USB充電器で信頼できるメーカーといえば真っ先におもいつくのがAnkerではないでしょうか。中でもキューブスタイルでPD対応の超小型充電器はAmazonでm常に売上上位です。今回は30Wタイプと45W対応を比較してみます。
Anker Nano IIファミリー
最近のUSB充電器はGaN(窒化ガリウム)半導体を使って小型・大容量化が進んでいます。
なかでもAnker Nano IIファミリーはコロコロしたキューブスタイルでコンセントの位置などを選びにくく、持ち運びにもじゃまにならないすぐれものです。
Anker Nano IIファミリーの比較表(価格は2021/10/01時点)
項目 | 30W | 45W | 65W |
---|---|---|---|
大きさ(プラグ部分含まず) | 38 × 32 × 30mm | 35 x 38 x 41 mm | 44 x 42 x 36 mm |
重さ | 47g | 68g | 112g |
入力(AC) | 100-240V、1A | 100-240V、1.87A | 100-240V、2.1A |
出力(PD) | 5.0V=3.0A, 9.0V=3.0A, 15.0V=2.0A, 20.0V=1.5A (最大 30W) | 5.0V=3.0A /9.0V=3.0A /15.0V=3.0A /20.0V=2.25A (最大45W) | 5.0V=3.0A / 9.0V=3.0A / 15.0V=3.0A / 20.0V=3.25A (最大 65W) |
出力(PPS) | 3.3-11.0V=3.0A / 3.3-16.0V=2.0A (最大30W) | 3.3V-16.0V=3.0A / 3.3V-21.0V=2.25A (最大45W) | 非対応 |
PowerIQ | PowerIQ 3.0 (Gen2) | PowerIQ 3.0 (Gen2) | PowerIQ 3.0 (Gen2) |
プラグ | 折り畳み不可 | 折り畳み可能 | 折り畳み可能 |
Amazon通常価格()はWあたり単価 | 2,990円 (99.7円/W) | 3,390円 (75.3円/W) | 3,990円 (66.5円/W) |
上記比較表で注意点を赤く書いています。
65WタイプはPPS非対応で、最大65W給電のためにはeMarker内蔵の5A対応(100W対応)PDケーブルが必要です。
最も小型の30WはACプラグが折り畳みできません(大きさの関係で折りたたんでプラグを収納できるスペースがないのであろうと推測)ので買ってから後悔しないようにしてください。
30Wと45W実物比較
65WはノートPCやMacBook Pro M1などで無い限りあまり使わないと思います。
スマートフォン(iPhoneを含む)・iPad・MacBook Air M1であれば45WタイプでOKです。
MacBook Air M1の付属充電器は30Wですので、Anker Nano II 30WでもOKですが実は45W充電に対応しているので、Anker Nano II 45Wを使えば45Wで高速充電ができます。
スマートフォン(iPhoneを含む)・iPadはこれで無問題で、MacBook Air M1にも使えます。
左が30W、右が45Wです。
左の30WではACプラグが折り畳めませんので持ち運び時にはACプラグが邪魔になります。
ACプラグのある側の写真で、左の30WはACプラグが畳めないのがわかると思います。
買うなら?
65Wタイプ
65Wタイプであれば、もちろん信頼のAnkerでいいのですが他の選択肢も出てきます。
当ブログのこちらの記事で比較している中には65W給電でUSB TYPE-AとTYPE-Cの2ポートとのものもありますので、正直な所これらの中から選んだほうが使い勝手は良いと思います。
30Wと45W、どちらがオススメ?
悩ましいのは30Wと45W。
スマートフォン・タブレットであれば30Wで十分なのですが、持ち歩くとわかる折り畳めないACプラグの邪魔さ加減はちょっと考えたほうが良いかもしれません。(笑)。
何かと一緒にポーチに入れたときに折り畳めないACプラグが他の物を傷つける可能性がありますので要注意です。
45Wとの価格差は400円です。
筆者個人としては持ち歩くなら30Wよりは45Wタイプをオススメ。
逆に自宅や職場でスマホやタブレット用に固定的に使うならACプラグ折り畳みは関係ないので30Wで良い。
まとめ
日常でモバイルバッテリーなどとともに携帯するなら、ACプラグが折り畳める45Wタイプをオススメします。
スマホ・タブレット用に固定的に使うなら30WでOK。
65Wが必要ならPPS対応でUSB TYPE-Aとの2ポートになっている他社モデルをオススメ。