iPhone 14シリーズから無印とPlus、ProとPro Maxでは使用されるCPUの世代が異なるようになりました。CPUだけみればiPhone 14無印/PlusはiPhone 13と同じ、iPhone 15無印/Plusは、iPhone 14 Pro/Pro Maxと同じものが使われています。iPhone 15無印を買うなら+2万5千円でずっと高機能なiPhone 14 Proを勧めたいところです。
スペックはiPhone 15 ≪ iPhone 14 Pro
iPhone 15、iPhone 14 Pro、そして参考のためにiPhone 15 Proの違いが大きな部分のスペックを切り出してみました。
主要な仕様の差 | iPhone 15 | iPhone 14 Pro | iPhone 15 Pro |
Apple公式サイト | iPhone 15 | なし | iPhone 15 Pro |
CPU | A16 Bionic | A16 Bionic | A17 Pro |
ディスプレイの違い | Super Retina XDRディスプレイ | Super Retina XDRディスプレイ ProMotionテクノロジー 最大120Hzのリフレッシュレート | Super Retina XDRディスプレイ ProMotionテクノロジー 最大120Hzのリフレッシュレート |
側面素材 | アルミニウム | ステンレススチール | チタニウム |
背面ガラス | テクスチャードマットガラス | カラーインフューズドガラス | テクスチャードマットガラス |
メインカメラ | 48MP, f/1.6, 26mm | 48MP, f/1.78, 24mm, 1/1.28” | 48MP, f/1.78, 24mm, 1/1.28” |
光学手ぶれ補正 | センサーシフト光学式手ぶれ補正 | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 |
LiDARスキャナ | X | あり | あり |
手ぶれ補正 | センサーシフト光学式手ぶれ補正 | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 |
超広角 | 12MP, f/2.4, 13mm | 12MP, f/2.2, 13mm, 1/2.55” | 12MP, f/2.2, 13mm, 1/2.55” |
望遠 | X | 12MP, f/2.8, 77mm, 1/2.5 | 12MP, f/2.8, 77mm, 1/2.5 |
ナイトモードポートレード | X | 対応 | 対応 |
Apple ProRAW写真撮影 | X | 対応 | 対応 |
ProRes動画撮影 | X | 最大4K, 30fpsのProRes動画撮影 | 最大4K, 30fpsのProRes動画撮影 |
マクロビデオ撮影 | X | 対応(スローモーションとタイムラプスに対応) | 対応(スローモーションとタイムラプスに対応) |
フロントカメラProRes動画撮影 | X | 最大4K, 30fpsのProResビデオ撮影 | 最大4K, 30fpsのProResビデオ撮影 |
マクロ写真撮影 | X | 対応 | 対応 |
バッテリー容量(mAhは3.7Vで計算した値) | 12981mWh 3508mAh | 11840mWh 3200mAh | 12700mWh 3432mAh |
ビデオ再生時間 | 最大20時間 | 最大23時間 | 最大23時間 |
ビデオ再生時間 (ストリーミング) | 最大16時間 | 最大20時間 | 最大20時間 |
オーディオ再生時間 | 最大80時間 | 最大75時間 | 最大75時間 |
コネクタ | USB TYPE-C (USB 2.0) | Lightning (USB 2.0) | USB TYPE-C (USB 3) |
ボディカラー | ブルー、ピンク、イエロー、グリーン、ブラック、(PRODUCT)RED | ディープパープル、ゴールド、シルバー、ブラック | ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウム |
サイズ | 147.6 x 71.6 x 7.8mm | 147.5 x 71.5 x 7.85mm | 146.6 x 70.6 x 8.25mm |
重さ | 171g | 206g | 187g |
128GB価格()はiPhone 15との差 | 124,800円 | 149,800円 (+25,000円) | 159,800円 (+35,000円) |
256GB価格()はiPhone 15との差 | 139,800円 | 164,800円 (+25,000円) | 174,800円 (+35,000円) |
512GB価格()はiPhone 15との差 | 169,800円 | 194,800円 (+25,000円) | 204,800円 (+35,000円) |
筆者が、この記事執筆時点でiPhone 14 Proを使っており、それ以前はiPhone 13 miniでした。
CPUの差を除けば、iPhone 15とiPhone 14 Proの関係に近いものがあります。
iPhone 14 Proを勧めたい人
一言で言えばiPhoneでより綺麗に写真や動画を撮りたい人です。無印モデルとProモデルの最大の違いはカメラであり、これが世代を重ねるにつれ単に望遠がついているとかいないとかいったものではなくなっています。
