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自腹レビュー:完全ワイヤレスイヤホン、なんでもありのSOUNDPEATS Air5 Pro

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SOUNDPEATSが3月21日に、新しいカナル型完全ワイヤレスイヤホン「Air5 Pro」をAmazonで購入しましたのでレビューします。本記事はメーカーからの商品提供は一切受けておりません、全て筆者自腹購入レビューですのでいかなる忖度もありません

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特徴

対応コーデックが広がりLDACもカバーしていること。

AAC、LDAC、aptX Lossless、aptX adaptive、SBC

aptX Low Latencyには対応していません。aptX Adaptiveは従来のaptXやaptHDの機能を含んでいますので下位互換性があります。実質的にはaptX Low Latencyがないだけと言ってもいいですが、aptX Low Latencyはまだ対応スマホが少ないのであまり問題ではないでしょう。

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仕様

ノイズキャンセリング性能:
最大55dB

Bluetooth仕様:
Bluetoothバージョン:5.4
対応プロファイル:HSP,HFP,A2DP,AVRCP
対応コーデック:aptX Lossless, aptX adaptive, LDAC*, AAC, SBC
*LDACはPeatsAudioアプリでマルチポイント接続をオフにしないと使用できません。

基本仕様:
ドライバー:10mmダイナミックドライバー
本体寸法:66.88 x 48.33 x 26.92mm (ケース込み)
重さ:約4.8g(イヤホン/片側)、約50.3g(充電ケース+イヤホン両側)
防水規格:IPX5

バッテリー:
バッテリー容量:520mAh(ケース) 35mAh*2(イヤホン)
最大再生時間:約7.5時間、約37時間 (充電ケース併用)
急速充電対応:10分間の充電で約2時間の再生可能

パッケージ内容:
SOUNDPEATS Air5 Pro本体
イヤピース:S/M/L各2個
充電ケース:TYPE-C充電ケーブル
取扱説明書:(このリンクからPDFをダウンロードできます)
アプリガイド
PEATS君のステッカー

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写真で見るAir5 Pro

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クリアで低音が効くパワーのある音質

筆者はわりとドンシャリ好みなので、このイヤホンの低音と高音がいい感じで効いた音は非常に好みです。おとなしめの音が好きであればアプリ(PeatsAudio)でイコライザ補正した方が良いでしょう。

解像感は高級機種ほど高くはないですが、このクラスとしてはかなりクリアでディテールが再現できます。が、とにかくパワフルで音圧レベルも高めというのが第一印象です。

ガンガン鳴るので鳴らし過ぎて難聴に近づかないようにしてください、というくらいに低音・高音が鳴ってくれます。EDM(Electoric Dance Music)とか鳴らすと体が踊るくらいです(笑)、こういうのすごく好み。

聴き比べの際に必ず使うのが、島谷ひとみ「Sky High」、マライア・キャリー「Auld Lang Syne」です。後者は出だしはおとなしいのですが、1:00を過ぎたあたりからEDMっぽくなってズンズンきます。

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価格相応のノイズキャンセリグ性能

SOUNDPEATSによれば「可聴域において最大45dB(特定の条件でクアルコム社による測定値)のノイズ低減」ということです。

感覚的には筆者愛用のSamsung Galaxy Buds FEよりは効きが良い感じがします。

以前、SONY WF-1000XM3(現在は製造終了)を使っていたときはノイズキャンセリングONで静寂が訪れるというのは決して過言ではなかったのですが、それに慣れてしまうとGalaxy Buds FEやSOUNDPEATS Air5 Proのレベルはものたりない。

カナル型イヤホンなので外部ノイズ対策の最初の1歩は耳にキツキツ程度のイヤーピースを装着してしっかり耳に差し込むこと。ノイズキャンセリングOFFの状態で装着した場合、イヤーピースと装着が耳に合っているとそれだけで外部ノイズが激減します。さらにノイズキャンセリングをONにすると、機械的な外来ノイズがかなり減るのは間違いありません。

逆言えばイヤーピースがぴったり合っていないと耳とイヤホンに隙間があいてそこから外来ノイズが飛び込んできますので注意しましょう。これはAir5 Proに限らず全てのカナル型イヤホンに共通です。

外音取り込み(パススルー)は結構優秀で、取り込んだ外音の音質が良くて、Podcastなどを聴いていて話しかけられると、Poscastの中の声なのかと思ってしまうことが度々ありました。

カナル型イヤホンはイヤーピースがぴったりしていないと低音が全然でないでスカスカな音になります。

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イマイチな点

全般的には価格を考慮するとよくできているといえますが今後の製品で見直して欲しいところが3点があります。

操作に対する反応が遅い

音量を上げる・下げるとか反応が少々遅くて、あれ?うまくタッチできなかったかな?と思って何度かタッチすると音量が下がり過ぎて聞こえなくなったり、上がり過ぎてびっくりしたり。あるいは次の曲のはずが2曲先、三局先に飛んだりします。

この傾向はAir5 Proだけではなく他のSOUNDPEATSイヤホンにもいえて、筆者が持っている他のSOUNDPEATSでも同じです。

Samsung Galaxy Buds FEはキビキビと反応してくれます。

操作に対する応答音がない

タッチ操作で音量を下げる・上げる、前の曲・次の曲などの操作をしたときに、「ピッ」という応答音が欲しい

これは前出の「反応が遅い」ことにも関連があります。

Samsung Galaxy Buds FEは反応音を返してくれます。

装着センサーがない

これは結構痛いところで、多くのワイヤレスイヤホンではイヤホンを両耳から外すと装着センサーが働いて、再生は一時停止となります。

Air5 Proは違っていて、両方を耳から外しても再生(試したのはSpotifyです)は停止しないでイヤホンからは曲が流れ続けます。両耳をケースに戻して初めて停止します。

バッテリー持ちが悪い

スペックにあるイヤホン本体7.5時間駆動というのがスペックですが、この測定条件がホームページの製品説明やFAQには記載がありません。

<実際に使用してテストした条件>
・再生時間:連続2時間
・使用スマートフォン:Galaxy S24
・ノイズキャンセリング:ON
・イコライザ:デフォルト
・コーデック:AAC
・マルチポイント接続;PeatsAudioアプリでOFFに設定
・音源:Netflixでアニメ再生70分、SpotifyでPodcastと音楽50分、合計120分
・イヤホンとケースはフル充電済み

この状態でテストの2時間経過後のバッテリー残量は以下のようになりました。

2時間の再生でこれですから3時間も持たないでしょう。いくらANCオンだからといってもちょっとスペックと差がありすぎます。左右の減り方バランスが結構違うのも気になります。

2時間以内の通常の通勤には問題ないと思いますが、新幹線で東京から新大阪の間再生を続けるとぎりぎり持つか持たないかといった感じに思えます。

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タイムセールなどがあれば買い!

イヤホン本体の連続再生時間は短めですが、Amazonでタイムセールになっていれば買っても損はないイヤホンだと思います。

音質的には価格レベルより上だし、ノイズキヤンセリングもこのクラスとしては効きが良い。

ただ、操作反応が遅いとか操作フィードバック音がないといったことが若干ストレスになるのは事実です。

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