日本ハムのシャウエッセンが代名詞にもなっている羊腸に粗挽き肉を詰めたソーセージを調理する基本的な方法は、フライパンで炒めるか鍋でボイルするかいずれかだと思っている人が多いと思います。しかし両者のいいとこ取りをした方法が最高です。
炒める・ボイルする調理の欠点
フライパンで炒めると皮がパリパリして食感がよく、うっすらついた焦げ目の香りも抜群です。
ですが、どうしても油っぽくなりがちだと思いませんか?
ソーセージを炒めると中から脂が溶け出てくるので調理用の油は不要です。下手に油で炒めるととてもオイリーになりかなりくどくなります。
鍋でボイルすると、余分なアブラは湯に溶け出てベタツキ感は出ませんし、ソーセージの中はふわふわになります。
しかし皮がうっすら焦げて香ばしくパリッとした食感でにくいです。
中はふわふわで、皮は油っぽくないがうっすら焦げ目がついて香ばしくパリパリにできないものか?
いいとこどり調理
いいとこどり調理とは「茹で炒め」です。
筆者が最初にこの方法を知ったのは何かのTV番組だったと記憶しております。
調理方法は細かなバリエーションが多くあるようですが、筆者がやっているのは以下の方法です。
[1] 使うフライパンは調理するソーセージに対して大きすぎないもの
[2] フライパンに目安として50ml〜100ml程度の水を入れる
[3] 水の状態でソーセージを入れる(水の量はソーセージが1/4程度浸るくらい)
[4] 強火で一気に加熱し沸騰させ、ソーセージを時々橋で転がす
[5] 水がなくなってきたら中火程度に火を落としてじっくり加熱する
[6] 水がなくなっても火を止めずに、普通にソーセージを炒める要領でうっすら焦げ目をつける
鍋で茹でる、フライパンで炒めるというのは誰でも思いつきますが、フライパンで茹でて炒めるというのがポイントですね。
フライパンは炒めるだけではなく、深めのフライパンは野菜の煮物にも適していますし、煮魚も煮崩れしにくくお勧めなのです。
日本ハム公式YouTubeチャンネルでは「シャウエッセン時短ボイル」という方法も紹介されています。これの応用編が茹で炒めですね。
動画では水分が飛んだら終わりですが、そこから火を弱めてうっすら焦げ目がつくように炒めるわけです。
お試しあれ
ソーセージ(シャウエッセンとか….)を美味しく食べたいけど、茹でる・炒めるのにちょっと不満が残っている方にお勧めします。
大した手間はかからないですが、抜群に美味しく頂けます。