金沢市内で金沢を360度の展望で市内から白山・立山まで眺めることができ、少し歩けば美味しい寿司も楽しめる、そんなところがあるのはご存知でしょうか?観光客はほとんど訪れないところですが、一見の価値があります。
本題に入る前に、検索でこの記事を知ってご覧いただいている方向けにコロナ禍定番の注意を再掲しますので、いつも見ていただいている方はご容赦ください。
コロナ禍の旅行の重要な注意
旅でコロナに感染しない・させない重要なポイントをこの連載では毎回記載します。
・同行者は日常寝食をともにする人限定(家族とは限らない)もしくは一人旅。
・日常寝食をともにしない家族は他人なので同行厳禁。
・どこも密になる連休時期は絶対行かない。
・観光客が集中する週末の有名観光ポイントは行かない。
・ガイドブックの有名店は観光客が集中するので、地元民が好む美味しい店を狙う(地元の人に教えてもらう)
・美味しい店でも密になる構造・換気の悪そうな店は入らない。
・携帯用手指消毒剤を持参し、不特定多数が触れたものに触れたあとは必ず消毒。
・食事では料理が来るまでマスク着用、食べ終えたらマスク着用。
かなりきつい制約ですがこれらを厳守することが大前提だと考えます。
皆が守らないで好き勝手にやると必ず感染拡大し、二度目の緊急事態宣言不可避に陥り、経済ガタガタ、JALもANAも倒産、繁華街の飲食店も続々倒産で食べるところがなくなるなんてことになりかねません。
それができないならコロナが落ち着くまで旅を控えるべきです。
県庁の庁舎から市内を一望しよう
金沢市内には高層ビルといえる高層ビルはほとんどありません。
それでは一番高い建物はどこでしょうか?
それは金沢駅前にある「ホテル日航金沢」でして、金沢市内どころか北陸三県で一番ののっぽビルだそうです。
階数:地上30F・地下2F、1F~6Fと17F~30Fがホテルフロア
高さ:最頂部 130.5m
所有者:株式会社ポルテ金沢
出典 Wikipedia 「ポルテ金沢」
一番眺めがいいのはここの30Fに決まっていますが、なんせホテルの最上階ですからお高いラウンジ利用するしかなく、なおかつ360度ビューというわけにはいきません。
石川県庁行政庁舎
そこでご紹介するのは、石川県庁の行政庁舎です。
階数:地上19F
高さ:最頂部 98.8m
所有者:石川県
所在地:石川県金沢市鞍月1丁目1
天気が良い日に是非とも訪れることを強くおすすめします。
石川県庁舎の特徴
・最上の19Fは無料で誰でも利用できる展望フロアです。
・利用時間は以下の通り
<4~12月>
平日:午前10時~午後8時
土日祝:午前10時~午後8時
※12月29、30、31 日は閉館
<1~3月>
平日:午前10時~午後7時
土日祝:午前10時~午後8時
・360度全てを見渡すことが可能。
・喫茶コーナーもあります。
行き方
金沢駅西口(兼六園方面と反対側のビジネス街のほう、金沢港・内灘砂丘方向)から北鉄バスに乗り県庁前下車です。
写真は県庁前のバス停です。
これで出発を「金沢駅」、到着を「県庁前」で検索すればOKです。
料金は230円ですが、金沢駅から西方面(金沢港・内灘砂丘方向)は金沢市内1日フリーパスは使えません。
北鉄バスでは、Suicaなどの大手交通系ICカードは利用できません。
乗車時に整理券を取って現金で払うか、北鉄バス専用のICカード「ICa(あいか)」を利用してください。
超絶便利な北鉄バスアプリはぜひ利用しよう
停留所の検索や、どの停留所から乗ればよいか、乗りたいバスはいつ頃来るのかなど簡単にわかります。
このアプリがあればバスも都会の電車並みに便利に使えます。
金沢訪問前に是非インストールしましょう。
展望フロア
展望フロアの様子を少し写真で紹介しましょう。
展望フロアは四方全部大きな窓で、本当に金沢市内を一望できます。
よくある庁舎のように、一部だけが自由に見られるなんてケチなことはしません。
360度全部を無料開放です!