価格的にはiPhone 15より25,000円高くなりますが、カメラを中心にメリットは多いのです。
・一世代前のモデルではあるが、CPUは同じA16 Bionicであり性能が落ちるというものではない。
・機能的には標準モデルより上のProモデルであり、光学3倍の望遠カメラを搭載している。
・カメラの手ぶれ補正は、より効果の高い「第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正」である。
・LiDARスキャナ搭載により、暗所でのAF速度が早いとかカメラを使って計測(縦・横・高さ)が瞬時にできる。
・LiDARスキャナを使えば部屋の3Dモデルなどもつくれる(あまり作らないかもしれませんが)。
・最大120Hzのリフレッシュレートに対応するディスプレイで、よりぬるぬるでスムーズ。
・超広角カメラのマクロ対応。
iPhone 14 Proを使って特に大きいのは光学望遠の有無です。3x望遠で77mm相当という焦点距離は一眼カメラではポートレートなどで多用する焦点距離です。他に2x光学望遠にも対応しているので、実質は0.5x、1x、2x、3xの光学望遠です。
いずれの機種も48MPのセンサー4つを一つにして4-in-1ピクセルビニングで12MPの解像度の写真を出力していますが、2xモードはピクセルビニングを使わず48MPセンサーの中央12MPを切り出して2x相当の画像を出しています。これはデジタルズームではないので画質もデジタルズームの2xよりずっと綺麗になります。
カメラ全く無関係ならなんでもいいですが、多少なりともカメラにこだわるなら不満が出てくる可能性が少ないProモデルのほうが結果的に安上がりになるかもしれません。
Appleでは販売終了
ただ、残念なことにiPhone 14 ProはApple Storeやビックカメラやヨドバシカメラなどでは販売終了しています。
しかし一般のApple製品取扱店ではまだまだ売っていますのでそういうお店で探すとよいでしょう。
あるいiPhone 15に+35,000円でiPhone 15 Proであれば、今は予約状態ですがiPhone 15 Proでも良いでしょう。iPhone 15 ProであればUSB 3の10Gbpsの速度でUSBケーブルでのデータ転送ができますので、撮影した動画ファイルなどのPCへの転送もスムーズです。
いずれにせよ、写真を多少なりとも重視する人であればProモデルがお勧めです。
<関連記事> 日常生活必須端末をiPhone 13 miniからiPhone 14 Proに変えて1ヶ月、得たものと失ったもの
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無印iPhone 15を買うならば、+2万5千円でiPhone 14 Proを選ぶほうが長く使える
iPhone 14シリーズから無印とPlus、ProとPro Maxでは使用されるCPUの世代が異なるようになりました。CPUだけみればiPhone 14無印/PlusはiPhone 13と同じ、iPhone 15無印/Plusは、iPhone 14 Pro/Pro Maxと同じものが使われています。iPhone 15無印を買うなら+2万5千円でずっと高機能なiPhone 14 Proを勧めたいところです。
スペックは20230919
iPhone 15、iPhone 14 Pro、そして参考のためにiPhone 15 Proの違いが大きな部分のスペックを切り出してみました。
異なる部分の主要な仕様 | iPhone 15 | iPhone 14 Pro | iPhone 15 Pro |
Apple公式サイト | https://www.apple.com/jp/iphone-15/ | なし | https://www.apple.com/jp/iphone-15-pro/ |
CPU | A16 Bionic | A16 Bionic | A17 Pro |
ディスプレイの違い | Super Retina XDRディスプレイ | Super Retina XDRディスプレイ ProMotionテクノロジー 最大120Hzのリフレッシュレート | Super Retina XDRディスプレイ ProMotionテクノロジー 最大120Hzのリフレッシュレート |
側面素材 | アルミニウム | ステンレススチール | チタニウム |
背面ガラス | テクスチャードマットガラス | カラーインフューズドガラス | テクスチャードマットガラス |
メインカメラ | 48MP, f/1.6, 26mm | 48MP, f/1.78, 24mm, 1/1.28” | 48MP, f/1.78, 24mm, 1/1.28” |
光学手ぶれ補正 | センサーシフト光学式手ぶれ補正 | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 |
LiDARスキャナ | X | あり | あり |
手ぶれ補正 | センサーシフト光学式手ぶれ補正 | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 |
超広角 | 12MP, f/2.4, 13mm | 12MP, f/2.2, 13mm, 1/2.55” | 12MP, f/2.2, 13mm, 1/2.55” |
