近年は毎年9月上旬〜中旬に発表されることが多い新機種。今年はiPhone 15と言われており、すでに発表までは1ヶ月半を切りました。昔ほどの盛り上がりはありませんが、iPhone 3G以来のiPhoneユーザーとしては気になるところです。今回ざっくりとWebでの噂(Rumors)を探ってまとめてみました。
<注意>
本記事はWebの噂(Rumors)記事をまとめたものであり、記事内容についていかなる保証もありません。実際に発売されるものとはかなり違っている可能性があることをお断りしておきます。
MacRumors
筆者が良く見る噂サイトは、熱心なMac・iPhone・iPadユーザーであれば一度はみたことがあるかもしれないMacRumorsというサイトです。
今回は9月に発表が予定されているというiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxについてこのサイトを中心に調べてみました。
気になるポイント(噂)
筆者がiPhone 14 ProをiPhone 15 Pro/Pro Macに買い替えを判断するポイントはこれです。
- 絶対条件:USB TYPE-C採用
- 絶対条件:USB TYPE-Cの急速充電(PDまたはPPS)
- 絶対条件:USB TYPE-Cの通信速度(USB 3.2 Gen 1以上、5Gbps以上)
- 避けたい:高速充電や高速通信のためにMFi認証ケーブルが必要なのか?(必要ならばiPhone 15は見送る)
- できれば:カメラの望遠性能の向上
今までのiPhoneで一番気にいらないのがLightningの転送速度とUSB 2.0相当の480Mbpsという今ではありえない遅さ。
充電速度も気になるところで、愛用のGalaxy S23 Ultraはかなり速いのですが、iPhoneは決して早くなくてラストワンマイルというか95%あたりからが遅くなり、最後の98%あたりから先はなかなか100%にならない。Appleがバッテリー保護の名目で意図した仕組みであるのは理解していますが、それでもこれから100%にして出かけたいという時にも延々98%のまま…。大差ないのですが、それでもちょっと嫌。
個人的には過剰な保護だと思います。バッテリーが劣化してくればとっとと正規サービスプロバイダで交換して貰えばいいだけの話になぜこだわるのか理解できません。
- USB TYPE-Cになるのは間違いないようです。
- MFi認証のUSB TYPE-Cケーブルでないと、急速充電は実現できず従来の通常速度での充電に限られるとか。
- MFi認証のUSB TYPE-Cケーブルでないと、USB 3.2 Gen1以上の高速通信はできずLightningと同じUSB 2.0(480Mbps)に止まるようです。
- iPhone 15 Pro Maxに限っては、望遠カメラにペリスコープレンズを採用し5〜6枚程度の光学ズームが採用されるかもしれない。iPhone 15 ProはiPhnoe 14 Pro同様に3倍ズームにとどまりそうです。ちなみにGalaxy S23 Ultraには倍率10倍カメラが実装されておりペリスコープレンズを採用しています。
iPhone 15 とiPhone 15 Plusについては転送速度はUSB 2.0のみであるところはProやPro Maxと違うようです。充電速度についてはMfi認証ケーブルを使わないと急速充電できないのは同じだという噂。
ただし、AppleがiPhoneのUSB TYPE-Cに対して果たすであろう上記の制約についてはEUの逆鱗に触れているようです。
要約すると以下のような内容です。
- 2024年12月28日を期日として、新規に発売するスマートフォンなどはUSB TYPE-C対応とすること(違反するとEU域内では販売できない)
- ドイツメディアのDie ZeitによればEUのThierry Breton域内市場担当委員が「一部の機能をApple純正ケーブルでのみ利用可能としないように。充電器における制限は許されません」と伝えたという。
解釈次第ですが、来年12月までは今決めたMFi認証有りのUSB TYPE-C採用iPhoneは販売可能かもしれません。
2023年のiPhone 15 Pro, Pro Max、2024年のiPhone 16 Pro, Pro Max, UltraでもMFi認証ケーブル出ない限り急速充電や高速通信ができない可能性がある。今までの報道をそのまま信じるのであれば、USBに制約がなくなる(=iPad Proと同じようになる)のは2025年秋のiPhone 17 Pro、Pro Maxからかもしれない。
iPhone 15シリーズでUSB TYPE-CでMFi認証による制約(充電速度、通信速度)が果たされるかどうかは9月の発表をみないとわからない。
それ以外の向上ポイント(噂)
3nmプロセスのA17チップ
現在のA16 BionicはTSMCの4nmプロセスです。
iPhone 15 ProとPro MaxはA17チップで3nmプロセスという最新チップが使われる予定ですがiPhone 15とiPhone 15 Plusは現在のiPhone 14と同じA16 Bionicのままのようです。
サイレントスイッチの変更
現在のiPhone 14シリーズでは左側面上部の音量UPボタンの上にあるサイレントスイッチ(スライドスイッチ)がボタンになるかもしれない。
このボタンの機能がサイレントモードにする以外に何ができるのかは不明。
チタンシャーシ
これはコスト的にどうかと思いますが、従来のステンレスに変わってチタンを導入するかもしれないとMacRumorsは報じています。筆者の個人的な推測ですが、iPhone 15とiPhone 15 Plusはステンレスで、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxだけがチタンになるのかもしれません。
あるいはPro Maxにだけペリスコープ望遠カメラを導入するように、Pro Maxだけさらなる差別化のためにチタンを採用して軽量化をはかるかもしれません。
Qi2規格の採用
MagSafeは従来通りですが、Qi対応についてもQi2に向上となります。
Qiの欠点は位置決めです。
充電パッドに載せていて充電していたはずなのに、振動や手が当たったりでずれてしまい充電できていないというのは良くある話です。しかしMagSafeは磁石でぴたりと正確な位置に貼り付くのでズレる心配がありません。
Qi2はMagSafeをベースとしたものですが、両者の互換性については明らかではありません。
ですが、iPhone 15 ProとPro Maxでは従来通りのMagSafeとQi2の両方に対応するという噂ですので、両者の互換性がどうあれiPhone 15 ProとPro Maxでは問題なさそうです。