昨日、当ブログの読者の方からの情報として「新情報:JGC回数修行等で同一日同一空港から複数回出発するときの保安検査エラー問題が解決!」というタイトルでお届けしましたが、この読者の方は1日12レグを稼がれたということです。今回はそのコースについて、情報掲載の許可をいただきましたのでお届けします。
1日12レグのコースとは
頂いた情報での1日12レグコースはこういうコースです。
那覇→宮古→多良間→宮古→石垣→与那国→石垣→宮古→多良間→宮古→石垣→宮古→那覇
なるほど、こういうコースがあるのですねぇ、考えても居なかったです。
では、JAL時刻表で実際に時刻を入れて組み立ててみましょう。
実際に計画してみよう
こういう計画というのはパズルを組み立てるみたいで結構楽しいものです。
スケジュール
出発地 | 目的地 | 便名 | 機材 | 出発時刻 | 到着時刻 | 前便からの乗継時間 |
那覇 | 宮古 | RAC801 | DH4 | 08:00 | 08:55 | – |
宮古 | 多良間 | RAC891 | DH4 | 09:25 | 09:50 | 30 |
多良間[CI] | 宮古 | RAC892 | DH4 | 10:20 | 10:45 | 30 |
宮古 | 石垣 | RAC833 | DH4 | 11:30 | 12:00 | 45 |
石垣 | 与那国 | RAC743 | DH4 | 12:30 | 13:05 | 30 |
与那国[CI] | 石垣 | RAC744 | DH4 | 13:35 | 14:05 | 30 |
石垣 | 宮古 | RAC834 | DH4 | 14:40 | 15:10 | 35 |
宮古 | 多良間 | RAC897 | DH4 | 15:50 | 16:15 | 40 |
多良間[CI] | 宮古 | RAC898 | DH4 | 16:45 | 17:10 | 30 |
宮古 | 石垣 | RAC837 | DH4 | 17:40 | 18:10 | 30 |
石垣[CI] | 宮古 | RAC838 | DH4 | 18:55 | 19:25 | 45 |
宮古 | 那覇 | RAC804 | DH4 | 19:55 | 20:50 | 30 |
※RAC 琉球エアコミューター
※DH4 ボンバルディア DHC8-Q400CC(50席)
このコースのポイント
このコースで12レグされた読者の方は非常によく研究されておられるようです。
12レグすべてが琉球エアコミューターの機材で、一つの機材のみの搭乗コースです
琉球エアコミューターは、ボンバルディア DHC8-Q400CC5機保有しており、うち4機を就航させており1機は予備機扱いのようです。この4機が回るルートの中で上記コースが一番レグ数が多く、他の3機のルートは10レグとかになります。
すべて同一機材なのでほぼ安心の「はず」ですが……
私が経験あるのは宮古空港だけです。宮古空港は到着と出発が分離されているターミナルですが、折返し修行僧が多いため到着ゲートから出発ゲートへ乗り継ぎ先の便の搭乗券があれば特別に通してもらえます。
いずれにせよ、乗り継ぎはほぼ30分程度なので制限エリア内だけで乗り継ぎをするのがポイントですね。お昼は売店のおにぎりかサンドイッチですかね。
他の空港はこちらに情報がありました。を
宮古空港:
石垣空港:
乗り継ぎ先の搭乗券を見せれば、到着ゲートから出発ゲートに直行できる。
多良間空港:
与那国空港:
到着便動線と出発便動線は完全分離なので保安検査必須なので要注意。
乗り継ぎ時間が短いので、同じ機材だと油断せずに座席は可能な限り前方を予約すること。
チェックインについて
理想は那覇で12区間分の搭乗券が全部発券できれば良いのですがそうはいきません。
通常、チェックインは3区間までとなっています(特別な例外もあるようですが)。
このコースの場合はどこでチェックイン手続きをするかが問題となります。
幸いにも、昨日の記事のとおり、同一日同一空港からの複数の予約があっても保安検査ではエラーでなくなったそうなので、3区間以内であれば自動チェックイン機で搭乗券を発行できます。
一般エリアを経由せざるを得ない空港、乗継時間が長い空港で搭乗券を発行するためのチェックインをするとよい
チェックインは自動チェックイン機で行って搭乗券を発行する
経験的に、意外に手間取るのが保安検査です。
観光客が多い路線・時期だとビジネス路線と違って保安検査に不慣れた人が非常に多くなり、羽田なら5分で済みそうな列でものんびりとその倍とか3倍とかかかったりすることがありますので要注意です。
このコースのよいところ
なんといっても、機材がボンバルディア DHC8-Q400CCなので、座席数が50しか無いので乗客の乗り降りに時間がかからないことと、ボンバルディア DHC8-Q400CCで飛行距離も短いため巡航高度が低く、綺麗な南の海を眺めながらのフライトとなることです。
見渡す限り雲しか無いフライトが続くより心和と思います。
私も那覇・宮古間のフライトでボンバルディアの窓からみた綺麗な海が忘れられません。
前方席・窓際がおすすめ。
まとめ
琉球エアコミューターの運行ONLYで同一機材で乗り回すと、最高で1日12レグ稼げる。
このルートでの予約では可能な限り前方席を取るのがベター。多良間と与那国は一旦一般エリアに出ざるを得ないので、再度保安検査を受ける必要がある。
一回のチェックインでは3区間が上限なので、チェックインは一般エリア経由空港か乗り継ぎ時間が長めの空港で行うと良い。