望遠 | X | 12MP, f/2.8, 77mm, 1/2.5 | 12MP, f/2.8, 77mm, 1/2.5 |
ナイトモードポートレード | X | 対応 | 対応 |
Apple ProRAW写真撮影 | X | 対応 | 対応 |
ProRes動画撮影 | X | 最大4K, 30fpsのProRes動画撮影 | 最大4K, 30fpsのProRes動画撮影 |
マクロビデオ撮影 | X | 対応(スローモーションとタイムラプスに対応) | 対応(スローモーションとタイムラプスに対応) |
フロントカメラProRes動画撮影 | X | 最大4K, 30fpsのProResビデオ撮影 | 最大4K, 30fpsのProResビデオ撮影 |
マクロ写真撮影 | X | 対応 | 対応 |
バッテリー容量 (mAhは3.7Vで計算した値) | 12981mWh 3508mAh | 11840mWh 3200mAh | 12700mWh 3432mAh |
ビデオ再生時間 | 最大20時間 | 最大23時間 | 最大23時間 |
ビデオ再生時間 (ストリーミング) | 最大16時間 | 最大20時間 | 最大20時間 |
オーディオ再生時間 | 最大80時間 | 最大75時間 | 最大75時間 |
コネクタ | USB TYPE-C (USB 2.0) | Lightning (USB 2.0) | USB TYPE-C (USB 3) |
ボディカラー | ブルー、ピンク、イエロー、グリーン、ブラック、(PRODUCT)RED | ディープパープル、ゴールド、シルバー、ブラック | ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウム |
サイズ | 147.6 x 71.6 x 7.8mm | 147.5 x 71.5 x 7.85mm | 146.6 x 70.6 x 8.25mm |
重さ | 171g | 206g | 187g |
128GB価格()はiPhone 15との差 | 124,800円 | 149,800円 (+25,000円) | 159,800円 (+35,000円) |
256GB価格()はiPhone 15との差 | 139,800円 | 164,800円 (+25,000円) | 174,800円 (+35,000円) |
512GB価格()はiPhone 15との差 | 169,800円 | 194,800円 (+25,000円) | 204,800円 (+35,000円) |
筆者が、この記事執筆時点でiPhone 14 Proを使っており、それ以前はiPhone 13 miniでした。
CPUの差を除けば、iPhone 15とiPhone 14 Proの関係に近いものがあります。
iPhone 14 Proを勧めたい人
一言で言えばiPhoneでより綺麗に写真や動画を撮りたい人です。無印モデルとProモデルの最大の違いはカメラであり、これが世代を重ねるにつれ単に望遠がついているとかいないとかいったものではなくなっています。
価格的にはiPhone 15より25,000円高くなりますが、カメラを中心にメリットは多いのです。
・一世代前のモデルではあるが、CPUは同じA16 Bionicであり性能が落ちるというものではない。
・機能的には標準モデルより上のProモデルであり、光学3倍の望遠カメラを搭載している。
・カメラの手ぶれ補正は、より効果の高い「第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正」である。
・LiDARスキャナ搭載により、暗所でのAF速度が早いとかカメラを使って計測(縦・横・高さ)が瞬時にできる。
・LiDARスキャナを使えば部屋の3Dモデルなどもつくれる(あまり作らないかもしれませんが)。
・最大120Hzのリフレッシュレートに対応するディスプレイで、よりぬるぬるでスムーズ。
・超広角カメラのマクロ対応。
iPhone 14 Proを使って特に大きいのはやはり望遠の有無です。3x望遠で77mm相当という焦点距離は一眼カメラではポートレートなどで多用する焦点距離です。他に2x光学望遠にも対応しているので、実質は0.5x、1x、2x、3xの光学望遠です。
いずれの機種も48MPのセンサー4つを一つにして4-in-1ピクセルビニングで12MPの解像度の写真を出力していますが、2xモードはピクセルビニングを使わず48MPセンサーの中央12MPを切り出して2x相当の画像を出しています。これはデジタルズームではないので画質もデジタルズームの2xよりずっと綺麗になります。
Appleでは販売終了
ただ、残念なことにiPhone 14 ProはApple Storeやビックカメラやヨドバシカメラなどでは販売終了しています。
しかし一般のApple製品取扱店ではまだまだ売っていますのでそういうお店で探すとよいでしょう。
あるいiPhone 15に+35,000円でiPhone 15 Proであれば、今は予約状態ですがiPhone 15 Proでも良いでしょう。iPhone 15 ProであればUSB 3の10Gbpsの速度でUSBケーブルでのデータ転送ができますので、撮影した動画ファイルなどのPCへの転送もスムーズです。
いずれにせよ、写真を多少なりとも重視する人であればProモデルがお勧めです。
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