この記事は、いわゆるSFC修行僧封じと噂されているANAの運賃改定等に対しての記事です。
SFC修行僧封じとは
SFC修行で情報を検索すると「ANAのSFC修行僧封じ」なんてのがちらほら。
なに?どうもこういうことらしい。
- 安い運賃でのPP積算率が下げられた(昨年10月改定)
- プレミアムクラスが徐々に値上がり(当日アップグレードを含む)
- 当日とんぼ返り運賃がなくなった
何を求めるかによってこれが封じだと感じたり、全く関係ないじゃんとか思ったりするわけですが、SFC修行僧にとっては結構深刻だったりします。
実態はどうなのか?
運賃とPP積算率の関係変化
封じかどうかはわかりませんが、安い運賃ほどPPのレートがわるくなったのは事実です。
上級会員制度は本来上客の常連さんに対する見返りサービスなので、常連さんになるために通い続けるのは本末転倒ということなのでしょうか?
本当の理由はANAの経営層の方のご意見を聞かない限り、推測の域を脱しません。
推測だけで議論しても正解は絶対に出てこないので議論はやめますが、経営的・営業的な理由は必ず存在するはずです。
当日とんぼ返り封じ?
同じように当日とんぼ返りも積算レートが50%という安い運賃では確かに当日とんぼ返りはカットされているようです。
しかし予約クラスYといった100%レートの運賃では当日とんぼ返りはありますし、ビジネスクラスでもちゃんと存在します。
これを承知しての主張かどうかわかりませんが、安い運賃での日帰りカットで修行封じというならば結果的にそうかもしれません。
状況から言うならば、安い運賃で回数乗ってPP稼ごうというのはブロックされているといっても良いかもしれませんね。
ただ、個人的には海外で宿泊せず、下手すれば入国せずとんぼ返りなんてのは、別室で手厳しく質問責めにあってもにやむを得ない、自業自得だと思います。
チャンギのようなトランジット利便性重視空港で、日本からきて入国せず乗り継ぎで第三国に行くなら普通の話なので、咎め立てはないと思います。
しかし、日本からきて入国もせずトンボ帰りで戻るなんて普通の生活・ビジネスでは絶対あり得ないじゃないですか。
まさに航空運賃の無駄遣いです。喜ぶのは航空会社だけ。
休みが取れないからといった理由を聞きますが、それなら無理せず国内で稼いだ方がいいのではないでしょうか?
国内で日帰りなら、CAさんに「お帰りなさい」と言われる程度で悪いことは一切起こりません(ディレイとかは別)。
今一度考えてください。普通にシンガポールに行って入国もせずにまた帰るなんてのはありえないでしょう?
何かトランジットエリアで悪い取引でもしに来たのではないかとか疑われても仕方ないと思います。
それよりは、せっかくいったのだから、最低1泊くらいして楽しんで帰って来ましょうよ!旅は楽しむものであり、「修行」とか行って自分をいじめるものではありません。
それに修行は目標ではないですし、ステイタスを取るのも目標ではありません。
ステイタスをとったあと、飛行機に乗らなくなったら全く意味がないですし、国内線だけなら、費用対効果でいえば年に何度かの飛行機旅行でプレミアムクラスをつかったほうが遥かに安上がりでし、優先搭乗・優先手荷物・専用カウンター・ラウンジなどは使えますからね。
やはりステイタスを取った後のメリットは国際線でこそ生かされると思います。その予定がない、その希望がないならステイタス取りは航空会社に利益を貢ぐだけなのでやめた方が良いと確信します。
また、経験的には時間に追われる忙しい人は、国内線で稼いだ方が良いです。
時間にゆとりがあって休みも取れる人は休暇も兼ねてシンガポールとかシドニーとか行くといいでしょう。なんつっても楽しいですよ、そのほうが。さらにゆとりがあればご夫婦でいけばもっと楽しい。
まとめ
これまでの運賃体系からの改定というのは経営状態改善のための施策と考えればうなづけますす、それが結果的にSFC修行僧封じに見えるのだと思います。。。
入国なしのとんぼ返りは理論的に観光客やビジネス客にはありえない。何か良からぬことを企てていると当局に疑われても文句は言えない。
時間がなくて当日とんぼ返りは絶対やめた方が良い。無問題成功談はラッキーだっただけです。