ガジェット機能最重視のスマートウォッチであれば、表示が綺麗でタッチ操作で扱えるApple WatchやVenu 3のようなスマートウォッチが最適です。しかしスポーツ・トレーニング(ランや各種ワークアウトなど)のトラッキングで使うとなると、タッチ操作は厳しいのでボタン操作で全て完結できるスマートウォッチが適しています。
タッチ操作だけでは不向き
アクティビティ中にタッチ操作は難しい
ランをはじめとして各種ワークアウト中に、スマートウォッチの操作が必要になることは多々ありますが、それらを行いながら複雑なタッチ操作をするのはほとんど不可能です。もっとも、ランであればラップを取る程度しかないでしょうから、ダブルタップでラップを取れるApple WatchでもOKかもしれません。
しかし冬場などで手袋をして走っているときにはタッチ操作は厳しいでしょう。
スイム中にはタッチ不可能
スイムで使う場合、水に濡れたら普通のタッチディスプレイは操作不能になるか誤動作を起こします。したがってApple Watchにはタッチディスプレイが反応しなくする「防水ロック」という機能があります。
筆者のGarmin fenix (fenix) 7X Proは、Instinctシリーズ同様に5つのボタン操作で全て完結できますが、タッチでも操作可能です。スイムの時には誤動作を起こさないようにワンタッチでタッチ操作を無効にする機能が備わっています。
いずれにせよ濡れている間はタッチ操作ができないのでボタン操作が必要でしょう。
ボタン操作だけでもまどろっこしい
だからといってGarmin Instinctシリーズのようにボタン操作だけというのもいささかまどろっこしいのも事実です。
スクロールして下の方のメニューを出したいとかいったときに、UPあるはDOWNボタンをぽちぽち押し続けるのはいささかめんどくさい。
<参考記事> 圧倒的長時間駆動、ソーラーチャージで無限駆動、GARMIN Instinct 2X Dual Power
Garminのスポーツ用スマートウォッチのほとんどはボタン操作で完結できるように5つボタンになっており、さらにタッチ操作も可能になっているモデルが結構あります。
一方タウンユースは「ヘルス&ウェルネス」ということで、スマートフォン連携の他に歩数や心拍、睡眠などが取れればOKといった用途では、ボタンを2つか3つに減らしてタッチスクリーンを使えるようなVenuシリーズやvivoactiveシリーズのようなモデルも結構ありデザイン重視の側面もあります。
スポーツ・ワークアウト用にはボタン優先で
スポーツ・ワークアウトのトラッキングに使うのであればボタン操作で完結できるようになっているほうが無難です。
その上で操作を容易かつスピーディーにすむためにタッチ操作があるほうが便利であるのは間違いありません。