ソニーのBluetoothイヤホン「MDR-EX31BN」は超ロングセラーの銘品だ!

ソニーのBluetoothイヤホン「MDR-EX31BN」は超ロングセラーの銘品だ!

2013年10月25日に発売されたワイヤレスイヤホン「MDR-EX31BN」は、発売後7年以上たってもいまだに現役商品ラインアップにある超ロングセラーの銘品です。完全ワイヤレスではなくリモコン兼コントローラー部があるトラディッショナルなスタイルですが、立派にノイズキャンセリング搭載なのです。


7年選手のワイヤレスイヤホン

子供が小学校に入学した時に発売され、その子供が中2になってもまだ現役の商品として店頭に並んでいるガジェットなんて今の時代かなりレアな気がします。

モデルチェンジを続けて続いているものは多いですが、モデルチェンジもせず発売当時のままずーっと売っているガジェットがあります。

それがSONY MDR-EX31BNです。

私も2014年8月に購入してから6年半経過して、近年出番は減りましたがまだまだ現役ですので、まあ我ながら長く使っている!と感心しちゃいます。

自分自身のガジェット購入記録を見ても、この頃買ったもので今も健在で使っているものは、この記事でも取り上げているWALKMAN NW-M505とデジカメのTG-2だけでした。

ともあれ、ガジェット類で5年を超えて使えるものなんてそうそうありません。

普段遣いの奴ら達

今も現役で使っているカナル型のワイヤレスイヤホンはこいつらです。

ネックバンド型で現在通勤時に使っているのがWI-1000X
赤いのがMDR-EX31BN、ピンク色がWALKMAN NW-M505。

こちらはSONY完全ワイヤレスのWF-1000XM3です。

筆者は大昔からのSONYオーディオのファンで、特にヘッドフォン・イヤホンは

SONY WI-1000X

前述のように通勤でメインに使っているネックバンド型のワイヤレス・ノイズキャンセリングイヤホンです。

ノイキャン性能はトップレベルで、地下鉄の騒音も平気です。

ネックバンドがハードタイプで両端が重くなっているので首にかけたときに安定度が高くずれたりしません。

完全ワイヤレスではないので、片耳だけ外したり一時的にイヤホンを外したりしても、なくさないように気をつける必要がありません。

ただ、この細いケーブルがネックで断線して聞こえなくなったのですが、SONYストアで購入し長期保証をつけていたので、新品交換(修理不能なので)となりました。

SONY NW-M505

これはワイヤレスイヤホンではなく、16GBメモリ+FMラジオ内蔵のスティック型WALKMANで、今は販売終了しております。

最大の特徴は、ワイヤレスイヤホンとしても使えることです。

NW-M505は…
ノイズキャンセリング搭載
・16GBのWALKMAN
・ワイドバンド対応FMラジオ
ワイヤレスイヤホン機能
・小型のスティックタイプ
…と、今はおそらく市場には無いであろうガジェットです。

これはとてもおもしろい製品なので、別記事にして取り上げたいと思います。

SONY MDR-EX31BN

コード首掛けタイプの小型コントローラーを使うノイズキャンセリング対応のワイヤレスイヤホン。

今回取り上げているやつです。

やはり両耳で完全コードレスではないので、完全ワイヤレスのように片耳だけ紛失する心配が皆無です。

ノイズキャンセリング搭載のワイヤレスイヤホンでありながら、AAC/aptX両方対応で、音質のSONYの名を汚しませんし価格も一万円で十分なお釣りが来ます。

すなわち、

・実売10,000円でお釣りが来る。
・カナル型
・ノイズキャンセリング対応
・AAC/apt-X両方対応
・バッテリー駆動時間9時間以上

というほぼ唯一無二に特徴が未だに現役商品の大きな要因だと推測します。

SONY WF-1000XM3

今流行の完全ワイヤレスタイプで、駅で線路に落としてしまう人が多くて、駅員さんも拾うのに苦労するというタイプ。

Amazonで買った中華製の安いやつならいざしらず、こちらはお安くないのでそうそうなくすのは困るので、そのリスクの高い通勤では使いません。

ノイズキャンセリングをオンにしなくても、WI-1000X以上に遮音性が高い上にトップクラス性能のノイズキャンセリングをONにすると、ほとんど外音は聞こえなくなります。

