この記事では、JGC回数修行コースを作るとき乗り継ぎ時間を決めるのに一番大きな要素である、保安検査を通らずに乗り継ぎできるか否か、空港でのショップなどの情報についての解説記事です。
第1回目は伊丹空港について詳細に解説します。
これからJGC回数修行を始める方必読です。
なお、記載情報は2019年7月の実体験情報でありますが、JALに限定されています。
制限エリア内で乗り継ぎたい場合は、所要時間短縮のためとJALに対して明確に乗り継ぎ搭乗の意思を示すために事前にチェックインして搭乗券を発行しておくことを強く推奨します。チェックインもしていないと乗り継ぎとして認識されず搭乗放棄とみなされるかもしれません。
制限エリア内で乗り継げるか?
到着客はボーディングブリッジ経由で搭乗ゲートを逆流する形で制限エリアの出発ロビーに出ますのでそのまま乗り継げます。羽田空港の第1ターミナルと同じ、出発客と到着客ごちゃ混ぜ空港なので、一般エリアに出る必要はありません。チェックインしてあればそのまま制限エリア内で次の便のゲートに行けばOKです。
沖留めでバス利用の場合は、バス到着口を上がると制限エリアの出発ロビーに出ますので同様のそのまま乗り継げます。出る場所はバゲッジクレームに出る「一度出ると戻れません」のゲート直前です。うっかり間違ってそのまま他の降機客の後をヒヨコのようについて行くと、一般エリアに出てしまうので注意してください。
空港での過ごし方
大阪空港(伊丹空港)は2020年夏の完成を目指して現在改装工事が進められております。特にターミナル内は囲いだらけですし、制限エリア内の売店もいかにも臨時のつくりですが、本記事は2019年7月時点の状況を記載しています。
改修工事が完了したらまた訪れてこの記事を全面UPDATEしたいと思います。
ANA側との行き来
バゲッジクレームへの出口近くのトイレ横右側に狭い通路があります(ANA側からみても同じ左右対称なのでANAからJALへはトイレの左側)ので、その通路を行けばJAL側からANA側に出ます。ただし結構歩きます。片道5分程度はみておいた方が良いと思います。
制限エリア内のお店など
制限エリア内のJAL側でたとえ軽食でも食事をできる店は全くありません。制限エリア内のショップや軽飲食についていえば、現状では規模の割には極めてプアーな空港だと言わざるを得ません。
売店も空港規模の割に少なく(改良工事中というのもあるでしょう)、保安検査を出た近くの一箇所(2店舗)以外には20番ゲート付近に小さな店があるのみです。マジでベンチと窓とゲート以外は何もありません。
保安検査近くの店舗にはおにぎりやサンドイッチを売っていますが、夕方くらいになると完璧に売り切れていますので、制限エリア内で軽い食事と考えていると、食いそびれる可能性が高いです。
柿の葉寿司などは土産物として売っている場合が多いので、それを買って近くのテーブルと椅子を利用していただくくらいしかありません。
暖かい食事はANA側にあるたこ焼きのたこぽんだけです。焼き始めだと10分程度の待ち時間が必要です。JAL側への往復と焼き上がり待ち、食べるのに必要な時間を考えると30分の余裕が必要です。
JAL側は自販機以外はコーヒーすらありません。ANA側のANA FESTAにはコンビニみたいなコーヒーを売っています。値段は100円ではなく200円〜ですが…。
制限エリア内の充電設備
羽田空港第1ターミナルのように、ベンチにもたくさんの充電設備がついてるものは多くありません。
何も無いベンチが沢山だーっと並んでいるだけです。
ただし、JAL側、ANA側ともに何箇所かにカラフルな椅子があるコンセント付きテーブルがあります。
端のほうの19番〜25番ゲートになると、途中に立ち席のような簡易充電可能スタンドがごく少数あります。
とにかく、制限エリア内の充電関連設備は現時点では羽田のように潤沢ではありません。
