Apple Watch Series 7から心電図機能がついているのはご存知だと思います。いつ測定していますか?そもそも何の役に立つのでしょう?
Apple Watch 7の心電図機能でわかること。
Apple Watch Series 7の心電図機能とは
公式サイト(https://www.apple.com/jp/apple-watch-series-7/)によれば、
第1誘導心電図に類似した心電図を作成できる
とあります。
「第1誘導心電図」って何ですか?
筆者は医療および人体についての専門知識は全く持っておりませんのでわかりません。
[Apple公式サイト] Apple Watch の心電図 App で心電図をとる
https://support.apple.com/ja-jp/HT208955
- 医療機関でとる12誘導心電図とは異なる。
第1誘導心電図と「似た」波形を記録する。
第1誘導心電図からは、心房細動の分類が可能、心拍数と鼓動のリズムを把握が可能。
心臓発作などの症状特定には使えない。
筆者の左腕でとったApple Watchの心電図。
心房細動の兆候はなさそうだという良い結果。
異常がみられた時の対処
不幸にして万一「心房細動」という表示が出た倍には速攻で医師の診察を受けましょう。
と言っても、見せるデータがあるほうが良いです。
Apple Watchのデータは見せられない・渡せないのでペアリングしているiPhoneのヘルスケアAppから取りましょう。
[ヘルスケア] > [ブラウズ] > [心臓] > [心電図(ECG)]
これで異常があったときの心電図を選択します。
下記の例は筆者の実例ですので異常は検出されていません。
ここで中程に「医師に渡すためにPDFを書き出す」とあります。
これをタップすると画面に大きな心電図が表示されますので、これを印刷するなりPCに送るなりしましょう。
なんかすごいのになりましたね。
万一異常があった際には、これを印刷して持ってゆくとよいでしょう。
Apple Watch 7の心電図で洞調律(拍動が規則正しい)だからといって心臓が健康であるということにはなりません。測定した30秒間において、心房細動の兆候が検出できなかったというだけですので、安心は禁物。何か違和感を感じたら医師の診断を仰ぎましょう。
心房細動についてはこんなサイトがありましたので参考にしてください。
心房細動.com(サイト監修:公益社団法人 日本脳卒中協会、第一三共株式会社)
https://www.oshiete-shinbousaidou.com
現実的にいつ測るか?
公式サイトによれば、腕を机や膝の上におきリラックスして動かないようにとあります。
実は筆者はこの時によく測定しています。
トイレで時間のかかる用をたしているとき。このときはめちゃ暇ですので、30秒間をApple Watch 7の心電図測定に使うことが多いです。
静かに座っていますし、何より1分程度は暇な時間がありますから、ちょうど良いのです。
さらに、便通不規則な人は別にして多くの人は1日か2日に一回はチャンスがありますから、その時にApple Watchが充電中でない場合にはチャンスです。
異常の早期発見の実例が日本でも出た
海外ではすでに実例があることが報道されていますが、2022年になって日本でも実例がでてきました。
[BUSINESS INSIDER] Apple Watchの「心電図」や「心房細動」通知を医師はどう見るか?……慶應大の不整脈専門医に聞く
https://www.businessinsider.jp/post-250124
ちょっとしたことで、異常発見につながるのであれば使わない手はありません。
Apple Watchはどんどんヘルスケア領域にシフトしており今後も進歩は続くでしょう。
ヘルスケア機能とスマートウォッチ機能が先進的であるのは、今のところ間違いなくApple Watch Series 7です。せいぜい活用しようではありませんか!