初心者向け:航空会社の上級会員ステータス獲得入門 (まとめ編)

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航空会社のステータスについて

ステータスとは?

日本テレビ系列で放送されている「沸騰ワード10」で、風間俊介さんやサバンナ高橋さんのJALに乗りまくるステータス修行で、その存在を知った人も多いと思います。

国内線のチェックインカウンターや手荷物預けカウンターが長蛇の列の中で、ちょっと離れたところに絨毯が敷かれたカウンターがあって、いかにもVIP用という雰囲気を漂わせているところがありますね。

まあ、私には関係ないや、VIP専用でしょ。

私もそう思っていました。

ですが、そんなことはありません。

ステータスを取る条件

ANAやJALでは一定条件を満たすと誰でもそのVIP待遇を受けることができます。どの条件でも判定期間は1月1日から12月31日までの1年間の実績です。

ANA距離と料金で決まるプレミアムポイント(PP)年間50,000ポイント以上
JAL距離と料金で決まるフライ・オン・ポイント(FOP)年間50,000ポイント以上
搭乗回数50回

この表のいずれかの条件を満たせば、ANAであればプラチナ会員、JALであればサファイア会員になれます。

ステータスを取るメリット

ではステータスをとって上級会員(といいますが)、主として以下のような目に見えるメリットを享受できます。

  • 何と言っても自己満足(笑) これに尽きます
  • 専用チェックイン優先保安検査レーン(ない空港もあります)
  • 専用ラウンジ(カードラウンジと違い制限エリア内にありますし、国際線だと食事も無料です)
  • 優先搭乗
  • 預け手荷物を優先的に受け取れる
  • 座席指定の範囲が一般より広い(一般では予約できない-ブロックされている-ところも予約できるようになる場合がある)

ぶっちゃけ、自己満足ってのが一番大きいです。

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快適なフライトにステータスは必要ではない

なんかちゃぶ台をひっくりかえしていますね(笑)

疑似体験をしてみるべし

というのも1回の搭乗についてのみ着目すれば以下のような上級シートを取ることで、ステータス所有者と同等あるいはそれ以上の待遇を受けられます。

  • JALの国内線ファーストクラス利用(路線は極めて限定されます)
  • ANAの国内線プレミアムクラス利用
  • JALやANAの国際線ビジネスクラス利用

ステータスをとるとどういう待遇を受けるのかは、上記の上級クラスシートに搭乗することでほとんど体験できます。

しかし、JAL国内線ファーストクラスの待遇はJALサファイア会員よりグレードが上の待遇ですので、JAL国内線ファーストクラスをバンバン使ってFOPを稼ぎ、サファイアをとると実質的には待遇はグレードダウンしますのでご注意ください。

国際線のチェックインについては、ビジネスクラスといえども長蛇の列であることが多くて、上級会員専用カウンターのほうが圧倒的に優位ではあります。

これで大いに気に入って、なおかつ頻繁に搭乗するのであればステータスを取る価値はあります。

特に頻繁に海外に行く方はむしろ積極的にとったほうがいいと思います。長蛇のチェックインカウンターや長蛇の保安検査を避けることができます(空港次第ですが)。

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JALかANAか

取得の容易さは?

これはもう勝手にしてくださいとしか言いようがありません。より多く乗る方をとるのが自然です。

取りやすさからいうと、一回の搭乗で料金は高くなりますがプレミアムクラスがほとんどの便に存在しているANAのほうがより短い期間で達成できるはずです。

国内線での修行路線王道は那覇線です。JALだと数多い本数の中でファーストクラス対応便は2往復だけ(季節により3往復)ですが、ANAはほぼ全便がプレミアムクラス対応です。

さらに成田も遠くなければ、ANAで成田-那覇のプレミアムクラスを使うと、一区間あたり10,000円ほどやすくなります。つまり往復で20,000ほどやすくなる。時間的に一泊が必要(那覇着が21時近いので)ですがそれでも安い。

修行でプレミアムクラスも使って短期で達成したいならANA一択です。

紫組(ダブルホルダー)

赤い会社(JAL)と青い会社(ANA)の両方をとる人を紫組というとか。まあ、赤と青を混ぜる(絵の具の場合、減色混合)と紫になるわけで。

何度も書いていますが、筆者は青組(ANA)で2019年4月中旬にはプラチナ会員になりまして、2019年6月現在、青組(JAL)の回数修行中です。

必要か?と言われると多分そこまでは不要です。

ただ、もう、趣味の世界です。

趣味で、何かをやっていてそれが必要なの?とか聞かれても困るのと同じ。飛行機が好き、飛行機に乗るのが好きなんです。

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回数かFOPか?

JAL修行限定の選択肢です。

旅行としての楽しみが多いのはFOP修行のほうです。これは間違いない。国内だけではやはり相当回数をこなさないといけないので海外は半ば必須です。

特に、OKA-SINと言いますが、沖縄発東京経由のシンガポール往復は、これまた王道中の王道。うまくすれば、楽もできます。

筆者はこの記事を書いている時点において、JALの回数修行中ですが、同じコースを何度も往復したりすると、いくら飛行機が好きでも飽きてきます。正直、なんだかなぁ、と思うこともあります。だから修行なんですね、よくわかりましたよ(笑)

費用的には
  回数修行<FOP修行
になると思います、一般的には。

旅を楽しむという点では
  回数修行<FOP修行
だと思います。

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最後にお願い

修行をしている人の間で、「ダイヤ様」という言葉が使われることがあります。

JALやANAの最上級会員であるダイヤモンド会員のことですが、さすがに費用と時間がかかるので修行して取る人は少なくて、会社の偉い人が仕事で上級クラスにバンバン乗って気づいたらダイヤが降ってきたみたいなのも多いでしょう。

中には、俺はダイヤモンド会員だぞ、VIPだぞ!というダイヤモンド風を吹かせているようなけしからん御仁も見受けられます。まあ、ダイヤモンド会員でなくてもですが、CAさんを顎で使うようなけしからん人たち。

ステータスを取ると確かに航空会社から見ると頻繁に乗ってくれる上客ですが、だからといって偉いわけではない、神様でもなんでもない。

ステータスをとって達成しても、どうか控えめ・謙虚な姿勢でご搭乗ください。

そのほうがCAさんやグランドスタッフ、他の乗客にとってもいい印象になります。踏ん反り返ってもろくなことはありません。

 

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