この写真の方向を見た風景がこれ。
道路を挟んで向こう側にあるのが石川県立中央病院で屋上にはヘリポートがあります。
比較的最近新しくなりました。
喫茶コーナーもあります。
左上に小さく見えている赤いのが、七尾の花嫁のれんですね。
ひゃくまんさんも居ますよ。
金沢港・内灘砂丘方面(要するに日本海側)をみるとこれ。
日が暮れてからという手もありますが、そもそも金沢市内は大都市のように街灯りが多くはないので、夜景が美しいとはいいかねるところがあります。
やはり晴れた日の朝が空気も澄んでおすすめです。
漁師寿司食堂 どと〜ん と 日本海
石川県庁の行政庁舎最上階からの絶景を楽しんだら、お昼で混む前に寿司屋に行きましょう。
県庁から駅方向に北陸自動車道をくぐって暫く行くと金沢中央卸売市場があります。
当然市場の付近には美味しくて安い寿司屋がたくさんありますが、今回紹介するのは「漁師寿司食堂 どと〜ん と 日本海」です。
公式サイトはあまり情報がないので食べログのほうのリンクです。
店情報:
住所;石川県金沢市西念4-14-8
営業時間:
〈昼〉
月~金曜日 (平日) 11:00~14:30 (L.O.14:00)
土・日・祝日 11:00~15:00 (L.O.14:30)
〈夜〉
17:00~21:30 (L.O. 21:00)
アクセス:
・石川県庁から徒歩15分、金沢駅から徒歩21分
・最寄りバス停は北鉄バス「西念西(さいねんにし)」。県庁前と金沢駅の中間です。
私が先日訪れたときにいただいたのは、「デカねた漁師寿司10貫(税別1,850円)」と「香箱がに(税別1,000円)」です。
訪れたのが11月で香箱がに解禁後なのでいただかない手はありません。
「デカねた漁師寿司10貫(税別1,850円)」はデカねた握り10貫、のっけ盛り(かっぱ6個+ねぎとろまぐろ)、揚げたて天ぷら(エビ、かぼちゃ、れんこん)、味噌汁がセットになっています。
お店の入り口はこんなふうになっており派手派手ですが、お隣の店「魚がし食堂 中央市場店」も相当派手で人気上々です。
デカねた漁師寿司10貫と香箱がにの全貌。
横から握りを見てみます。
ネタがでかすぎて食べるのが大変。
普通の寿司のようには食べられないので、ネタを箸でつまんでちょいと醤油をつけてシャリの上に戻してほおばりますが、男性の筆者の口が一杯になります。ネタによっては一口では入りません(笑)。
でかいだけではなく味ももちろん上々で美味い!
こちらが新しくサービスで追加されているのっけ盛り(かっぱ+ねぎとろ)。
このかっぱとねぎとろは結構いけますね。
天ぷらが結構美味しいです。
れんこんはホクホクで絶品でした。
そして何より季節限定だから外せないのが香箱がに。
メスのずわいを福井ではセコがに、石川・富山では主に香箱がにと呼び特に金沢では間違いなく香箱で通じます。今年は11月6日から解禁になったので、この季節であればぜひいただきたい。
こうして茹でたのをかに酢でいただくのもいいですし、おでんになった「蟹面」もとても美味しい。
これなくしてこの季節の金沢の味わいはないといっても過言ではありません。
中央の赤い卵が外子といいプチプチしています。
左側のカニの甲羅の中にある赤い部分が卵巣で内子といい濃厚な味が特徴です。
当然ですが外子も内子も香箱がに(めすのずわい)に限られており、加能がに(おすのずわい)にはありません。
甲殻類アレルギーがなければぜひ味わってください。
このコースのおすすめプラン
9時50分 金沢駅西口からバスで県庁前へ行く
乗り場:西口6番乗り場
平日;07または02系統 中央病院行き(県庁前経由)
土日・祝日:03系統 大野港行き(県庁前経由)
運賃:230円(金沢市内1日フリーパスや全国交通系ICカード[Suicaなど]は使えません)
これで県庁前につくと10時過ぎで、展望フロアのオープン時刻にちょうど良いのです。
30分~40分ほど風景を楽しんだら下に降りて早めのお昼にしましょう。
県庁から「漁師寿司食堂 どと〜ん と 日本海」までお腹を空かせるためにも歩きます。
目的地に着くと多分5分とか10分前です。
店頭には順番を取るための記名シートがあるので、そこに名前を書きましょう。
一人か二人ならカウンターをおすすめ。
待っている間に店頭のどでかいメニューで食べるものを決めましょう。
お隣さんの「魚がし食堂 中央市場店」も11時には結構待っている人が多いですが、「魚がし食堂 中央市場店」のほうは順番記入シートはなかったように思います(あったらごめんなさい)。
待っている列といった密を避けるには「漁師寿司食堂 どと〜ん と 日本海」で順番記入シートに書いて開店を待つのがおすすめ。
まとめ
密を避ける意味でも、観光客が押し寄せないところへ行ってみることをおすすめ。
筆者のおすすめは、「石川県庁行政庁」19Fの360度無料展望フロアで金沢市内の風景を堪能し、歩いて金沢中央卸売市場前の「漁師寿司食堂 どと〜ん と 日本海」で美味しい寿司を堪能しよう。一度はデカねたを試してみると良い。
デカねた漁師寿司10貫は、10貫のデカねた握り+のっけ盛り(かっぱ6個の上にねぎとろ)+天ぷら(エビ・れんこん・かぼちゃ)+味噌汁で1,850円と超お得です。申し訳ないけど近江町で密密で長時間並んで高い寿司食べるよりずっと美味しくて良いです。
季節があえば香箱がにを食べてみましょう。特に赤い内子は濃厚でこの季節ならでは!