初心者向け:航空会社の上級会員ステータス獲得入門 (JALとANAのステータス)

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JALやANAの上級会員ステータスとは?

ステータス修行ブームの火付け役は風間俊介さん?

日本テレビの沸騰ワード10で取り上げられて以来、今まで存在すらしなかった人も興味を持つようなった(かもしれない)航空会社の上級会員ステータスって何でしょう?

この番組を見た方は覚えておいででしょうけれども、「ステータス修行」と副題がついているとおり、航空会社のステータスは一年暦年の間に決められた数あるいは距離(正確には搭乗距離や料金クラス・座席クラスによって得られるポイント)に達成すると、航空会社から自動的にステータスがもらえます。

沸騰ワード10では、風間俊介さんがJALのステータスを取ることを目標に沢山JALに乗ったわけですが、風間俊介さんは皮肉にもその後ANAのCMに出ることになり、風間俊介さんがJALに乗る企画は終わってしまいました。

次に番組が担ぎ出したのは、サバンナの高橋茂雄さん。高橋さんに修行してもらおうということのようです。冒頭の風間俊介さんの修行番組で、サバンナの高橋さんが興味を持ったというのが真相っぽいです。それを聞きつけた番組スタッフが、風間俊介さんの代わりに、サバンナ高橋さんにやってもらおうということでしょうか。

ご覧になった方も多かろうと思いますが、まあ、飛行機に乗りまくるわけです。

今回は、何度かにわけて 初心者向け に 航空会社の上級会員ステータス獲得入門 と称して修行なるものを考えてみようという方に知っておくべきことやポイントを書いていきます。

JALのステータス修行

最初にこのブログで取り上げたのはJALのステータス獲得のための修行です。

以下の記事で、JALのステータスについて紹介していますので是非お読みください。ややこしい話は書いておりません、ステータスのメリットはこんな感じ、ステータスを得られる条件はこんなものだと説明しています。

JALのサファイア会員の権利を取得するには、

  • 1月1日から12月31日の間に50回搭乗する
  • 1月1日から12月31日の間に50,000ポイントを貯める

の2つの方法がありますが、上記の記事ではポイント(Fly On Point、FOPと略します)を決められた分貯めてステータスを獲得する方法について説明しています。

50,000FOPを貯めるといっても、実際にはその年の初搭乗で5,000FOPもらえるので45,000を1月1日から12月31日までの間に貯めればOKです。このFOPは搭乗距離や座席クラス、料金クラスによってことなります。

なかなかややこしく思うかもしれませんが、単純に言えば出発地と目的地の間の距離(区間マイル)ベースに利用するクラス(普通席かクラスJかファーストクラスか)や料金(スーパー先得か特便割引か)で割り増しをつけた結果がFOPです。

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ANAのステータス修行

沸騰ワード10ではネタにはなっていませんが、ANAにもステータスはあるわけです。

細かい違いを抜きにすればまあ似たようなものですが、ステータスをとるための条件が異なります。

これについては後述しますが、ANAには搭乗回数で条件クリアというのがありません。搭乗距離、というかポイント(ANAの場合はPremium Pointといいます、略してPP)だけしか選択肢がありません。

ANAのPPもJALのFOPと考え方は同じです。

PPも搭乗距離や座席クラス、料金クラスによってことなります。

いずれにせよ、ステータス修行が気になったら、JALとANAのWebサイトを熟読してみてください。

JALとANAどちらを取るべきか?

これは、もう、ステータスに興味をもった貴方が、出張や旅行でJALとANAのどちらを使うことが多いかで決めるべきです。

例えばANAは乗っても年に2度、JALは年に数回ならいわずもがなです。当然取るべきはJALですね。

私は2019年1月からANAのステータス修行を始めて4月半ばにプラチナを手にしました。

といっても、やはり迷っていたわけです。

ステータス取得に必要なポイント(ANAならPP、JALならFOP)を短期で取る近道は、国内線ファーストクラス(JAL)あるいはプレミアムクラス(ANA)を多数利用することです。

