金沢で創業およそ400年となる、老舗和菓子店「森八」。本店2Fの「森八茶寮」では上生菓子をいただけ、落雁の木型の数々を展示した「金沢菓子木型美術館」の見学もできます。紅葉のシーズンには絶景の中で美味しい生菓子をいただけます。
森八本店 森八茶寮について
創業:寛永2年(1625年)、創業399年
住所:石川県金沢市大手町10-15
休み:1月1日と1月2日以外は年中無休
営業:9時〜17時
席数:40席
場所は、有名な「ひがし茶屋街」入口の交番から400m、徒歩約6分。
兼六園下の交差点から500m、徒歩約7分です。
バス停では橋場町が近いのですが、バスの本数が少ないためひがし茶屋街を訪れた時に立ち寄るのがおすすめです。
ひがし茶屋街にも2店舗あり、どちらでも上生菓子をいただけますが、観光客が少なく静かにゆったり楽しめるのは間違いなく「森八本店 森八茶寮」です。
カウンター席が良い
2Fに上がって右手奥のカウンター席がおすすめです。
紅葉の頃は「史跡寺島蔵人邸」の庭が借景となり、カウンターの前の大きな窓から美しく鑑賞できます。
新緑の頃であれば、青々とした木々がとても爽やか。
おすすめは「加賀献上棒茶と上生菓子セット」
金沢といえば加賀棒茶であり、いわゆる茎茶を焙じた焙じ茶の一種で、クセがなく上生菓子とよく合います。
カフェでコーヒーもいいのですが、せっかく歴史ある金沢の街に来たのですから、創業400年の森八の上生菓子を堪能しましょう。
金沢菓子木型美術館
喫茶スペースと隣接して金沢菓子木型美術館があります。
単独だと有料見学ですが、喫茶利用者は無料で見学できますので、ぜひぜひ見てみてください。
落雁の木型なのですが、たかが落雁、されど落雁、実に多種あり細かな彫りがすごい。
中でも、木型を通路の両側に並べて転じているコーナーでは、映画「2001年宇宙の旅」を思わせる展示で、この映画で使われた「ツァラトウストラはかく語りき」が流れています。
和菓子屋さんでこんな幻想的な体験ができるとは….
紅葉シーズンであれば他の予定を変更してでも行く価値があります。
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