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5年経過したWindowsのHPノートPCのバッテリー劣化状況と交換について

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日常使用PCはMac mini(M2 Pro)とMacBook Air(M3)ですが、一応Windows PCを持っており、うち1台がOMEN by HPです。通常はクラムシェル利用で常時ON(スリープ使用)にしているのでバッテリーも消耗しているはず。バッテリー交換すべきか?交換するとしたらどうすれば良いのか?

注意喚起 本記事は内蔵バッテリーの自力交換を推奨しているものではありません。本来はメーカーの正規保守にて対応してもらうべき内容です。自力交換の際には必ず純正パーツを利用し、取り出した古いバッテリーは正しく回収業社に回収してもらいましょう。

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OMEN by HP 15-dh0010tx

筆者の5年選手のWindowsノートはこういうPCです。

・メーカー:HP
・機種:OMEN by HP 15-dh0010tx
・購入:2020年4月(丸5年経過)
・モニター:15.6インチ・ノングレア
・CPU:Core i7-9750H
・GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060
・MEM:16GB(8GB x 2)
・SSD1:SSD (PCIe NVMe M.2)
・SSD2:SSD (SanDisk SSD Ultra 3Dシリーズ 2.0TB SDSSDH3-2T00-J25)
オリジナルは1TBのHDDであったが換装した

当時としてはそこそこ高性能なゲーム仕様機です。

筆者はゲームは一切やらないのですが、動画編集はしますで当時としては財布の許す範囲で動画変種に向いた機種(=ゲーム機でもある)で選びました。

今は動画編集はMac mini(M2 Pro)でこなしますし、写真の処理なども全てMacを使用しています。つまり通常PCでやることのほぼ99%くらいはMacで済みますので、OMENは完全にメインPCの座を降りています。でも、たまにWindowsじゃないとできないことが、本当にたまにあるんですよね、これが….。

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電源入れっぱなしで5年使ったバッテリーの交換

クラムシェル(パネルを閉じても電源が切れないように設定)で使っているので、電源オフや休止はせずMac同様にスリープのみで、キータッチ等でウェイクするようにしています。オフにするといちいちパネルをあけて電源スイッチを押さないとけないですし、そのためには少し小物を移動させたりするので面倒なのです。

こういう使い方で5年経過しましたのでバッテリーの状態が気になります。

HPノートPCでのバッテリー状態の確認方法

HPノートPCはほぼ全て共通だと思いますが、「HPサポートアシスタント」というプレインストールアプリを使用します。

STEP-1:スタートメニューから「HPサポートアシスタント」を起動します。

STEP-2:ウィンドウ左側のハートに心電図のようなアイコン(デバイスの状態)をクリックします。

STEP-3:ウィンドウの表示が変わるので、画面上部中央の「バッテリー」をクリックしますと、バッテリーチェックが始まります。時間はたいしてかかりません(1分か2分程度)。

STEP-4:特に問題がなければこのような表示になります。

STEP-5:ここで「詳細情報を表示」をクリックしますと、詳細なバッテリーの情報が表示されます。注目するのは「サイクル回数」「フル充電容量」です。

筆者のOMENのサイクル回数は4回と表示されています。iPhoneでは500回が目安とされていますが、OMENの場合は1000回が目安のようです。

フル充電容量は設計容量と違ってバッテリーが劣化していくとフル充電しても充電される容量が小さくなりますので、「フル充電容量」/「設計容量」x 100の値が消耗度合い(%)になります。

上のリンク先のFAQに「いつバッテリを交換すればいいですか」というのがあり、回答は「通常は3~5年間後に、ノートブックのバッテリの交換が必要になります」ともあります。

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HPノートPCのバッテリー寿命判断

「HPサポートアシスタント」で調べた「フル充電容量」の隣に表示される%の値が消耗度合いとなります。

これによれば「フル充電容量が設計容量の40%以下を下回るとバッテリー の寿命判断し、バッテリーの交換が必要と表示されます」とありますので、iPhoneのように80%ではなく40%が目安です。

期間的には3~5年使うとバッテリー交換が必要になるともあります。

筆者のOMENは5年経過で68%(48Wh / 68Wh)なので消耗だけを見ればまだいけますが、5年経過しているので、あまりのんびりしていると純正バッテリーが入手できなくなります

純正バッテリーパーツ番号の調べ方と交換

ノートPCのバッテリーは互換品ではなく必ず純正パーツを使いましょう。

何よりも安全上の問題、そして品質の問題です。

HPのノートPCは以下のHP公式情報でパーツ番号が確認可能です。

「HPサポートアシスタント」を起動すると最初の画面に「製品番号」がPCの写真のすぐ下に表示されます。筆者のOMENは「7LH06PA#ABJ」ですので「#」以下の接尾辞を除いた「7LH06PA」をHPパーツストアで入力します。するとこの機種のバッテリーは以下のパーツであることがわかります。

機種:OMEN by HP 15-dh0010tx
パーツ番号:L48497-006
品名:SPS-BATT 6C 69Wh 2.988Ah LI PG06069XL-PL
税込価格:25,850円
在庫:なし(取り寄せ)

取り寄せだとしても結構お高いので、Yahoo!ショッピングなどで「純正品」で調べると良いでしょう。

この場合は以下のようになります。

互換品が混入して表示されることが結構ありますので、くれぐれも確認を怠らないように。

他のHPノートPCでも「製品番号」をキーにしてHPパーツストアで調べることができます。

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バッテリー交換(自己責任)

メーカー保守ではなく、純正パーツを取り寄せて自分で交換することは可能ですが、くれぐれも変なところを壊さないようにしましょう。

OMENの場合、ばらし方は以下のHDDをSSDに換装する記事で記載しています。

古いバッテリーの処分

取り出した劣化バッテリーはくれぐれも一般ゴミで捨てないようにします。

方法1:
リチウムイオン電池を自治体が回収してくれている場合は、それで回収してもらうのが一番です。自治体が回収していない場合は方法2となります。

方法2:
有償回収業社にたのむ。筆者は以下の業者を使ってJBRC非加盟のモバイルバッテリーを10こくらいまとめて処分してもらったことがあります。(「バッテリーストアドットコム」)

ダメな方法:
JBRCの回収拠点での回収。

回収対象バッテリーには制限があります。
① JBRC会員企業であること(会員企業外品やメーカー不明品は回収対象外)。
→ HPは会員企業です。
→ 純正バッテリーであればバッテリー表面にHPのロゴが入っています。

② Li-ion電池のリサイクルマーク(スリーアローマーク)が入っていること。
→ 純正バッテリーであればバッテリー表面に印刷されています。

③ 破損、水濡れや膨張等の異常のある電池や、外装なしのラミネートタイプの電池ではないこと。
→ 膨張してしまうと回収対象外になります。
→ このバッテリーはハードケース(外装)に入っていますので問題ありません。

ここまでは良いのですが、回収対象外となる条件に「機器を分解して取り出した電池(機器に内蔵された電池)」とありますので、分解して取り出した内蔵バッテリーはJBRCの回収対象外です。
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まとめ

どんなノートPCでも数年使うとバッテリー劣化は避けられません。バッテリーが膨張してしまうと対処方法も限られてしまいますので、そうなるまえに数年たったら予防交換が一番です。もちろんPCを買い替えるのもアリです。
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