私の持っている防犯対策リュックはこの二つ。
どちらもスリ対策が施されているリュックですが、設計ポリシーに大きな違いがあるような気がします。
BOBBYの特徴
BOBBYは生地にそもそもナイフの刃が通らない防刃生地を使っています。そして撥水性能もあります。しかし、置き引き対策とRFID Safe(スキミング対策)がありません。
シュックを背負っている状態でファスナーが隠れてしまい、後ろからこっそり開けたりできないようにし、なおかつカッターナイフなどで底を切って中身を奪うようなこともできないようになっています。
あくまで、背負っている時の安全性を高めるものであり、背から下ろした時のことはあまり考えられていません。
またスーツケースの引き手に通して安定させるセットアップ機能もあります。
Pacsafeの特徴
PacsafeのIntasafeは、防刃であるのは同じですが、生地が防刃ではなく生地内部に金属メッシュが入っていて生地を切って中身が出せないようになっています。撥水性能は無いようであり特に製品特徴にも記載がありません。
BOBBYと違って、ショルダーストラップの片側が外せるようになっており、外してテーブルの足に絡げて再び取り付けてロックすることができます。つまり置き引き対策があります。そしてファスナーは望めば南京錠でロックできます。
そしてRFID Safeなポケットが内側にありますが、BOBBYのようにセットアップ機能はありません。
一長一短な両者
つまりどちらも一長一短ですね。防犯性能として理想は以下のようなものかと思います。
- 防刃生地採用
- 高い撥水性能
- RFID Safe(スキミング対策)
- スーツケースの引き手に通せるセットアップ機能
- 置き引き対策(ストラップをテーブルや金属バーに絡げて固定できる機能)
- 中身の出し入れのしやすさ、整理のしやすさ
これらを全部満たしたリュックがあるのかしら?
多分無理ですよねぇ。
であれば、用途によりBOBBYに置き引き対策のためのワイヤーロックを併用しPacsafeのRFID Safeなサブバッグを使うか。
RFID Safeなポケットをもつサブバッグなら、単体で街歩きに最適なこれがいいかと思います。
ワイヤーロックは、旅行用ではなく自転車用ですが、強固な3mmのワイヤーを使っているcropsなどがいいですね。