オンライン飲み会に抵抗がある層、そうでない層の差

日常生活・猫
記事内に広告が含まれています。

最近問題になっているのが路上飲み。どういうわけか日本では公共の場での飲酒を禁ずる法律がないため、やりたい放題・飲み放題。蔓延防止等重点措置により20時閉店で店から溢れた人が路上酒盛り状態。その一方でオンラインで盛り上がる人も居るようです。その差はなに?

■ 広告 ■

変わるコミュニケーションスタイル

新型コロナウイルス感染症拡大により筆者も昨年春は強制リモートワークでした。

その後強制リモートワークが解けても、会議・打ち合わせは近くにいる人同士なら密にならないように気をつけての対面ですが、会社の方針でそれ以外の複数部署や複数拠点での会議ではたとえ近くの拠点や同じビルでもリモート会議が当たり前になりました。

もちろん、よほどの事情がないと出張は禁止です。
まして海外出張とか論外中の論外。

企業側からすれば、移動交通費が激減しているはずで経営的には悪いことはほとんどありません。

社員から見ても、移動のために時間を無駄にする必要がないので助かります。移動が息抜きだという話は確かにありますがそれは本筋ではないはずです。

こうしたリモートの活用は今に始まったことではなく、いずれはそういう事が増えていくはずでした。

しかしそれを急加速したのが新型コロナウイルス感染拡大だというわけです。

仮に従来100件の対面会議があったとすれば、筆者の勤務先では対面会議はその2割か3割くらいにまで減っています。

コミュニケーションスタイルは進化したIT技術の普及とともに変わっていく。コロナは単にそれを後押ししたに過ぎない。

■ 広告 ■

変わらないのは飲み会スタイル?

ここ数日ニュースやワイドショーで尺を取っているのが、飲食店が締まった20時や21時以降の路上・公園で飲む人たちの映像。

コロナ以前の問題として、街の美観・治安の問題から法的に公共の場での飲酒は法律で罰則付きで禁止されるべきことです。

飲み会はオンラインで無問題という人々

テレビのインタビューは「蔓延防止云々なんか関心がない、集まって飲みたい!」という人々と「オンラインで飲み会とか別に問題ない、普段からそれでコミュニケーションは取れている」という人々の二通りが居るのに気づきました。

後者は若い人に多いようで、いくつかのインタビューで共通しているように見えたのは「普段からオンラインでコミュニケーションしている」ということでした。

普段からやっていることなので別にオンライン飲み会にも抵抗はないし、日常生活の延長みたいなものなのでしょう。コロナだから特別というよりは、コロナだからリアル飲み会を減らしているに過ぎない、という印象を受けました。

オンライン飲み会に抵抗がない人:
普段からオンラインチャットで仲間とコミュニケーションを取っていて、オンラインコミュニケーション抵抗が無く、必要な最低限のITスキルもある。

オンラインは問題外という人々

さて今問題になるのはこういう層です。

コミュニケーションスタイルはコロナが収まってもますます変化は加速するでしょう。

仕事でのオフラインはますます減少する

経営の立場になったと思えばすぐわかることですが、オンライン会議で十分仕事ができるようになったのだから、今更交通費をかけての出張を昔通りにするわけがありません。出張を減らせば、経費を使っての飲食も減ります。経営的には悪いことはほとんどない。

2時間の打ち合わせのために片道3時間以上かけて日帰り往復なんて、あまりにも効率が悪すぎるし疲労もあります。

そんなことを従来どおりに容認する日が戻るとは到底思えません。
業務外出・業務出張に関しては絶対昔には戻りません。

そういう意味から、いつまでも頑固にアンチ・オンライン派で居ると、気づいたら部門内でも爪弾きになって冷や飯を食わされて、いつの間にかリストラ対象者リストに載っているかもしれません。

オフライン飲み会にこだわるのは?

筆者はオンラインコミュニケーションに全く抵抗がないのですが、オフライン飲み会はやったことない(何せ酒は基本的に飲まないので)です。機会があれば参加は全く問題なしです。

むしろその場の雰囲気で飲みたくない酒をちびちび飲んだりやっと減ったグラスに酒を注がれたり、気を使って酌をしたりするよりずっと良いです。

歓談しながら自分はソフトドリンクってのも堂々とできますからね。

さて、オフライン飲み会にこだわるのは2つの理由があると思います。

これ以外に自宅にそんな場所がないという人も多いと思います。

オンラインチャットのスキルがない:

推測の域を出ないのですが、そもそもオンラインチャットをするPC・ネット環境がないとか自分で構築できない人。

会社ならIT部門の人や、部内のITスキルのある人が面倒を見てくれますが、自宅では面倒を見てくれる人がいない。

息子・娘は自分で勝手にオンラインチャットやオンライン飲み会をやっているが、彼ら・彼女らに教えを請いたくないとか、教えてくれといっても子どもたちに相手にされないとか(これは悲しいね、家庭内ITリストラです)。

いずれにせよ、先々仕事でもオンライン会議などを主導的にできないとなれば、何かと支障をきたすようになるかもしれません

コロナ以前に危うい存在の人だとも言えます。

リアルが大好きな人:

これは筆者も理解できます。

いくらオンラインに慣れていても、やはりリアルのほうが楽しいのは間違いない、それは100%認めます。

業務の会議は議題もゴールも見えているはず(日本の会議は得てしてゴールも不明なまま集まって結論を出さないで終わる時間浪費会議が多いようですが…)なので、オンラインでも大きな問題にはなりません。

しかし、雑談的なものはそれなりにネット環境やカメラ・マイクの環境が良くないと楽しくないですね。某社のCMにあるように、「固まる」人が出てくるかもしれません。ならばリアルのがほうがずっと良いじゃねぇかよ!ということです。

自宅にはそんな場所がないという人も大勢いるでしょう。子どもたちは自室でオンラインチャットをしているが、お父さんにはそんな場所はない!ですよね。

対処が難しいオフライン派

前述のどちらが困るかといえば後者だと思います。

前者はいちおうやる気はるのですが、スキルがついていかないだけなのでなんとかなるわけであります。

後者はマインドの問題ですので、そういう人のマインドはなかなか変えられません。あるいは自宅環境の問題ですので、マインド以上に即効性のある解決策がない。

この人々を閉店時間以降に路上・公園にあふれるのを防ぐには、安直ですが法的に強制力をもたせて我慢してもらうのが短期即効があります。

そもそも日本という街にもゴミが少ない先進国で、平然と公共の場での飲酒が許されていること自身が驚愕である。

若者世代にしか効果がないと思いますが、集まって飲んでいるところ(路上や公園)にモスキート音を流すのも手かもしれません。

コンビニの入り口付近に若者がたむろするのを防ぐために使われています。ただ二十代後半からはモスキート音は聞こえにくくなるので路上飲酒撃退には効果が薄いかもしれませんが、変異株で増えている若者がたむろするのを防ぐ効果はあると思います。

■ 広告 ■

まとめ

コミュニケーションスタイルはIT技術の進歩・普及ともに変わってゆき、仕事場でのオンライン会議はますます増えていく。

プライベートでもオンラインチャットを普段から使っている層は、オンライン飲み会にもあまり抵抗がなくむしろ活用しているようだ。

ITスキル等技術的な問題でオンライン飲み会がだめな人は、仕事でも将来あやういかもしれない。

純粋にオフライン大好きな人や自宅にそんなスペースがない人を、美観・治安・コロナの観点から公共の場での飲酒をさせないためには、法的に規制して我慢してもらうしかない。

若者だけ対象になるが、モスキート音を使うのも手である。

タイトルとURLをコピーしました