2日目:七尾線
話を戻そう。乗車した9時52分七尾線七尾行き発車。車内はガラガラ。金曜の朝の遅い時間だから?逆方向だから?理由は不明がだ、とにかく空いている。この写真の通り空気運搬状態。
とりあえず、車内では持参したHUAWEI MediaPad M5でこの記事を書いて過ごしたが、なんか券売機でケチがついて嫌な気分と言えなくもない。それでも、お昼は七尾で美味しい寿司を食おうと思い検索して調べることしばし。見つけましたよ、良さげなの。
七尾についたのは11時19分。七尾の駅の風景などを撮っているうちに11時半近くになった。七尾といえば花嫁のれん。加賀友禅の生地でつくられた艶やかなのれんで、結婚式当日に婚家にかけられ花嫁がそれをくぐるというものだそうな。
のと前回転寿司 夢市七尾店
七尾の駅前には、正面にミナ・クル、その左手にパトリアという商業施設があり、夢市七尾店は、ミナ・クル一階の通りに面した部分にある。
回転は11時半ということで、あと少しで開店。
なんか、人気がなくない?
え!
まさか!
お休みではないが、本日に限り14時半開店だと!
だから七尾行きはケチがついてんだよ!(苦笑)
道の駅・能登食祭市場
仕方ないので、ぶらぶらと海の方へ。道の駅・能登食祭市場の言うものがあるらしい。きっとバリバリの観光施設なのでしょうが、期待をせずに行ってみる。途中の水路沿いの風景が実に美しい。
食楽市場到着。なるほど、駐車場には観光バスが何台かとまっている。中に入ると2階には加賀屋をはじめとしたグルメどころが並び、1階には土産物や土産物系魚介売り場がある。
ぐるりとみておしろいと思ったのは、小さなフードコートがあり、魚屋で買った刺し身をその場で食べられること。言えば割り箸と醤油をくれるらしい。
建物の向こう側、すなわち海側に出てみるとすがすがしい風景が広がる。
腹減ったなぁ。
だが、頭は寿司になってしまったので我慢して駅に戻る。
金沢へ戻る
とはいえ流石に空腹すぎるので、駅のセブンイレブンでグリーンスムージー180円とおにぎり120円を買ってお腹をごまかして、13時9分の普通列車で金沢に戻る。のんびりした風景が広がりホッとする。都会暮らし、都会勤めが長いのでたまの田舎にはリフレッシュできる。
それでもさすがにかほく市の宇野気をすぎて少し海岸から離れるとだんだん家が増えて、都会が近くなっていることを感じる。普段は首都圏にいるので、人や車・家の多さが当たり前になっているが、実はあれは日本の中でも本当に一部だけの話なのだと感じるわけである。そういう意味では金沢市は、北陸随一の都会であると同時に、凛とした朝の爽やかな空気を感じる自然豊かなところでもある。そういうところが良い。
さて、金沢駅に戻ったのは14時53分。先程のおにぎりとグリーンスムージーが効いて空腹感ゼロ。グリーンスムージーって好きなののだが、以外にお腹に持つ。空腹時の飲み物としては最適かと。
高岡へ行こう
お昼には遅いし、夕飯までは時間はあるなぁ、と言うことで、今度はApple WatchのSuicaで改札を通り高岡に向かう。目的は前から見たかった高岡大仏です。IRいしかわ鉄道からあいの風とやま鉄道の乗り換えなし乗り継ぎである。もともと北陸本線だったので七尾線と違って乗り心地はかなり良い。
新幹線開通以来、部分的にJRでなくなったりICOCAやSuicaが使えたり使えなかったりでややこしくなっている。金沢市内の街の変化も新幹線開通以来、恐ろしい速度で変化を遂げている。良くもあり残念でもあるが、金沢の街や文化は首都圏の観光客に流されるような浅いものではなくしっかりとした強さがあると思っている。
閑話休題。金沢駅を出たのが15時7分、高岡到着は15時46分の予定。またしても車内ではこの記事の続きを書いているうちに、列車は高岡到着。
高岡大仏
地図は頭に入っているのでずんずんとジモピーみたいな顔して歩く。実際、普段の街歩きと変わらぬ恰好なので、良くも悪くも観光客には見えないと思うが。観光客かどうかを見極めるポイントは、もちろん服装やバッグなどの持ち物、それと観光客のほとんどは夫婦や友人たちとのグループ行動が多い。ひとり旅で普段着で歩いているとまあ一見して観光客と思われることはなくなる。
高岡大仏といえば奈良と鎌倉に並ぶ日本三大仏と言われているそうだ。もともと関西で生まれ育ったので奈良の大仏は何度も見ている。関東に移ってからは鎌倉大仏もみているので残すは高岡大仏のみ。一度は見たかったのよん。
正面から見ると良いお顔をされているが、ちょっと斜めから見ても良いお顔。うーむ、仏像といえども美しい顔はどこから見ても美しいのね。お顔の美しさに感動して、少額のお賽銭で手を合わせて高岡大仏をあとにする。
駅へ向かうシャッター通り商店街の端で高岡大和に遭遇。
あ、ここなのね!トイレを拝借し地下食品売り場を覗いてみる。全体的に高め設定のようで、金曜夕方ですが閑散としていた。東京のデパートならデパ地下はかなりの混雑しはじめる時間帯のはず。大和も例にもれず苦しいと聞くが大丈夫かしら?
