驚異という他はない。

人によってはたばこは吸わないけれど、そこまで臭いに神経質ではない人はどれでもありかもしれません。筆者は結構敏感なのでせっかくの旅に不快なリスクは減らしたい。

臭い客室で旅はしたくない

これだけ喫煙個室・車両が多いというのを知ってかなりがっかりしました。

余談ですが、筆者の経験ではオフィスでもかつて喫煙可能だった部屋を禁煙にしてクリーニングしても絶対に匂いは消えません。クロスを張り替えても壁を塗り替えても空調内部に残ります。サンライズは喫煙室のある4号車・6号車・11号車・13号車を内装と空調システムを完全に入れ替えるくらいしか完全に臭いを消す手段はないでしょう。そんな金は出せないでしょうから未だに残っているのだと推測します。

21号室か22号室のA寝台シングルデラックスが運良くとれそうならいいですが期待薄ですよね。

公平を記すべく、喫煙個室にたばこ嫌いがのったけれど意外に匂わないという動画もありましたので掲載しておきます。

臭いの感じ方は生粋の非喫煙者でもかなり違うということを頭においてくべきで、自分がどの程度敏感なのかでかわってくるでしょう。

Yahoo!知恵袋を見てみると、ドアをあけると途端に臭ってきたというのも少なくないので、吸わない人は6号車・13号車の全室喫煙個室は絶対避けた方が無難です。

一方、4号車・11号車で半数が喫煙個室の車両では、喫煙個室であってもあまり感じないという方が多い様に思いましたが、喫煙個室に隣接する部屋ではトンネルなどに入ったときに空調から微かに流れ来るという情報もありました。シングルツインでは下段は問題なけれど上段は少し臭うという情報もありました。

まとめ

サンライズを予約する場合は喫煙個室や喫煙車両が多いことに要注意。

シングルデラックス6室＋6室のうち半分が喫煙個室で、それに隣り合った禁煙個室もニオイが流れてくることもあるそうだ。

6号車と13号車は全室喫煙個室なので隣り合った車両も危ないかもしれない。