紆余曲折がありましたが、ようやく全国旅行支援が始まるわけです。秋の旅行に使えるのかどうか気になりますね?
全国旅行支援概要
まずは観光庁のオフィシャル資料のリンク先を紹介します。
[観光庁] 全国旅行支援の実施について
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001514334.pdf
以下が概要となります。
実施期間 | 2022年10月11日~12月下旬 (政府内では3月までの延長検討中という報道もある) |
割引率 | 40% |
割引上限(交通付き旅行商品) | 8,000円/泊・人 鉄道、バス、タクシー・ハイヤー、航空、フェリーなど |
割引上限(宿泊のみ) | 5,000円/泊・人 |
クーポン券 | 3,000円/泊・人(平日) 1,000円/泊・人(休日) |
条件 | コロナワクチン接種3回以上、またはPCR検査陰性 |
注意点
支援額は一律ではない
注意したいのは、支援額は一律ではないということ。宿泊のみであれば最大5,000円ということなので、1泊8,000円の宿に泊まった場合は5,000円支援してもらえるわけではなく、8,000円 X 40% = 3,200円が支援して燃える額で自己負担は4,800円となること。
宿泊のみで最大支援額をもらうためには、5,000円 ÷ 40% = 12,500円なので、1泊12,500円以上の宿にとまらないと最大支援額をもらえません。
クーポンは定額ですので、どう考えても平日旅行がお得です。
宿は金曜日や休前日が高くなりますので、1泊ならば月曜から木曜の宿泊がお得になるはずです。
予約済みの旅行への適用は旅行会社による
すでに予約済みである場合、割引適用可能かどうかは予約サイトにより異なりますので、予約サイトを確認していただくか、発表されるまで待つしかありません。可能性して予約済みの旅行には適用されないと思っておけば間違いありません。
中には予約変更することで適用されるようなサイトもあるようですので、要確認。
最低利用額
まだ詳細があきらかではないですが、最低利用額として、
・平日は1人1泊5,000円以上(自己負担額3,000円)
・休日は1人1泊2,000円以上(自己負担額1,200円)
となる見通し(あくまで見通し)です。
東京都は少々出遅れ
小池都知事は記者会見(9月30日)で東京都は10月20日から始めると発表しています。
他の道府県ではブロック割の仕組みを活用してすぐにできるが、東京都はブロック割には参加していなかったため準備に時間が必要とのことです。
独自施策が裏目にでたようであります。
利用可能な予約サイト
利用可能な予約サイトはまだ詳細が明らかになっておらず、各事業者で準備出来次第公表されるでしょう。
しかし、Booking.comのような海外と共通のシステムを持つ事業者でも適用可能なのかどうかは全くわかりません。前回のGotoトラベルではBooking.comでも提供可能になりましたが今回は全く不明。
プランにより非適用もありうる
また、事業者によっては利用プランにより全国旅行支援適用対象外のプランもある可能性があります。
前回のGotoトラベルでも事業者により全てのプランが適用ではないケースもありました。
キャンセル料にも要注意でありまして、あくまで可能性の話ですが全国旅行支援適用プランではキャンセル無料条件が厳しいとか、無料キャンセル不可といった可能性もありえます。
喜び勇んで予約する前に必ずキャンセル条件を確認しましょう。予約直後であってもキャンセル料がかかるようなプランも現実には存在しますので要注意です。
細かな対応は都道府県任せ
例えばグループ旅行で4人中1名がワクチン接種が2回だけと条件を満たさない場合、全員が割引非適用になるのかその人だけが非適用になるのかは都道府県に運営が任されています。
まとめ
全国旅行支援は10月11日から(東京都は10月20日から)12月下旬まで。
最大割引率は40%、最大割引額は交通込みプランでは8,000円、宿泊のみでは5,000円(いずれも1泊あたり)。8,000円ないし5,000円の定額ではないので注意。
最低利用金額の設定もあるようで、おそらく平日は1泊5,000円以上、休日は1泊2,000円以上の見通し。
既存予約済みの旅行に関してどうなるかは事業者により対応が異なる。
こまかなことは都道府県任せ。
予約前にキャンセル条件確認を忘れずに。