完全ワイヤレスでもさすがSONYでして、Amazonで安価で売っている中華製とは完璧に別世界で、オーディオの世界に突入します。

スペック比較

無茶を承知でスペック比較してみましょう。

 MDR-EX31BNNW-M505WI-1000XWF-1000XM3
発売2013年10月25日2013年12月7日2017年10月7日2019年7月13日
連続再生時間
(Bluetooth接続時)
(NC ON) 最大9.0時間,
(NC OFF) 最大10.5時間
(NC ON) 最大9.0時間
(NC OFF) 最大10.0時間
(NC ON) 最大10.0時間
(NC OFF) 最大13.0時間
(NC ON) 最大6.0時間
(NC OFF) 最大8.0時間
充電時間約2.5時間約3.0時間約3.0時間約1.5時間
総騒音抑制量約17dB約17dB不明不明
BluetoothVer3.0Ver 3.0+EDRVer4.1Ver.5.0
プロファイル A2DP, AVRCP, HFP, HSPA2DP, AVRCP, HFP, HSPA2DP, AVRCP, HFP, HSPA2DP, AVRCP, HFP, HSP
コーデックSBC, AAC, aptXSBC, AAC, aptXSBC, AAC, aptX,
aptX HD, LDAC
SBC, AAC

世代の差を感じるのがBluetoothのバージョンです。

Bluetoothのバージョンが上がると、平たく言えばデータ転送速度が早くなったりするわけで、Ver4.0からは省電力モードが搭載されています。一般には4.0以降と3.0以前は互換性がないような話がありますが、これは全くつながらないという話ではなく、たとえスマートフォンがVer5.0であってもイヤホンがVer3.0なら低い方に合わされて接続されるだけの話です。

コーデックに関して言えば、SBCは基本ですがディレイと音質を考えると問題外。

iPhoneで使えるコーデックといえばAACなのでこれは全てのモデルが対応していますので、iPhoneユーザーはどれでもOK。Androidだと機種によって異なります

筆者のHUAWEI Mate 20 ProだとaptXに対応しているのでaptXで接続され、Jelly 2はAAC対応なのでAACとなります。Jelly 2にSBC/AACしか対応していないWF-1000XM3を接続するとAACで接続されました。スマートフォンでAAC非対応だとSBCになっちゃいますので要注意。

スペックを比較すると2013年発売のMDR-EX31BNとNW-M505ともにBluetoothのバージョン以外は全く見劣りがしません。



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SONY MDR-EX31BNが今でも使えるわけ

今回取り上げたWI-1000Xなどに比べると、価格も違いますが音質もやはり見劣り(聞き劣り)がするのは間違いありません。

そうであってもAmazonで買った中華製の完全ワイヤレスなどよりは遥かにまともにSONY的に鳴ってくれますし、AAC/aptXの両方対応はiPhone/iPad/Androidユーザーの自分にはポイントが高い。完全ワイヤレスと違って片耳だけ落とす心配がないイヤホンは傷んでも取替がきく(MDR-NWNC33が合う)ので、WI-1000Xのように断線したら絶望的ではない。

こんなことから、未だに私のイヤホンローテーションのメンバーで活躍しているのです。

あえて、苦言を呈するとしたら現在のステータスなどの表示があると嬉しいなぁとも思います。接続の状態とかバッテリー残量とかね。

実はこれを実現しているのがNW-M505なんですが、それはまた別記事で後日。

とにかくMDR-EX31BNはワイヤレスイヤホン入門用としてもおすすめできます。

まとめ

SONY MDR-EX31BNは、発売後7年以上たっても未だに現役販売中のロングセラー・ワイヤレスイヤホンである。

実売最安7,000円台なのに、そこそこまともなるSONY音質、普通に効果があるノイズキャンセリング、コーデックはSBCとaptXの両方対応、連続再生時間はノイズキャンセリングONで9時間、もちろんスマートフォンの通話用ヘッドセットとして使える。

完全ワイヤレスと違って片耳だけなくす心配がない。

イヤホンが傷んでも交換用のイヤホン(ノイズキャンセリング対応のMDR-NWNC33)が手に入る。



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