異なる航空会社間、あるいは異なるアライアンス間でのマイル交換はできないのが普通です。そりゃそうですね、競合会社に塩を送るようなことはしません。ですが、日本の場合、ポイント交換というシステムがあり、いくつかのポイントサイトを経由すれば、実は2019年12月27日15時までであればJALマイルをANAマイルへお得に交換することが可能です。賞味期限の短い記事ですが、他のルートでの一番効率が良いルートがわかればまた記事にします。
JALマイルをANAマイルにする理由
人それぞれだとは思いますが私の場合の主な理由は3つあります。
- 昔からJALカード(CLUB-Aゴールド)をメインカードに使い、主たる家計の支出を集中させているのでJALマイルは自然に溜まる。
- ANAカード(WIDEゴールド)は比較的最近作りましたが、SFC修行で活躍してくれて結構マイルが溜まってきたので、北米ファーストクラス往復も夢ではない範囲になった。
- 昔からの夢の一つは、ワシントンのスミソニアン博物館三昧をしたいということ。ANAならワシントン直行便がある。
ちなみに東京-ワシントン間をANAで普通に支払うと往復で約120万円〜約132万円と軽くダイヤモンド修行ができちゃう価格です。
ビジネスクラスに落としたとしても、ANA直行便で約64万円〜約77万円と庶民価格ではござりませぬ。
ちなにもロンドンも行ってみたいところ(実は未踏の地)ですが、JALやANA系のビジネスクラスで約64万円〜約77万円、ファーストクラスだと安くて110万程度〜約200万円とちょっとした車が変えちゃうくらい笑っちゃう金額です。
ちなみにロンドンだとJALまたはANAのプレミアムエコノミーでも40万円前後ですから、これだってSFC修行分くらいなので笑っちゃいます。
というわけで、JALマイルの一部をANAマイルに転換したいわけです。
マイル交換のSTEP
- JALマイル→JRキューポ (JMB JQ SUGOCAカード限定)
3,000マイル〜9,000マイル:3,000マイル単位で50%の交換率でJRキューポのポイントへ(すなわち1,500〜4,500ポイント)交換可能。
10,000マイル以上:10,000マイル単位で10,000マイルをJRキューポ10,000ポイントへ等価交換。
1回の交換操作では3,000マイルまたは10,000マイルのどちらか。20,000マイル以上の交換もしくは、3,000マイル単位の交換で6,000マイル以上の交換は複数回の手続きが必要。
交換は4月〜翌年3月で30,000マイルが上限。
JRキューポへの反映は約1週間後。 - JRキューポ (JMB JQ SUGOCAカード限定)→Gポイント
100 ポイント単位で等価交換(1000ポイント→1000ポイント) - Gポイント→LINEポイント
100ポイント→100ポイントで等価交換 - LINEポイント→ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード限定)
100ポイント⇒90マイル(90%)
2019年12月をもってLINEポイントから他のポイントへの交換は終了。
2019年12月27日15時までにLINEポイントからANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード限定)への手続きが終了していなければなりません。 - ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード限定)→ANAマイル
1000マイル→900マイル(90%)
- JALマイル→JRキューポ (JMB JQ SUGOCAカード限定)
すなわち1〜5のルート合計での交換率は81%ですので、例えば30,000マイルであれば、24,300マイルになります。差額の5,700マイルは交換手数料みたいなものです。
必要なもの
JMB JR SUGOCAカード
JALマイレージからJRキューポに交換できるのは、JMB JR SUGOCAカードだけです。他のJR SUGOCAカードでは交換対象になりませんのでご注意ください。
カード 申し込みの際、正しい自分のJMB番号を記入し、カード が届いたらカード 面に自分のJMB番号が記載されていることを確認してください。これがないとJALマイレージからJRキューポへの交換ができません。
九州在住の方以外は多分無縁のカードです。もちろん、交通系ICカードとしてチャージしSUGOCAとしても使えますが、Suica圏内に住んでいる人にはほとんど意味がないかもしれません。
ちなみに、このカードはApple Payに登録可能で、iDとして使えます。
年会費は1,250円/年ですが、年に一度何か買い物に使えばOKなので、このためにつくっても損はないと思います。買い物に使って溜まったJRキューポは、等価交換でJALのマイルかGポイントに交換可能です。
カード 発行まで私は18日かかりましたので早めに申し込みましょう。
Gポイントのアカウント
ポイント交換サイトのGポイントのアカウントが必要です。無料で作れ利用も無料です。
Gポイントを運営するのはジー・プラン株式会社という会社で、主要株主はビッグローブ(株)<親会社はKDDI>、三井住友カード(株)という一流の会社ですので決して怪しげな会社ではありません。
話がちょっとそれますが、ポイント交換サイトで100%レートで交換していては何が利益になるのかと思いませんか?
いろいろあるとは思いますが、間違い無いのは広告収入。ポイント交換サイトで扱うポイントの種類が多いほどアクセスが期待できます。そしてアクセスするとわかりますが、魅力的に見える各社のプロモーションなどがたくさん紹介されており思わずクリックしてその先を見てしまいます。
そうです、広告収入です。これが大きいはずです。
あるいは独自のポイント発行をするためのプラットフォームを提供したりもしているようです。
ともあれ怪しい会社ではありませんのでGポイントアカウントを作りましょう。Web上でリアルタイムにてアカウント登録できます。
新規登録・維持には一切費用はかかりませんので作っておきましょう。
LINEアカウント
これは書かなくてもわかると思います。今や持っていない人のほうが少ないだろうってくらいのものです。
我が家も家族間の連絡や電話は全てLINEのお世話になっています。
ただしセキュリティ関連設定には十分注意してください。
アカウント
パスワード:必ず設定
ログイン許可:PCやiPadから使わないなら必ずオフ
プライバシー設定
IDによる友だち追加を許可:オフ
メッセージ受信拒否:オン
(友だち以外からのメッセージの受信拒否)
Letter Sealing:オン
アプリからの情報アクセス:拒否
情報の提供:すべてオフ
広告の設定:オフ
友だち
IDによる友だち通知を許可:オフ
友だち追加を許可:オフ
便利なツールで使っている人が非常に多いだけにセキュリティ設定は重要なことを忘れないでください。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
ANAマイラーならもっている人も多いと思います。ANAマイルへの交換の必需品ともいえます。
一般のTo Me CARDではなくANAと提携しているANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)でないと90%レートでのANAマイルへ交換できません。
こちらも申し込みの際にAMC番号を記入できないかもしれませんが、その場合はカード発行後に一つのマイル口座に統合できます。
ちなみに、ANAカード からTo Me CARDへの交換率は100%なので、10,000マイルが10,000ポイントになります。
発行までに一週間ほどかかったと思います。
まとめ
JALマイルからANAマイルはいくつかのカード ・ポイントやポイント交換サイトを使って2019年12月27日15時までは81%のレートで交換できる。(この日時でLINEポイントからの交換が終了となるため)
必要なものは、JMB JQ SUGOCAカード 、Gポイントアカウント、LINEアカウント、ANA To Me CARD PASMO JCBカード。
JALマイルからANAマイルに交換する方法を模索している人は残り時間が短いので今すぐ行動を。