日本では東京を中心にコロナ感染者数が再び増えています。その一方で航空会社は海外路線復活も増えつつあり、国によっては日本からの入国者に14日間の隔離を求めない国もでてきました。
日本から渡航者の入国規制
大半の国は何らかの入国規制があり、その国々については外務省や航空会社のホームページで知ることができます。
意外なことに、入国規制をとりあえず廃した国(普通にパスポートと場合によりVISA)があれば従来のように入国できる国はどこなのか?というのが一覧でわかりませんねぇ。
ちなみに現在は解除されていても日々刻々と変わる状況において、再び制限が掛かる可能性がありますのでご注意下さい。
EUへの日本からの入国規制緩和
以下はEUの加盟国による入域制限解除勧告です。勧告であり実際の解除とは開きがあるかもしれませんが情報としてお届けします。
EU理事会、加盟国による入域制限の段階的解除対象国リストを改定
ブリュッセル, 16/07/2020 – 03:15, UNIQUE ID: 200717_1
『加盟国は7月16日以降、以下の第三国の住民に対して対外国境での渡航制限を段階的に緩和すべき』
この「以下の第三国」に日本が入っています。
各国での日本からの入国規制に関しては日々変動があるため、必要に応じ各国の大使館Webなどを見ていただくしかありませんが….。
日本への入国規制
外務省の海外安全情報
相手国がOKでも日本はOKじゃないというのが現実です。
欧州は「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」です。
国が行くな!と言っているわけです。
この状態で相手国がOKだからといって業務命令でもないのにノコノコ観光やJGC/SFC修行にでかけて、万が一感染したら社会的制裁は免れません。
さらに問題なのは帰国時でありまして、日本国籍を持つ人であってもPCR検査と14日間の自主隔離、空港から自宅まではタクシーを含む公共交通機関利用禁止となっています。
海外の駐在者が業務命令で帰国する場合、会社側はこの14日間自主隔離を承知の上ですから問題ないとしても、ふらふら遊びにいって仮に感染しなくても14日間は外へ出られないのです。
休暇で遊びに行ってさらに14日間休暇が取れますか?
たとえ相手国の日本人入国が無条件にOKであっても、事実上はふらふらと海外旅行できる状況にはありません。
この先どうなるか?
といってもいつまでも鎖国しているわけにもいかないので、徐々に門戸は開くと思います。
日本の感染者数はまた増えていますが、これが低レベルで落ち着いた状況にあれば、考えられるのは、例えば同じく落ち着いて非常に感染者が少ないニュージーランドとの単純往復といった条件で緩和される可能性は高いと思います。
感染者が落ち着く気配がない北米・南米・欧州は相当先になると思われます。
ニュージーランドを希望的観測ですが挙げたのは、日本と同じく海に囲まれた国であり欧州のように陸続きでひょいひょい外国人が入ってこれないからで、同じ環境の国で互いに感染者が少ないレベルで落ち着いていればOKでしょう、というのが論理的判断だと思うからです。
もっともオーストラリアとニュージーランドはトランスタスマン相互協定(1973年から)により、互いに相互協定により互いに自由に渡航・居住・就労ができるようになっていますが、コロナパンデミックにより一時停止中で、お互いに帰国する場合のみOKとなっているようです。
ただ、これもトランスタスマン・トラベル・バブルといことで今月中にも観光目的での相互行き来が可能になる計画だと聞いています。なので、オーストラリアでも感染者が少なくならないとね。
オーストラリアの感染者数は、Johns Hopkins Univ.によれば7月18日時点で11,441名、日本は24,666名で半分以下。7月17日の新規感染者数は208名で日本の半分以下。
これならこの先もっ落ち着けば、大洋州二国に関しては望みが出てくるかもしれませんね。
いずれにせよ今年いっぱいは海外旅行は無理でしょう。
次の冬は本格的な流行があると思いますので、海外旅行は最速でも来春以降じゃないでしょうか。
JGC修行、SFC修行も冬の時代
修行は国内線オンリーしかありえませんし、仮にステイタスをとってもそれを最大限活かせる海外に行けなければ価値半減です。
これから修行を考える方は、コロナが落ち着いてからにすべきです。
筆者のように2019年にダブルホルダーになった翌年にコロナが流行り海外にいけないという悲しい方も多かろうと思いますが、我慢するしかありません。
まとめ
EUは日本からの渡航者を普通に受け入れ始めている。
日本は海外からは入国禁止、日本国籍をもつ人も14日間の自主隔離。
この状態で無理して海外に行って感染したら社会的制裁は不可避。
JGC・SFC修行は最速でも2021年かそれ以降。