2020年3月29日、羽田空港が変わります!(その3:羽田空港が変わる話)

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日本政府と在日米軍の合意により3月29日から羽田の国際便が50便増便となり、それに合わせて羽田空港が大きく変わります。連載最終回の今回は羽田空港がどうかわるかを解説します。

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概要

ターミナル名称変更

〜3月13日3月14日〜
第1ターミナル(国内線JAL系)第1ターミナル(国内線JAL系)
第2ターミナル(国内線ANA系)第2ターミナル(国内線ANA系、国際線)
国際線ターミナル第3ターミナル(国際線)

ターミナル名変更は実際のターミナル運用変更より2週間ほど早めに行われます。

駅名変更

〜3月13日3月14日〜
東京モノレール羽田空港国際線ビル羽田空港第3ターミナル
羽田空港第1ビル羽田空港第1ターミナル
羽田空港第2ビル羽田空港第2ターミナル
京浜急行

 

羽田空港国際線ターミナル羽田空港第1・第2ターミナル
羽田空港国内線ターミナル羽田空港第3ターミナル

駅名変更は実際のターミナル運用変更より2週間ほど早めに行われます。
特に、駅の順が1〜2〜3ではなく、3〜1〜2となりますのでお降り間違いないようにご注意ください。

第2ターミナルの変更

第2ターミナルの南ピアの一部が国際線エリアとなります。

具体的には、ゲート66〜71が国内線・国際線兼用となり、新たに増設された72と73が国際線専用となります。

現在、羽田空港国内線ターミナル(第1と第2)は日本空港ビルディング株式会社が運営し、国際線ターミナルは東京国際空港ターミナル株式会社(TIAT)が運営しています。

新しく国際線エリアとなる第2ターミナルの一部は、第3ターミナル(現国際線ターミナル)と同様に東京国際空港ターミナル株式会社が一体化運営するということです。

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第2ターミナル国際線エリアからの出発便

この第2ターミナルを使うエアラインが全て明らかになっているわけではないのですが、ANAが今年に入って発表しています。

以下のいずれもANA運航便が対象であり他社運航のコードシェア便は異なりますので注意が必要です。

また、到着便はこの限りではありませんので、コインロッカーに荷物を入れて帰りにとるときなどは注意が必要です。

北米

シアトル
ニューヨーク
バンクーバー
ヒューストン
ロサンゼルス
ワシントンD.C.

欧州

イスタンブール
ウィーン
ストックホルム
パリ
フランクフルト
ミュンヘン
モスクワ
ロンドン

アジア・オセアニア

シドニー
ジャカルタ
シンガポール
台北
青島
北京
ホーチミンシティ

北米はシカゴ、サンフランシスコ、サンノゼ、ホノルル以外は全て第2ターミナルに移ります。

欧州はミラノ以外は全部第2ターミナルになります。

ANAは欧米路線を大きく第2ターミナルにシフトします。

第2ターミナルを主にANAが使うとなると、ANA LOUNGEやANA SUITE LOUNGEがどうなるか気になるところであり、セキュリティチェックのステータス所有者優先トラックがどうなるのかもステータス保有者として気になります。

私事ですが、今年後半か来年にマイル利用のファーストクラスでワシントンD.C.行きを企てている筆者でして、「成田空港のZカウンターから出発」するのが楽しみだったのですが、ワシントンD.C.が羽田に移管されてしまい、さらに第2ターミナルという、今の時点では期待薄のターミナルになって結構がっかりしています。

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まとめ

羽田空港は3月29日から約50便の増便が実施される。

それに先立って、3月14日からターミナルビルの名称と京浜急行・東京モノレールの駅名変更が行われるので利用される方は注意が必要。

第2ターミナルビルが改修され66番ゲート以降が国際線エリアとなり、ANA便が大幅に成田と第3ターミナル(現国際線ターミナル)から移動してくる。特に北米はかなりの便、欧州はミラノ以外の全てが移動となる。

出発は第2ターミナルであっても、到着(帰国)は同じ第2ターミナルとは限らないので、出発前にコインロッカーなどに物を入れておくときには注意が必要。

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