本物のアウトドアウォッチはGARMIN Instinct 2 Dual Powerだ、Apple Watch UltraはバッテリーライフでGARMINとは比べるべくもなく短い

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先日の記事でApple Watch Ultraの大きく美しい表示であるがちまちましたタッチディスプレイでの操作と丸2日も持たないバッテリーは、タウンユース的にはかなり使い勝手も良く高性能であるが本格的なアウトドアには到底向いていないと書きました。ではどういうものが向いているのか?それは世界的にも評価の高いGARMINであり、中でもバッテリー持ち時間無限を叩き出したGARMIN Instinct 2 Dual Powerです。今回は前モデルとの比較を中心とした記事です。

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GARMIN Instinct 2 Dual Powerと旧モデルの違い(比較表)

筆者は以前GARMIN Instinct、GARMIN Instinct Dual Powerを使っておりました。

GARMIN InstinctはApple Watch Series 3からの乗り換えでした。

このGARMIN Instict Dual Powerの直前はApple Watch Series 5です。

さて、先代のInstinct Dual Powerは日本では2020年7月16日にGARMINから発売された、太陽電池を搭載した本格的アウトドアスマートウォッチで一見G-Shockみたいな面(つら)をしております。

Instinct 2 Dual Powerは1年半後の2022年2月11日に発売された後継モデルです。

比較表作成ついでにApple Watch Ultraも同項目で載せてみました。
データ出典は各社オフィシャルサイト、一部GSMArena.comサイトです。

Instinct Dual PowerInstinct 2 Dual PowerApple Watch Ultra
税込価格51,480円62,700円124,800円
本体サイズ45 x 45 x 15.3 mm45 x 45 x 14.5mm49 x 44 x 14.4 mm
ディスプレイ128 x 128 ピクセル
半透過メモリインピクセル
176 x 176 ピクセル
半透過メモリインピクセル
502 x 410 ピクセル
バッテリーライフスマートウォッチモード:最大 24 日間 + 30 日間*
GPS + 光学心拍計:最大 30 時間 + 8 時間*
スマートウォッチモード: 28日間+無制限*
GPS+光学心拍計モード: 30時間+18時間*
最大36時間
防水10ATM10ATM100m(10ATM相当)
単体での携帯電話網接続XX
Suica対応X(実質Suicaのみ)○(Apple Pay)
GPSGNSS:GPS、GLONASS、Galileo、みちびき(補完信号)GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、みちびき(補完信号)高精度2周波数GNSS:GPS、GNSS、Galileo、BeiDou
トラックバックルーティングXトラックバックルーティング機能バックトレース
事故検出X衝突事故検出、転倒検出
通知機能(スマホ連携)iPhoneの通知に準ずるiPhoneの通知に準ずるアプリ次第でなんでもあり
皮膚温センサーXX
心電図XX
血中酸素
VO2 MAXX
フィットネス年齢XX
ペアリングスマートフォンAndroid、iPhoneAndroid、iPhoneiPhoneのみ
ワークアウト筋トレ、有酸素トレーニング、Xトレーナー、階段ステップ、フロアクライミング、室内ローイング、ヨガ、ラン、トレッドミルランニング、インドアランニング、トレイルランニング、ハイキング、登山、マウンテンバイク、スキー、スノーボード、XCスキー、スタンドアップパドルボート、ローイング、カヤック、タクティカル、バイク、屋内バイク、マウンテンバイク、プールスイム、オープンウォータースイム、筋トレ、カーディオ、Xトレーナー、HIIT(高強度インターバルトレーニング)ワークアウト、ステッパー、フロアクライム、室内ローイング、ブレスワーク、ヨガ、ラン、トレッドミルラン、屋内トラックラン、トレイルラン、ハイキング、登山、屋内クライム、ボルダリング、スキー、スノーボード、XCスキー、スタンドアップパドルボート、ローイング、カヤック、タクティカル、釣り、狩り、タクティカル、自転車、ロードバイク、屋内バイク、グラベルバイク、マウンテンバイク、e-バイク、e-マウンテンバイク、自転車通勤、ツーリングバイク、サイクロクロス、プールスイム、オープンウォータースイム室内ウォーキング、屋外ウォーキング、エリプティカル、屋外ランニング、室内ランニング、サイクリング、インドアバイク、プールスイミング、オープンウォータースイミング、トライアスロン、ハイキング、ステアステッパー、ローイング、インターバルトレーニング、筋力トレーニング、コアトレーニング、ヨガ、ピラティス、ダンス、太極拳、クールダウン
Connect IQ非対応対応

