転勤・引越シーズンに備えての特集「実用引越講座」(連載1回目:物件選び)

転勤・引越シーズンに備えての特集「実用引越講座」(連載1回目:物件選び)

旧コンテンツですが1995年9月に執筆した「実用引越講座」というものがありました。地味に人気コンテンツでしたが、これから春までの転勤・引越しーズンに備えて、現在の状況などを加筆した「実用引越講座」を何回かに分けてお届けします。引っ越しを予定されている方は保存版コンテンツとしてぜひブックマークしていただきお読みください。

連載1回目:物件選び (★今回)
連載2回目:引越計画立案、業者選択
連載3回目:荷造り等準備
連載4回目:旧居と新居の点検
連載5回目:引越当日
連載6回目:事後の手続き

前書き

筆者が生まれてから回数は十数回にのぼります。親元を離れてから現在まで7回、結婚してからは4回越しています。就職したとき、結婚したときは仕方がないと思いますが、転勤族の親でもないのここまでくるとほとんど引越マニアであると思われてもやむをえないかもしれません。

この引越経験が何かのお役に立てばと思い、1995年の記事をリライトして提供する次第です。

なお、この一連の記事では、独身ではなく所帯持ちの引越を想定していますが、かなりの部分は独身の方にも適用できると思います。

物件選び

転勤で社宅に入る、あるいは実家に入る等の事情でない限り、賃貸にせよ持ち家にせよ新居は自分で用意しなければなりません。

引っ越しの第一歩である物件選びについては書き始めるとそれだけで、一冊の本がかけるくらいの自身がありますが、それではブログ記事になりませんので、重要な点だけを説明します。

条件を明確にする

物件選びに際しては妥協できる絶対に譲れない条件を予めはっきりしておく。

予算も含め100%希望が叶うのが理想ですが、世の中そう甘くはありません。

これとこれは絶対譲れない、これはあるに越したことはないが最悪は妥協する、あれについてはまああればラッキー!くらいにわけて条件をはっきりしましょう。

ご家族での引っ越しであればとことん話し合ってください。子供もそこに入れるのをわすれないようにしてください。子供の要望のなかで重要なものもあります。それを無視したがために、再引っ越しになりお金が飛んでいくことだってあります。

条件には、交通の便(鉄道・バス)、道路、駐車場、間取り、部屋の向き、マンションなら階数などさまざまなものがあります。

とにかく家族でディスカッションしましょう。独身であれば一人ブレスト(ブレインストーミング)をじっくり時間をかけてやりましょう。

物件下見は複数回

現地の下見に際しては、最低でも平日と休日の両方をみなければなりません。

休日だけだと近隣に大きな音や振動を出す町工場があってもわからないケースが多いし、交通量もど土日と平日ではかなり違います。

理想的には、

  • 平日ラッシュ時
  • 平日昼間
  • 平日夜間
  • 休日昼間
  • 休日夜間
  • さらにそれぞれの天気の良い日と雨の日

を見るべきです。

賃貸住宅ではそこまですることはないとは思いますが、大きな買い物となる分譲住宅(戸建・マンション)では、そう簡単に引っ越せないのでこうした環境確認は怠るべきではありおません。賃

貸でも最低限平日と休日の両方をみなければ後悔することが多いです。

物件確認のポイント

マンションで重要なのは管理状況や住民のマナーです。新築マンションでは通じませんが、中古マンションなら必ず確認すべきポイントがあります。

マンションの場合、自転車置き場ゴミ集積場集合ポストをみると管理状態や住人のマナーは一目瞭然です。

自転車置き場がごちゃごちゃ、ゴミ集積場が屋外にあり収集日でもないのにゴミが出されて破れていたり、収集できませんシールが貼られたゴミが残されていたり、集合ボストの周囲にチラシが散乱していたり。こういう物件は管理が悪いか、住民のマナーが悪いか、両方なのか、とにかく避けるべき物件です。絶対妥協してはいけないポイントです。

同じく賃貸物件では家主は近くに住んでいる方がよく、ケチな家主の物件は避けるべきです。

なぜなら、建物に必要な定期点検や清掃をケチっておこなっていない場合があるからです(経験あり)。

分譲物件の場合はそう簡単に住み替えることはできないので、さらに次のような点も調べるべきです。

市役所や区役所に足を運び、あるいはネットを活用してその付近の都市計画図をみること。

これにより将来自分の土地の半分が道路や公園になるとか、そばに大きな道路が走る計画があるなどが一目でわかります。当然そういった場所は避けねばなりません。

地元の図書館へ行き、あるいはネットを活用して過去の土地利用図などを調べること。

たとえば沼や田の場合はなかなか湿気がぬけなくて、種々のトラブルの原因になりますし、元々川だった場所などでは昨今のスーパー台風などでは簡単に浸水したりします。大型台風後の某タワーマンションのことを覚えていますか?

鉄道や道路の計画は信用しない。

何年か後の鉄道の新線開通や新駅開業などをあてにして住まいを選ぶと、景気動向や鉄道会社の経営状況により計画延期や中止などがありうるので、あくまで現在利用可能な交通機関だけで考えることが大切です。捕らぬ狸の皮算用は禁物なのです。

収納は多い方が良い。

賃貸物件は収納が少ないことが多いので、できるだけ収納の多いものを選ぶほうがよいのは当然です。収納が少ないあるいは小さいと、雑物が部屋を占拠してしまいます。

一方で、収納はあればあるだけものが増えてしまうのも事実です。今の住まいと比較してちょっと余裕をみた収納量を選びましょう。

引っ越しを機に断捨離するのも大切です。

あげてゆくときりがないので、このあたりにしたほうが良さそうですが、特に分譲住宅の場合はしつこいくらい調べても、調べすぎることはありません。内装や設備、価格や金策で頭がいっぱいになりがちですが後悔先に立たずです。

今回はここまでです。

次回は「引越計画立案」「業者選択」になります。

連載1回目:物件選び (★今回)
連載2回目:引越計画立案、業者選択
連載3回目:荷造り等準備
連載4回目:旧居と新居の点検
連載5回目:引越当日
連載6回目:事後の手続き

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