もちろんそれなりに費用はかかりますが、一回のフライトで得られるポイントがかなり違いますので、結果的により少ないフライトで目的を達成できます。

しかし、JALの国内線ファーストクラスは羽田起点の札幌・大阪・福岡・那覇(一部便)しかありませんので競争は激烈です。ANAならばかなりの路線でプレミアムクラス設定がありますので比較的容易にプレミアムクラスを取れます。

初心者向け 航空会社の上級会員ステータス獲得入門 プラチナカード

このようにANAのほうが短期間で取りやすいのでまずはANAを取りました。それに国内線の路線数で言えば、ANAは141路線、JALは89路線と地方空港のカバー率が圧倒的にANAのほうが多いです。

なので、札幌・東京・大阪・福岡といったメジャーな都市間の行き来だけならJALでもANAでも大差ありませんが、地方都市になると相当差が出ます。地方都市を使うことが多ければANAのステータスをとったほうが活かせますね。

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ステータス修行を始める前に体験してほしいこと

国内線上級クラスに搭乗して疑似体験する

よくわからないままステータス修行に飛び込んでしまうと、お金をかけて取るには取ったがあまりメリットを感じないということも起こりかねません。

そこで、JALであれば国内線ファーストクラスを、ANAであれば国内線プレミアムクラスをつかってそのサービスの一部を体験してみてください。

ANAの場合は空港でプラチナ会員が得られるメリットとプレミアムクラス利用者が空港で得られるメリットはほぼ同じですが、JALの場合は空港でサファイア会員が得られるメリットより、ファーストクラス会員が得られるメリットのほうが高いのでご注意ください。

<国内線>

ANA
プレミアムクラス

ANA
プラチナ会員

JAL
ファーストクラス

JAL
サファイア会員

預け入れ荷物計40kgまで通常+20kg計45kgまで通常+20kg
チェックインプレミアムクラス専用カウンタープレミアムクラス専用カウンターファーストクラス専用JALグローバルクラブ(JGC)カウンター
保安検査プレミアムクラス/プラチナ会員専用保安検査場プレミアムクラス/プラチナ会員専用保安検査場ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場JALグローバルクラブ(JGC)エントランス
ラウンジANA LOUNGEANA LOUNGEダイヤモンド・プレミアラウンジ(空港にない場合はサクララウンジ)サクララウンジ
優先搭乗2番目2番目1番目2番目
手荷物引き渡し優先優先優先優先
機内食サービスあり(搭乗クラス次第)あり(搭乗クラス次第)

ちょっと勿体無いからということで、普段はANAプレミアムクラス(国内線)やJALファーストクラス(国内線)には乗らないという人でも、ステータス修行が頭に浮かんだら、まずはこれらに乗ってみてください。

ANA上級会員のプラチナやJAL上級会員のサファイアのサービスの一端を体験できます。

ANAの場合は、国内線空港サービスに関する限りプラチナ会員もプレミアムクラス利用者もほとんど同じなので、プラチナ会員とほぼ同じ体験ができますし、それに加えて機内食とプレミアムクラスシートのサービスが享受できます。

JAL上級会員のサファイアよりは、JAL国内線ファーストクラス利用者に対するサービスのほうが手厚いので、ファースクトラスでの空港サービスがサファイアでも受けられると勘違いしないでください。ですが、ステータスがない会員とは違う体験ができるのは同じです。

特に、夏休みなどピーク時の新千歳空港や那覇空港のチェックインはウルトラ長蛇の列で、30分以上待つのはザラですが、上級会員もしくはプレミアムクラス・ファーストクラス利用ならば、空いている専用チェックインカウンターを使えます。

飛行機に乗ることが多く、これらの空港サービス疑似体験でメリットを感じたならば修行の価値があると思います。

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ANAにステータス修行獲得あれこれ

私がANAステータス修行について、事前あるいは取得後に書いている記事が多くありますので、そちらもご覧になってください。

いろいろ書いています。SFCは比較的簡単に取れたので、あまり参考にはならないかもしれませんが、PPやFOP修行で考えるときに少しは参考になれば幸いです。

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まとめ

初心者向け 航空会社の上級会員ステータス獲得入門 の1回目ということで、JALやANAのステイタスについて、そしてステイタスを取らなくてもその待遇を味わうことができるので、それを試してから、修行を考えた方が良いということをお伝えしました。

次回は実際に修行を始めるにあたってのポイントについて書きます。

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