* ソーラー充電によるバッテリーライフ延長は50,000ルクスの条件で1日3時間の屋外での終日着用を想定。50,000ルクスは真夏の曇天あるいは冬の日中の晴天の明るさに相当します。

初代と2代目のInstinctの大きな違いはバッテリーライフです。スマートウォッチモードではInstinct 2 Dual Powerは1日あたり3時間50,000ルクスの光があれば、事実上充電なしで使えるわけです。

半透過メモリインピクセルの解像度が128 x 128 pxから176 x 176 pxに向上しています。大したことはなさそうですが実機を見ると日本語表示が格段に綺麗になっているのがわかります。

トラックバックルーティング機能(Apple Watch Ultraでいうバックトレース)があらたに加わり、フィールドにおいて折り返して元来た経路を逆に辿って戻りたい時にガイドをしてくれる機能となります。

初代はSuica(Apple WalletのSuicaやAndroidのおサイフケータイSuicaから機能が削られています)非対応ですが、2代目はSuica対応になります。Apple Watch以外のスマートウォッチ内蔵Suicaの最大の弱点は定期券が買えないこと、機種変更ができないこと(220円かけて払い戻すしかない)ですが今の所改善されるという話は耳に入りません。このあたりはApple Watch以外のスマートウォッチのSuica共通の弱点です。

Connect IQ (ダウンロード可能なウォッチフェイス、データフィールド、ウィジェット、アプリ)に対応するようになり、旧モデルの決まりきったものから格段にあがりました。これにより使えるウォッチフェイスが格段に増えました(というか初代ではそもそも組み込みのウォッチフェイスしかつかえなかった)し、アプリも追加することが可能になりました。地味なようでいてこれはめちゃくちゃ大きな違いです。

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GARMIN Instinct 2 Dual Powerの無限バッテリー

スマートウォッチモードであれば宅内仕事が多い人でもおよそ1ヶ月近くは無充電で使えることになり、話半分としても二週間は無充電。これはApple WatchはもとよりGoogle Pixel Watchでも絶対不可能です。

フィールドアクティビティをしなくても手首が日光にさらされる種類の屋外作業の多い人なら充電を気にする必要はほとんどないでしょう。Apple Watchのように毎晩入浴時の充電を忘れてしまい、充電セットも忘れたので翌日午後はApple Watchは単なるバングルあるいはブレスレットになってしまったなんてこともあります。

筆者推奨充電セットだっていつもいつも持っているわけではないし、フィールドで活動しながらこれで充電というわけにはいきません。

どのモデルのApple Watchであってもアウトドアには向かなくてタウンユースに好適であると主張する所以です。

筆者はApple Watchを使って長いですが、やはり日が暮れるころにはバッテリー残量も気になります。

筆者のApple Watchルーチンは夜シャワーを浴びる相田に充電するというものです。これが最低ラインで朝起きてからすぐに再充電を行うことが多いです。これで夕方であもある程度は安心できる残業がありますが、Garmin Instinct Dual PowerやGarmin Instinct 2 Dual Powerのように電池を気にしないということとは無縁な生活を送らざるを得ません。

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結局、何を重視するかである

GARMIN愛好者であるApple Watch Series 7利用者でもある筆者にとってはどちらが格段に優れているとは言い難いものがあります。

・アウトドアが多くバッテリーライフに重きたければ、Apple Watchは子供のおもちゃです。
・タウンユースが多くディスプレイの美しさと機能の多さでいえば、GARMINは子供のおもちゃです。
iPhone連携という意味ではGARMINはApple Watchには絶対にかないません。
Androidでも使えるということになると、Apple Watchは絶対不可能です。

仕事の日はApple Watchですごし、休日や旅行やアウトドアの際にはGARMINというのも一つの選択肢だと思います。

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