京都のラーメンの代表格の一つ「天下一品」。学生時代の思い出の味といえば筆者の場合は間違いなく「天下一品」です。久しぶりに新宿に行ったついでに西口店で食べてきました。
天下一品とは
京都のラーメンといえば、京料理からくるイメージで「あっさり・さっぱり」風味であろうと思う方も多いかもしれません。
しかし、実際は全く異なり増して人気があるのは「こってり」なスープのしっかりしたラーメンです。
一番多いのは背脂をたっぷり使った脂は多いhttps://aichanworld.com/wd/wp-admin/post.php?post=23956&action=edit&classic-editor&classic-editor__forgetけどスープ本体は意外にあっさりしているタイプだと思いますが、筆者が好きなのは「天下一品」に代表されるドロドロ系です。
もう、本当にどろどろ。
こちらが2021年の天下一品のCMですが、スープのどろどろ具合がわかりますでしょうか?
天下一品の1号店は1975年8月だそうで、筆者が食べるようになってなったのはまだ創業間もないころだったのです(当時はそんなことは知りませんでした)。
記憶があやふやなのですが、当時は今のようにあっさり・こってりとかなくて、今でいう「こってり」のみだったように思います。普通盛り、大盛りがあって、ニンニクを入れるかどうかが選べました。そしてカウンターの上には自由に入れて良い九条ネギがザルに山盛りになっていました。
新宿西口店
今回訪れたのは新宿西口店です。
ヨドバシカメラの裏のほうにあるお店。
今はお馴染みのロゴとマークが店先を派手に飾ります。
いただいたのは並盛り。
さすがに若くないので大盛りとかヤヴァい。
これと白ごはんのセットで830円でした。
スープは豚骨ではなく鶏ガラです。
たっぷり煮出して作ったスープはもう「どろどろ」で結構強い香りがします。
麺はしっかりした中くらいの太さよりは心持ち太めの麺で、具は九条ネギ(多分)、メンマとチャーシューです。このメンマがこってりスープに実によく合うのです。意外なほどによく会う。チャーシューなくしてメンマだけ大盛りにしたいくらい。
なんといっても目の前に提供された時のニオイ!最初に大学の先輩に連れて行ってもらった時は、このニオイにうぇ!となりました、正直に言うと。
しかし、少し食べてみると「うまい!」です。
煉獄杏寿郎のように「うまい!」と叫びたくなります。
一度食べてしまうと病みつきになり、ちょっと間があくと「天下一品欠乏症」が出てきてそわそわおちつかず天下一品を食べないともうだめ!的な状態に陥ります。
ああーーー、くいてぇ!
そうなんです、癖になります。
ああ、こんな記事を書いているとまた食べたくなりました。
こってりも昔の京都の店の味とはちょっと変わってしまっていますが、基本は同じ。あの独特のニオイも健在です。
ちなみに、公式サイトによればこってり(並)は949kcal、あっさりは490kcalと半分くらい。
機会があればどうぞ
天下一品の真髄は「こってり」にあります。
なので、食べるなら「こってり」押しですが、なにぶんにも癖が強いため万人におすすめはしません。
そして一度食べると病みつきになる可能性もあるので覚悟が必要です(笑)。
醤油あっさり中華そばが好きな人には向きませんが、こってりの豚骨ラーメンがお好みなら、きっと天下一品のこってりもお気に召すと思います。
誰かと一緒だと好みが合わない可能性が高いので、まずは一人で食べてみることをおすすめします。