コーヒーブレイク
時刻は16時半。金沢へのあいの風とやま鉄道の列車は17時1分なのてまだ時間がある。そういえばコーヒーは朝ホテルで飲んただけだよなぁ、ってことで駅のItarian Tomato Cafe Jr.へ。カフェなのでドリンクとケーキなどね。ここでコーヒー220円とバナナマフィン165円を注文。2品で400円を切るお値段だけれど、バナナマフィンはしっとりとしてとても美味。調べてみたら自宅から遠くないところにもあるそうで。今度行ってみよう。
マフィンを味わっていると見知らぬ番号から電話があり、出てみるとJRの方で先程の210円が余分にはいっている事が確認できた、迷惑をかけて申し訳ないというお詫びだった。今、高岡に居てこれから金沢に戻る旨を伝えると返金の手順を教えてくれて本件解決。良かった、良かった。高岡大仏様のおかげに違いない。
夕食は8番ラーメン
流石に昼代わりになってしまったセブンイレブンのおにぎり一個とグリーンスムージーとコーヒータイムのマフィンだけでは腹が減ってきたので、JRで210円受け取り前にいつもの8番らーめんへ。金沢に来たらこれを食べないといけない。来ると絶対食べたくなる。金沢のソウルフードだと勝手に思う。
金沢百番街あんとの8番らーめん。まだ少し時間が早いので空いている。いつぞやケンミンショーか何かで放送された後は凄かったよ。おでんの黒百合以上に長蛇の列で驚いたのを覚えている。ここはJR金沢駅の職員の方も時々食べに来るようで、制服姿をお見かけすることがある。女性一人でも気軽に入れる明るさと清潔さ、野菜らーめんのヘルシーさが女子受けするのでしょう。小ラーメンとからあげのセットが女子に人気のようだ。
最初にここのラーメンを食べたときには美味しさがいまいち理解できなかった。何度か食べていると、さっぱりしているけれど、しっかりと野菜の旨味の効いたスープが太麺にからみついてなんともいえない。ありそうだけど、他にはない味わいのラーメンなのである。
ラーメンを食べ終えてから、あんとの中田屋へ。季節限定のきんつば「毬栗(いがぐり)」を買いたかったのだが、あんとの店の本日分は売り切れとのこと。残念。
夜食は握り寿司
その足であんと2階の100martへ。目的はここの魚屋さんお寿司。18時をまわったこの時間帯になると3割引になります。私が好きな「寿司くいねぇ」ほどではないですが、まぐろが存在を主張する関東のお寿司とは違い地のものが多い。私が買ったものにはまぐろや玉子は入っていない。握り寿司ですが江戸前ではないから。ネタは主に氷見のものが多いようだ
他におやつなどを買って、8番らーめん腹ごなしのために1kmほどを宿がある武蔵ヶ辻まで歩く。近江町のエムザ1階にある土産物売り場の黒門小路に行くと中田屋の毬栗が売っていたのでためらわずに購入し、無事部屋に戻って本日終了。というか、この記事の残りを書いている。
今日は七尾まで往復普通列車がおよそ3時間、高岡までの往復がおよそ1時間半。都合、4時間半は車内。今回、2日目は七尾、高岡へ足を伸ばしたが、前回の2018年5月では2日目は東尋坊へ行った。金沢に関しては往復以外に旅の予定を事前に立てることはない。気分次第というのもあるが、雨の多い土地なので、天気次第で前の日くらいに考える。雨ならどうしよう、晴れたらこうしようとか。そして朝の天気で考える。
明日は、いつものとおり朝の主計町から浅野川付近を散策しよう。でも、朝ごはんはどうするかな。明日は祝日のため竹乃屋は休みなのだ。
うーん。
本日の収穫。18,485km。14.41km。
(続く)