複数台のPC・タブレットを持っている場合の、モバイル通信環境はテザリング?モバイルルーター?(後編)

複数台のPC・タブレットを持っている場合の、モバイル通信環境はテザリング?モバイルルーター?(後編)

複数台のPCやMacBook、タブレットを持っていて、状況に応じて持ち出して使うものが異なるというのは結構あるのではないでしょうか?タブレットはモバイル通信モデルであったとしても、PCには普通はモバイル通信機能はないですしMacBookには当然モバイル通信機能はありません。後編の今回はモバイルルーターについて説明します。

前編はこちら

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モバイルルーターが向いている人

前回の記事のテザリングが向いている人のほぼ逆だと思います。

・スマホのデータ容量を食いたくない
・スマホのバッテリーが大きくない
・PCやMac、Wifiタブレットを外であまり使わないが、使う時はどかーんと使う

スマホのように、毎日毎日結構使うわけでもないと思いますし、昨今自然災害も多くライフラインツールであるスマホのデータ容量とバッテリーは無駄に減らしたくないと思いませんか?

PCからみれば接続先が固定回線なのかモバイルルーターなのかテザリングなのかわからないため、平気で自動的にWindows Updateをかけたりするので結構危険です。

コラム:
Windowsでは「従量制課金接続として設定する」設定がWifiネットワークの設定の中にあります。これをONにすることで、WIndows Updateでは優先度の高い更新プログラムだけをダウンロードする、Windowsストアからのダウンロード停止等々の制約がかかり、やたら大容量通信をしないような設定になります。(参照:[富士通] [Windows 10] 従量制課金接続の設定について教えてください。

WWANタイプ(SIMが内蔵できる)PCであれば、モバイル回線接続中はWindows Updateなどはやらないようになるのがデフォルトのはずですが(HP Spectre x360-13 WWANタイプはデフォルトがそうなっていました)、テザリングだと上記コラムのように設定しないと通信し放題になります。

テザリングでデータ容量を食ってしまい、肝心のスマホを使い時にデータ容量の上限に達していたので洒落になりません。

そういうときにモバイルルーターなら仮にモバイルルーターが容量上限に達しても今時はサバイバルツールとも言えるスマホのデータ容量無事です。

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モバイルルーターならSIMフリーモデル

以前はポケットWifiと呼ばれていたころもありました。WiMAX全盛時時代に筆者を含めて使っていた人は多いと思います。

4G/5G/WiMAXなどのモバイル通信機能とWifiアクセススポット機能を併せ持った便利道具です。

価格.comを検索すると実にたくさんあります。

[価格.com] モバイルルーター比較|WiMAX端末・ポケット型WiFi
https://kakaku.com/mobile_data/mobilerouter/

2023/01/16の時点で234件の検索結果がありました。

通信事業者別に見るとこうなります。

・SIMフリー:34件
・UQ WiMAX:74件
・docomo:35件
・SoftBank:21件
・au:23件
・Y!モバイル::44件

縛りがなく自由度が高いのは間違いなくSIMフリーですので、筆者は強くSIMフリーをお勧めします。

上記価格.comのサイトで「モバイルルーター」「SIMフリー」でレビュー評価順で並び替えると上位4機種は全てAtermになりました。

過去にAtermのモバイルルーターをつかっていたこともありますが、今、もし筆者がモバイルルーターを買うなら間違いなくSIMフリーのAtermを選びます。

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端末+回線のキャッシュバックに惑わされるな!

モバイルルーターで端末と回線のセット商品では多額のキャッシュバックがある商品が多く存在しますが、美味しい話の裏には必ず色々な条件があります。

・キャッシュバックは一定期間(たとえば半年以上)利用しないと受け取れない。
・端末代金一括払いの場合はキャッシュバックは受け取れない。
・端末代金分割払いの場合で、分割完了前(例えば24ヶ月未満)では割賦残債が高い(当たり前です)。
・期間縛りがある場合には契約解除料が発生する場合があり、金額はさまざま。中には高額キャッシュバックもあるが、2年以内解約は解約時期に関係なく3万円近い契約解除料を取られるところもありますのでご注意ください。

キャッシュバックを考えれば「実質負担」は安いというPR文句に惑わされることなく。

・実際の月々の実際の支払い(キャッシュアウト)はいくらなのか?
・契約期間縛りはあるか?
・契約解除料はいくらなのか?
・端末代金一括払いでもキャッシュバックは受け取れるのか?

「実質いくら」ではなく「月々のキャッシュアウトの金額」で考えないと、毎月家計・小遣いが苦しくなり、解約しようとすると多額の契約解除料が必要となるものありますのでご注意ください。このあたりは規制が厳しくなった携帯電話の回線契約とは大きく異なります。

モバイルルーターで端末+回線のセット契約は条件を十二分に確認せよ!

契約解除料は当該商品のホームページでもよほどちゃんと探さないとわからいようなところにリンクがあったりするので油断禁物です。当該ホームページで「解約」「契約解除料」などのキーワードで検索して確認することも必要でしょう。

キャッシュバックは通常すぐにもらえるものではなく、半年かそれ以上継続利用して初めて受け取ることができるのが普通ですので、小遣いになる….とか皮算用しないほうが無難です。

とにかくキャッシュバックに惑わされてはいけません。結果的にかなり高いものに付く可能性があります。

狙った料金プランと商品で探したものが、結果的にキャッシュバックもついていたという場合はもちろんOK!ですので喜んでメリットを享受しましょう。

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SIMフリーのモバイルルーターはこれ!

