定期航空協会と一般社団法人 全国空港ビル事業者協会は、5月14日に緊急事態宣言が39県で解除されたのを受けて「航空分野における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を公表しました。
ガイドラインの内容
当ブログでも取り上げましたが…
…厚生労働省が「新しい生活様式」を公表しており、それに沿った内容でのガイドラインを各業界が発表しています。「航空分野における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」はその旅客機・空港版と言えます。
このガイドラインは、大別すると「従業員等向けの対策」と「利用者向けの対策」に分かれており、今回は「利用者向けの対策」を取り上げます。
「利用者向けの対策」といっても、利用者自身が守るべきルールというよりは利用者の安全を確保するための事業者側としての対策と考えて下さい。
ここでは事業者側が利用者のために行う対策ではなく、利用者の立場で関係有るところを取り上げます。
空港における感染拡大予防策
設置されている消毒液の利用、手洗いやマスク着用の要請、テレワークや時差出勤の呼びかけを行う。サーモグラフィーを用いた体温測定の実施を望ましいとし37.5度を超える客は搭乗の取りやめを養成するとしています。
空港においては、三密を避けるためにロビーやレストランではテーブルや椅子の配置見直しや一部席の使用禁止がなされるでしょう。
客の列ができるチェックインカウンターや保安検査場、搭乗口前、バスゲートなどでは、ソーシャルディスタンスを保つための目印が必要であり、人と人とが接触しない自動チェックインや自動手荷物預け機の利用を推奨されます。
チェックインカウンターなどでは、(最近良く見かける)アクリル板やビニールカーテンによる遮蔽が有る。
航空機内における感染拡大予防策
乗客は搭乗中は食事時以外ではマスク着用が原則です。
ミールや飲み物もサービス提供時間が短くなるように、飲み物は紙パック等での提供、食事はボックスでの提供を推奨しています。
機内トイレで蓋があるトイレの場合は蓋をしてから流すこと。
まとめ
5月14日に緊急事態宣言が39県で解除されたのを受けて「航空分野における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」が公表されている。
利用者側としては、緊急事態宣言下での行動と特段に変わることはなく、マスク着用を原則とし人と人とが接近するシチュエーションは極力少なくなるように運用される。