一般エリアのお店など
お土産物屋などのショップやレストランは中央ブロックあたりにコンパクトにまとまっていますが、空港内レストランなのでお値段はどこも安くありません。
安いお昼ならランチピークの12時台を避けて、一般利用も可能な職員食堂「OASIS」があります。変わったものはありませんが、700円の定食(和食・洋食・中華)はメイン、ご飯、味噌汁(あるいはスープ)、小鉢でお腹が膨れます。
特に名物を食べるわけでもなく、一人でサクッと済ませたいならOASISをおすすめします。
最初は勇気が入りますが、慣れると自分の会社のように普通にはいってでかいツラして利用できます。くりかえしますが、本来の利用者の職員利用ピークであろう12時台は一般者の利用は避けてください。
カードラウンジについて
カードラウンジ「LOUNGE OSAKA」は中央ブロック3Fの大阪空港ホテル入り口の向かい側にあります。
カードラウンジのラウンジ大阪は大抵の他のカードラウンジ同様ソフトドリンクのみ無料です。ACコンセントのついたカウンターや椅子は多くありますが、詰め込み感が強く非常に暗くて狭い穴倉の感じです。
食べ物や飲み物のを持ち込んでのラウンジ中での飲食はNGです。数量限定ですが、フロントでまい泉ヒレかつサンドを売っている場合があります。これだけは中で食べてOK。
空港直結の大阪空港ホテルについて
大阪空港ホテルは私もとまりましたが非常に便利です。位置的には「LOUNGE OSAKA」のすぐ向い側です。出発前もカードラウンジと同じ感覚でいれば、無為に長い時間を出発ロビーで過ごすこともありません。
支払いは事前精算でチェックイン時に支払います。室内のミニバーなどはないために普通に泊まるだけなら追加料金発生はありません。
コンビニは空港1Fのローソンが便利。
宿泊はおそらく公式サイトが一番安いと思います。
とにかく、到着ゲートからは2Fの到着口から出て3Fに上がれば目の前ですし、出発は逆に2Fに降りて(伊丹は出発と到着が同じ階にあります)、JAL方面・ANA方面に歩けばすぐです。カードラウンジと同じ感覚で使えるというのはそういうことです。
どちらの航空会社かわかりませんが、パイロットも宿泊されているようで、廊下でパイロットユニフォームの方とすれ違いました。それくらい便利ということですね。
朝食付きプランにすると、予約時にノースショアカフェアンドダイニング(4F屋上)か美々卯(中央ブロック2F)を選べます。
個人的には美々卯が好きですが。下の写真は美々卯の朝食メニュー。朝食付きプランでは「ゆばのおかゆ」をいただけます。
チェックインカウンター
チェックインや搭乗券発行などで一旦一般エリアに出る場合、単純な搭乗券発行だけであれば自動チェックイン機が5〜6台あり、いつも空いていますので一番早いです。
有人カウンターは預け荷物ありと預け荷物無しに別れています。
預け荷物ありのほうは例によって長蛇の列で相当時間がかかると思いますが、預け荷物無しのほうはあまり並んでいないのでたいして待たずに順番がきます。
急いでいる時は、間違いなく自動チェックイン機での搭乗券発行が早いです。
参考情報
まとめ(伊丹空港)
- 伊丹空港は、ボーディングブリッジでも沖留めバス利用でも制限エリア内で乗り継ぎが可能。
- 制限エリア内で乗り継ぎたい区間は事前にチェックインして搭乗券を発行してもらっておく。
- ANA側のウィングとは行き来自由で片道5分程かかる。
- JAL側には売店は二箇所3店舗のみ。暖かい軽食などが食べられる場所はJAL側にはない。
- 暖かい軽食は、制限エリア内唯一ANA側のたこ焼き「たこぽん」のみ。
- JAL側売店では、おにぎりやサンドイッチがあるが夕方には売り切れるので、制限エリア内でお腹を満たすには、土産用の柿の葉寿司とか買って食べるしか無い可能性が高い。
- 大阪空港ホテルは非常に便利、出発前も部屋でくつろげるし充電ができる。