筆者お勧めAtermモバイルルーター(SIMフリー)でメーカーホームページに掲載されているモデルは以下の通り。

・MR51FN <2023年1月発売>
・MR10LN <2021年4月発売>
・MR05LN <2016年9月発売(通信事業者より発売)>
・MR02LN <2013年6月発売(通信事業者より発売)>

個人的にはMR51FNかMR10LNがお勧めだと思います。前者は5G対応、後者は4G対応ですが実売価格が3倍以上違いますので、その価値があるかどうかをよく考える必要があります。

どちらも国内4キャリア(楽天モバイルを含む)に対応しておりますが、SIMスロット数(新商品のMR51FNはシングルスロット、MR10LNはダブルスロット)、最大連続通信時間(新商品のMR51FNは8時間、MR10LNは21時間)がかなり違います。

USBポートは両モデルともUSB TYPE-Cであり、今更めんどくさいmicroUSBではありません(これ大切)。

最大伝送速度は10倍くらい違いますが、実際問題として今のインターネットでは数十Mbopsもでれば大抵は全く問題ないはずですし、5G接続で数百Mbpsの速度が出る場所って東京でもごく限られた場所でしかありません。

ということで個人的なお勧めはNEC Aterm MR10LNです。

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回線契約、povo 2.0は検討に値する

さて問題の回線契約。

MVNOは経験的にもやはりピーク時にかなり速度が落ちることもあり、キャリアもしくはキャリアサブブランドがお勧めです。

キャリアサブブランドは速度はキャリア並で価格はMVNO並みというMVNO泣かせの価格設定が多いです。

筆者家族は全員ahamoで、筆者もiPhone 13 Pro MaxとiPhone 13 mini、Google Pixel 6 Proはahamo、iPad Pro 11はdocomo 5Gデータプラス、iPad mini 6はUQ mobileで、どれをとっても速度や接続問題が発生したことは全くありません。

iPadまではどの事業者も動作確認機種としてあげていますが、モバイルルーターの動作確認情報は通信事業者サイトにはオフィシャルには掲載されていません。

以下の表はモバイルルーターでの動作確認は公式にはされていないので保証はありませんし筆者も全部検証などしているものでないですが、データSIMとして使える回線情報の一つとして捉えてください。

キャリアブランドプランデータ容量月額備考特徴
docomodocomo5Gデータプラス無制限¥1,100親プランは5Gギガホプレミアの場合テザリングも無制限
データプラス無制限¥1,100親プランはギガホプレミアの場合テザリングも無制限
ahamoahamo20GB¥2,970
ahamo大盛り100GB¥4,950
auauタブレットシェアプラン30GB¥1,100親プランが使い放題MAX 5Gの場合iPad/au取扱Androidタブレットのみ対象
タブレットプラン50 5G/4G50GB¥5,280iPad/au取扱Androidタブレットのみ対象
UQくりこしプランM+5G15GB¥2,728
くりこしプランM+5G25GB¥3,828
povoデータ追加3GB(30日間)3GB¥990
データ追加20GB(30日間)20GB¥2,700
データ追加60GB(90日間)60GB¥6,490
SoftBankSoftBankデータシェアプラン30GB¥1,078親プランがメリハリ無制限の場合親回線1回線に対して子回線5回線
データ通信専用50GBプラン50GB¥5,280
Y!mobileシンプルM15GB¥3,278
シンプルL25GB¥4,158
LINEMOスマホプラン20GB¥2,728

NECのほうでは「Aterm MR10LN 接続確認済LTE/3Gサービス事業者リスト」を公表しています。

[公式] Aterm MR10LN 接続確認済LTE/3Gサービス事業者リスト
https://www.aterm.jp/product/atermstation/topics/lte/lte-service10.html

これらの中で一つ注目すべきがKDDIのpovo 2.0です。

povo 2.0はトッピングをしなければ維持費ゼロ円で、使いたい時に使いたい量のトッピングをすれば良いので、毎日毎日使うわけではないけれど使う時は結構使うので、毎月定額プランは無駄という方に超絶お勧めです。

実家へ帰省するときにノートPCを持つけれど、実家にはネット接続がないからどうしよう…..というときに24時間データ容量無制限の330円トッピングとか好適です。3日間使っても990円ですし、24時間というのはトッピングしてからの24時間なので2泊3日の帰省や旅行でも48時間あればOKという場合も多いはず。PCもネット接続できるし家族全員ギガを減らさないで済みます。

実際にAterm MR10LNでpovo 2.0を使っておられる方の記事がありました。

SIMが2枚挿せるモバイルWi-Fiルーター(Aterm MR10LN)を試してみた(前編)
https://note.com/jg1pvd/n/n130722a0cfc3

SIMが2枚挿せるモバイルWi-Fiルーター(Aterm MR10LN)を試してみた(後編)
https://note.com/jg1pvd/n/n45474d0198a5

povo 2.0はMR10LNにAPNプリセットがないので自分で設定する必要があります。

モバイル回線には繋がっていなくても、PCかスマホからMR10LNに接続して「http://aterm.me」にアクセスして設定します。

サービス名povo2.0
APN(接続先)povo.jp
ユーザー名(なし)
パスワード(なし)
認証方式CHAP(つながらない場合は空白にする)
接続方式IPv4/IPv6

これでOKのはずです。

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まとめ

モバイルルーターを時々使う人はAterm MR10LNとpovo 2.0の組み合わせがおすすめです。必要な時だけトッピングすれば良いので無駄がありません。

毎日使うなら、ahamo、UQ、LINEMOあたりがよさそうですが、スマホをdocomo 5Gギガホプレミアにして、データ用に5Gデータプラスを付ける(申し込みはドコモショップ店頭でのみ受付)のもトータル支出をおさえられて、ギガの心配もほとんど無くなりますので、筆者イチオシ。

前編はこちら

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