筆者の現在の主力ミラーレス一眼はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIです。満足度は高いですが2018年6月に買ったのでぼちぼち入れ替えどきだろうかと検討を始めました。
(2022/09/05、改訂しました)
ずっとOMファン
初めての銀塩一眼はOM-1
この先どうなるか不透明なOMですが、筆者が銀塩一眼レフが銀塩一眼レフのOLYMPUS OM-1でした。
なぜOLYMPUSかと言われれば、子供の頃同居しておりました祖父がカメラ好きで、OLYMPUSの大ファンだったのです。当然CANONとかNIKONとか当時はMINOLTAとかもあったのですが、なぜかOLYMPUSファンなのでした。
明らかにその影響で自分もOLYMPUSファン(OMファン)になったようです。
そのOLYMPUSもデジタルになり4/3というAPS-Cとは異なるものを打ち出しました。銀塩OM-1は他の一眼レフとはことなりコンパクトさを売りに出していたので、当時の技術ではAPC-Cではどうしても図体がデカくなるということで、4/3という規格を立ち上げました。ミラーレスのm4/3はボディが小型であるばかりではなく、レンズもAPS-Cに比べて小型軽量なのです。
筆者はこのコンパクトさがとても気に入ったわけです。
Panasonicが途中で陣営に加わりましたが、もしPanasonicが入らなかったら今頃m4/3はもう消えていたかもしれません。
現有ミラーレス一眼機種(売却予定機種を除く現役)
・OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
・PanasonicLUMIX DC-G99
CANONへ浮気したけど….
実は以前CANON EOS 7Dを持っていたことがありますが、当時持っていたE-1のほうが圧倒的に出番が多くてあまり出番がなかったのでレンズ一式ともども売却してしまいました。
当時使っていたレンズは「17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」でEOS 7Dと合わせると重量は1,385g(バッテリーを除く)、一方E-1は主に使っていたのがZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5であわせて1,095g(バッテリーを除く)で、その差は290g。
一旦レンズ込みで1kg程度のものになれると1.4kgとか撮影目的出ない限り重すぎます。特に旅行につれていくには嵩張りますし…。
検討しているモデル
検討しているモデルは、当然OM SYSTEMのOM-1、そしてLUMIX DC-GH6とDC-GH5M5です。
重すぎ・デカすぎで最初に外したGH6…だが
以前にGH6を外した理由。
・ボディが重い。バッテリーを除きEOS 7Dが820gでGH6が739g。フォーサーズでこの重さは….です。
・ボディがかなり分厚くて動画用にはいいけど写真用には取り回しが少々悪い。
・グリップがちとデカすぎる。
・基本的に動画向きである、もちろん静止画も優秀だとは思うが。
実はこのあと今一度お店に出向いてOM-1、GH5M2、OM-1をじっくり手に取ってきました。その結果、漸減を翻します(をひをひ)
・以前は重く感じたボディを重く感じない(筋トレの成果だろうか?、そんな急に変わるわけもないが)
・4K60p 4:2:2 10bit ALL-Intraで記録できるGHシリーズで唯一のボディ
・タイムコード専用IN/OUTがあり外部のジェネレータに同期したり、他のカメラやレコーダーにタイムコードを提供できる。GH5Sにも同機能があるがGH5Sには手ぶれ補正がついていない。GH5Mにはタイムコード専用のIN/OUTがない。これはOM-1にもない。
・大きいと思ったグリップであるが、他のいろいろなミラーレスを手に取ると、手の大きな筆者にはむしろ握りやすいのである(前言撤回)。
GH6 | フォーマット | フレームレート | ビットレート | サンプリング | 圧縮 | コーデック |
4K | MOV | 59.94p | 800Mbps | 4:2:2, 10bit | ALL-Intra / LongGOP | H.264/ H.265 |
4K(HDMI出力) | 59.94p | 4:2:2, 10bit |
OM-1いいじゃん
冒頭のとおりこいつが筆頭候補であるのはいうまでもないです。のつもりでした。
4K動画性能もE-M1シリーズから格段の進歩です。
重さはバッテリーを除く本体のみで511gという軽さ。E-M1 Mark IIの498gよりは微妙に重くなっていますが…..。
OM-1 | フォーマット | フレームレート | ビットレート | サンプリング | 圧縮 | コーデック |
4K | MOV | 59.94p | 202Mbps | 4:2:0, 10bit | LongGOP | H.264/H.265 |
4K(HDMI出力) | 59.94p | 4:2:2, 10bit ProResRAW 12bit |
OM-1という名前だけで合格印を押す筆者(笑)
ただし筆者が今回どうしても欲しい機能が決定的に欠けています。
・タイムコード専用のIN/OUTがない。
これさえあれば….なんですが。
GH5M2も気になる
基本はOM-1なのですがGH5M2も魅力的です。
4K動画性能はOM-1とほぼ同じ(使い勝手は別にして….)。
GH5M2 | フォーマット | フレームレート | ビットレート | サンプリング | 圧縮 | コーデック |
4K | MOV | 59.94p | 200Mbps | 4:2:0, 10bit | LongGOP | H.265 |
4K(HDMI出力) | 59.94p | 4:2:2, 10bit |
バッテリーを除く本体重量647gと136gほど重い。
店頭で手に取ると明らかに手に感じる重さとサイズ感が全く違いますので店頭で両方手に取ってうーんと唸る。
内部記録で4:2:2 10bitがないけど、これはHDMIで吐き出してNija-Vなどで記録すればOKなんで目を瞑りましょう。しかしOM-1同様に
・タイムコード専用のIN/OUTがない。
のは致命的。
結局、どっち決めるの?
いいカメラだと思いますが、筆者固有の思い込みでOMの名前と、手に取った重量感の違いでここはやはりOM-1でしょう。
最初の見解を100%ひっくりかえします、GH6で行こう!これっきゃない。