ヘッドホンのレビューで参考にすべきことと、参考にしてはいけないこと

趣味-映画・本・オーディオ
記事内に広告が含まれています。

昨今、商品選びに関しては価格.comなどのレビューを参照する人が多いと思います。しかしヘッドホンに関しては特にレビュワーの個人差が非常に大きく、音質に関しては個人差が相当大きいので自分にはあてはまらないことも多いのです。

■ 広告 ■

音質評価は話半分

一般にヘッドホンの音質に関しては個人差が非常に大きくて時にネガティブ評価とポジティブ評価が極端な場合があります。

例えば筆者愛用のSONY MDR-Z1000(「液晶ポリマーフィルム振動板を採用。スタジオユースでの厳しい要求に応えるリファレンススタジオモニター」とメーカーWebに記載あり) ですが、こちらはネガティブのほうの例です。
新品購入で純正パーツ利用ではないのでそのあたりの考慮は必要ですが….参考になることは非常に多いと思います。

かつてのフラッグシップにして、MDR-1Rの源流 – SONY MDR-Z1000のレビュー | ジグソー | レビューメディア (zigsow.jp)

こちらは好評価のほう。

メタラーのヘッドホンブログ : MDR-Z1000のレビュー (ldblog.jp)

前者のレビューはは筆者の意見とはかなり異なるものでありますが、それはそれで全くアリです否定する気などは皆無です。なるほどそういうご意見もあるのだと思うだけです。

あいちゃん
あいちゃん

どういうレビューであれ、ヘッドホン選択にあたり音質に関するレビューはあまり見ない・信じない・話半分に受け取るべきです。音質の感じ方は個人差がめちゃくちゃでかいからです。

■ 広告 ■

メーカーの「音作り」

音響機器に関しては、そもそものメーカーの好き嫌いが大きくレビュワーの感覚に影響する事が多いですし、メーカーによる音の傾向というのがあるの事実です。一方後者のレビューは概ね好評価です。

こうした個人の差とメーカーの音の傾向(時に「音作り」ともいいますが)が加わってきて話はさらにややこしくなります。

<余談>
「音作り」ですが、筆者の個人的な意見ではこの言葉はどうかなとは思います。オーディオ機器の究極の役割はその存在を完璧に感じさせない原音そのままの再現ではないでしょうか。しかし今の技術ではそんなことは100%不可能なので、いかに原音に近づけるかが課題ですが、その中でユーザーがどれほど快適に聞くことができるか、千差万別の聴力・年齢や音の好みをどのようにカバーするか、あるいは特化するかというところで、結果的にメーカーや開発者達のポリシーやキャラクタが出てきて、それが「音作り」になるのだと思います。

筆者の場合、オーディオテクニカとソニーの「音作り」は好きですが、AKGは嫌いですしSENNHEISERは好きでも嫌いでもありません。全く逆の方は大勢おられると思います。

こうした好みがレビューにも現れてくると思います。このブログでのヘッドホンなどのレビューもそうです。筆者はソニーとオーディオテクニカが好きなので、他の物よりはこの2社のほうが多分好評価になっていると思います。

あいちゃん
あいちゃん

このメーカーだから音質がどうとかこうとかいうレビューは完全に無視したほうが幸せです。

■ 広告 ■

音質の受け取り方は個人差大

そういうことです….って身も蓋もない。

Aさんにとって非常に心地よい音でも、Bさんには低音ずんずんで解像度のないボワボワした糞だ!というのもあるでしょう。人間の五感に関連するもののなかで、味覚についで好みの差が大きいものだと筆者は思っています。

あいちゃん
あいちゃん

音質は個人の聴力年齢・好みの差が非常に激しいです。特に若者と筆者のようなおっさんのおっさんのような年齢では高音域の聴力が全く違います。実際、若者にはうるさいと言われるモスキート音も、筆者にとってはナニソレ状態なのでレビュワーの年齢についても本来は考慮する必要があります。特に高音域の評価は要注意です。年配のベテランオーディオ評論家と若者の高音部の感度はまるで違うはずです。

音質に関しては当たり前ですが実機を自分の耳で確かめること、これにつきます。

■ 広告 ■

ヘッドホンレビューで参考にすべきこと

材質の経年劣化とメーカー対応

筆者愛用のSONY MDR-Z1000ではヘッドバンドとイヤーパッドは比較的早期にぼろぼろになるというのがユーザーの間での常識のようです。

例にもれず筆者のMDR-Z1000のヘッドバンドとイヤーパッドもぼろぼろになり対策を余儀なくされました。

あいちゃん
あいちゃん

ヘッドホンの各部の素材の劣化や破損は大いに参考にすべきです。

劣化しても純正交換部品が安くで入手できユーザーが交換できればOKですが、MDR-Z1000のようにヘッドバンドは急速に劣化するが交換修理はメーカー送りで万円単位の費用、純正イヤーパッドも片耳4~5,000円なので両耳だと1万円勝負。ケーブルもヘッドホン側はスクリューロックでありこの機能のある純正ケーブルは1万円以上。

純粋に消費者向けではないからかもしれませんが、それにしてもヘッドバンドとイヤーパッドは劣化が早すぎて、なおかつ交換はとても高い!

すぐにボロくなる癖に補修部品はバカ高いものは考え直したほうが良いです。

あいちゃん
あいちゃん

ヘッドホンで壊れやすいのはハウジングとヘッドバンドの接続部分の破損であり、この部分に弱点があり折れやすいまうものもありますのでレビューをみて要注意。

装着感

これは参考になる度合いはちょっと下がりますが、音質ほどに個人差はありません。

耳をすっぽり追うオーバーイヤーヘッドホンでは、イヤーパッドの厚みが重要であまりに薄いと耳たぶがハウジングにあたって違和感があったり痛くなったりしますが、これには個人差ありです。

耳たぶを挟み込むオンイヤータイプ側圧の強さパッドの厚みや柔らかさが重要で耳たぶを押さえつけるわけですから、総じて長時間着用では耳たぶが多かれ少なかれ痛くなります。多くの人が耳が痛くなるというのはやはり避けたほうが良いと思います。

■ 広告 ■

まとめ

ヘッドホンレビューで音質評価はあまり参考にしないこと。実機を自分の耳で聞いて判断すべし。

イヤーパッドやヘッドバンドの劣化のしやすさと交換部品の入手のしやすさは大いにチェックすべきであり、レビューが大変参考になる。

ハウジングとヘッドバンドの接続部分(可動部分)が壊れやすいものがあるのでレビューでそのあたりを注意してチェックする。

耳のせのオンイヤータイプは側圧に注意。大勢の人が耳が痛くなるとレビューしているものは、多分自分も痛くなると思って間違いない。

タイトルとURLをコピーしました