かなり久しぶりに文房具ネタです。
人気のMOLESKINEは、実は万年筆で裏抜け
ノート(手帳サイズもしくはA6[文庫本]サイズ程度のもの)もいろいろ買いましたが、一番気に入らないのがMOLESKINEです。
鉛筆やシャープペンで書くには良いかもしれませんが、万年筆なんかでは絶対書けません。すごーく裏抜けしますので、万年筆で書いたら片面しか使えません。そのくせ、あの価格。大体、買う人が居るから売るんですよねぇ。
用紙だけで言えばツバメノートのフールス紙、ミドリのMDペーパー、アピカの100年ペーパー、巴川製紙所のトモエリバー(ほぼ日手帳で使っています)とかのほうが遥かに優秀です。なんで、あんな紙質の悪いものを使うのか論理的根拠が不明です。
それはともかく、気に入ったノートというのは難しいです。
使うペンによりますが、一番使うのがジェットストリームです。油性なのにこの書き心地は最高です。それ以外で使うのが万年筆 ペリカン スーベレーン M400 (Fニブ)。
書き心地が良いミドリMDノート
さて、今回購入したのは、ミドリのMDノート(文庫サイズ)方眼。
このMDノートの特徴は実に飾り気のない、まるで無印良品のような素っ気なさ。しかし、驚くべきはこの糸綴じです。どこを開いても180度パタンと開きます。このパタンと開くのがくせになる快感です。
表紙は厚紙ですが、Rollbahnほどの厚みと耐久力はないのでカバーは必要です。専用のクリアカバーが販売されています。本当にこのMDノート専用なので、実にぴったりしています。専用カバーだけあってカバーをつけていても、180度パタンと開くのはかわりません。
この専用カバーには、10mmまでの太さのペンをさせるペン差しがついていますが、残念ながら私の使っているペンは入りません。
なにかいいのはないか、他に付箋とかテンプレートとかも持っていたいけど、専用カバーではちょっと。
ミドリMDノートに合うカバー
そこで思いついたのが、以前使っていたほぼ日手帳のレザーカバーがありました。装着したらぴったり。
カバーに厚みがあるので、パタンと180度開く心地よさは少し阻害されますが、気にするほどでもありません。それよりは、MDノートの栞は背に軽く張り付いているだけなので、それよりはカバー本体に縫い付けられている栞のほうが実用性が高いです。
仕事に使う?まあ、それもあるかもしれませんが、人生の中で仕事で超多忙な時期・ピークは過ぎたので、むしろ自身のために使いたいと思います。
クエィテイブなビジネスに方眼ノート
まあ。仕事で使うにせよ、いわゆるお勉強ノート的なものはやめたほうがいいです。特に、ホワイトボードをそのまま書き写したり、発言をそのままメモるなんてのは時間とインクと紙とエネルギーの無駄です。あとから見ても(そもそも見ることすらないのでは?)何ら生産的なアイデアにはつながりません。
会議中にとなりの同僚がボソッと呟いた一言、その時は大した一言でないかもしれませんが、近い将来の金の卵かもしれません。まあ、アイデアなんてそんなもんです。
東大生のなんちゃらノート、一時流行ったそうですが、あれは学生だから良いのです。学生は既にわかっていることを、自分なりに整理して覚えるためのノートです。一方自ら新たな世界を切り開くのがビジネス。どこにも教科書はありませんし、板書して覚えればボーナスが増えるなんてことは有りえません。それどころか、他人の真似しかできないってことで評価だだ下がり。
個人的には形にとらわれないメモに、横罫ノートは大敵だと思っています。横罫だとついついそれにはまって書きたくなる。だからといって白紙だとどうしていいか分からない的なところがあるので、ワタシ的なオススメは方眼罫です。それも薄めの罫線がいいですね。
アイデアの邪魔をせず、枠にハマりたくなる感もなく、さりとて、ある程度揃えて書きたいときはちゃんとガイドになってくれます。
サイズは文庫サイズ
そして、サイズ。仕事で超多忙なときは文庫サイズで足りるはずもなく、A5サイズを使っていました。しかし、今はそんなことはないので、むしろ持ち運びの楽な文庫サイズが多いかもしれません。バッグの中で場所もとりません。
入手性の良さ・継続性は大事
何より、入手の継続性が大事です。コンビニで売っている必要はありませんが、すぐに生産終了するのも困ります。その点、ツバメノートとかアピカの100年ペーパーのノートとかMDノートは当面は大丈夫でしょう。未来永劫なんてのは不可能ですが、サイズが日本でポピュラーな文庫本あたりが無難ですね。
ともあれ、これからしばらくはMDノートを使っていきましょう