YAMAHA サイレントバイオリンYSV104からエレクトリックバイオリンYEV104へ買い替えた話

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筆者がバイオリン練習を初めてから購入したのがYAMAHAサイレントバイオリン YSV104 です。練習にはとてもいいのですが、コントロールボックスが地味に邪魔で月日が立つにつれ鬱陶しくなり、ついにコントロールボックスのないステージ演奏用エレクトリックバイオリンYEV104に買い替えました。

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YAMAHA サイレントバイオリン YSV104

自宅練習のファーストチョイス

アコースティックバイオリンは80~100dBほどの音で鳴ります。ピアノなどと違い耳元で弾く楽器なので耳元で爆音でなります(笑)。

防音室のある家でない限り、一般の戸建てやマンションでミュートなしで弾くのは絶対ムリです。

ミュートがどれくらいの効果があるのか簡単にテストした記事がこちら。

これだと…

ミュートなし:106dB
ゴム製ミュート:80dB
ハイブリッドミュート:37dB
サイレントバイオリン:28dB
防音室で何もしないでいる時:16dB

となります。

とにかく、一般のマンションや戸建て住宅で練習するには最低でも「アコースティックバイオリン+ハイブリッドミュート」です。

しかし音が貧弱になりますので、それならピックアップで拾った音を加工してバイオリンの音にしたサイレントバイオリンでイヤホンやヘッドホンをつけるほうが気持ちよく練習できます。

サイレントバイオリン YSV104 の欠点

前回の記事で書いていますが、何が面倒だってコントロールBOXがめんどくさい。

これが練習するときの最低限のセットとなります。

バイオリン → コントロールBOX → イヤホン

という接続になります。

バイオリンに直接イヤホンを挿せれば良いのですが、それは不可能なのでどうしてもこうなります。

このコントロールBOXが邪魔です。

さらにアンプに繋ぐときが問題。

筆者の場合は、YAMAHA AG06というミキサーに接続するのですが、コントロールBOXの出力はイヤホンドライブ用。

これを入れるにはAG06のLINEに入れるしかないのですが、レベル不足で結構ミキサーのボリュームをかなりあげないといけないんですよね。

結局、コントロールBOXが面倒で練習が減るという本末転倒な事態になりつつありました。

そこで一大決心YAMAHA エレクトリックバイオリン YEV104に買い替えました

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YAMAHA エレクトリックバイオリン YEV104

エレキギターと同じ

まずはメーカーページのURL。

YEV104はサイレントバイオリンと違ってコントロールボックスがありません。

エレキギターと同様に標準モノラルジャックがついていてそこにシールドケーブルをぶちこんでアンプとつなぐだけ。

アンプはギター(エレクトリック・アコースティックギター)用のものが使えます。

バイオリンというより琵琶(びわ)を連想させる形状です。

でも、バイオリン。

ステージ演奏用に開発されたものだそうですが、電子ピアノにステージピアノというのがあるのと同じ発想でしょうか。

なので、コントロールボックスみたいな面倒なものはありません。

先に書いたようにシールドケーブルをぶっさすだけ。

裏側に標準ジャックがついています。

こんなふうにシールドケーブルが刺さります。

今回はYAMAHAのギターアンプ(小型のもの)GA15IIと一緒に買い求めました。

練習するときはこのアンプとシールドでつなぐが、あるいは愛用のミキサーAG06のギター用入力につなぐか。

AG06のギター入力につなげば、AG06用アプリケーションのAG DSPで音を弄ることもできます。

ギターのようにリバーブをいれたりディストーションを入れたり(笑)するとバイオリンとは思えぬ音が出てきます。

アンプを通さず本体だけで鳴らすとサイレントバイオリンと変わらない音量でなります。

そりゃそうですよね、どちらも響く胴がないのですから。

YEV104との違い

まずは持った感じですが、筆者はYSV104と比べてあまり違和感を感じませんが、普通のアコースティックバイオリンと比べると少し重く感じました

仕様をみると確かに少しだけ重い。

・YSV104 – 490g
・YEV104 – 560g

一般のアコースティックバイオリンが500g程度なのでそれよりは1割ほど重い雰囲気です。

しかし、なんといっても最大の違いはコントロールボックスの有無

ミキサーあるいはアンプとシールドケーブルでつなぐだけでOKなんです。

バイオリンをちょっと置いて動くときに、YSV104だとポケットにコントロールボックスが入っているのを忘れてしまってバイオリンを落としそうになったり(もちろん落としたりはしません、すぐに気づきましたので少し机上で動いた程度でしたが)しました。

YEV104ならシールドケーブル以外には何もないので、練習を中断してを用足ししたくなったときでも、普通のアコースティックバイオリンのように机や椅子の上に置いて動けば無問題です。

勝手なもので、YEV104ならケーブル1本で鳴らせるので豆に練習するようになりました

もちろん、アコースティックバイオリン+ミュートで練習することもあります。

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いきなりおすすめはしない

エレクトリックバイオリンはアコースティックバイオリンとは似て非なるものです。

アコースティックピアノとステージピアノの違いに近いといえなくもありません。

音質は、加工である程度どうにでもなりますが、やはり練習はたまには防音室でアコースティックバイオリンを使ってしたほうが気持ちは良いですよ。

アコースティックバイオリンを持っているけど、家の練習でしょぼいミュート音だけじゃストレス溜まるなんて方におすすめです。

もちろんアンプにヘッドホンをさせば普通のバイオリンの音量で練習することも可能ですし、音をギターアンプで加工して遊ぶこともできます。これならロックをバイオリンで弾くこともあながち不可能ではないかもしれません、

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