コロナ有りきで考える、今後の社会生活はどうなる?

住まいと日常
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厳しい外出自粛や営業自粛を段階的に解除調整という話が聞こえています。当ブログでもちょっと前に書きましたが、コロナの予防接種が開発されその効果・抗体維持期間等が明らかになるまでは、二度と2019年の日本はもどらないでしょう。では、どういう生活になるのか?

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コロナが変える価値観

新型コロナウイルスは黒船のごとく突然襲来し、あっというまに人類を制覇し世界経済に超大打撃を与えました。近代歴史の中ではここまでの影響が大きかったものは初めてです。

コロナウイルスは私達に価値観を変えることを強い、パラダイムシフトを余儀なくさせるでしょう。

そうなんです、再度の感染爆発を防ぐためには、コロナ撲滅までは二度とあの生活は戻らないのです。

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新しい生活様式

厚生労働省は「新しい生活様式」を示しています。

一人ひとりの基本的感染対策

出典:厚生労働省ホームページ

まずは個人の行動の変革です。

といっても、他人とのソーシャルディスタンス確保マスク着用手洗い励行はすでに現状でできていますので、一人の個人としてはできるとは思います。これからの季節、マスクが暑いという問題がありますけど。

日常生活を営む上での基本的生活様式

出典:厚生労働省ホームページ

こちらも先の一人ひとりの基本的感染対策の延長なのでまあいいでしょう。

三密を避けるということは、屋内のイベントや遊興施設、飲み屋での宴会などは避けるということにも繋がります。部門上げての打ち上げとか新年会というのは昔話になるかもしれません。

日常生活の各場面別の生活様式

出典:厚生労働省ホームページ

このあたりから影響が深刻になります。

家族でショッピングセンターへなんてのは当面復活せず。

娯楽・スポーツも風通しの良い十分距離のおける環境でのみ可能になるでしょう。空手・柔道・剣道・レスリングなど近接で汗や飛沫が飛び交うスポーツは当面復活は難しいかもしれません。学校の運動会なんかもよほど考えないと感染対策ができません。

問題は公共交通機関です。電車でソーシャルディスタンスを取ろうとすると朝・有ラッシュでは何十分の一以下の人数しか運べません。東京は広いし通勤時間一時間以上なんてのはごく普通ですので自転車通勤も非現実的です。現実的解決策は、リモートワークの普及です。ずっとは今の自粛同様辛いでしょうから、週5日のうち1日だけを出社にする。その出社日を偏らないようにすれば、単純計算で電車に乗る人は1/5になります。

経済的打撃継続なのは都心の飲食店や店舗です。営業再開しても従来のような狭い場所にテーブルを詰め込むレイアウトは不可能になります。一度の飲食人数は従来の良くて半分、下手すりゃ数分の一です。混雑は前述のリモートワーク普及で利用者数も減るでしょうが、経営として損益分岐点を間違いなく切るでしょう。

プロスポーツも従来のようなスタイルは困難で大量の客がスタジアムに足を運ぶことは許されないでしょう。観客が入らないと経営継続が難しくなります。将来的には有料でのVRで試合鑑賞というのが標準になるかもしれません。

放送業界も従来のような制作スタイルは取れなくなるのではないでしょうか。現に今のバラエティ番組は過去の再放送だったりしていますよね。NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」は撮影遅れによる異例の越年放送になるようです。スタジオトークバングも今のようにリモート出演も当たり前になるでしょう。

日常生活の中では、公共交通機関による通勤と飲食店の経営継続がポイントになります。

働き方の新しいスタイル

出典:厚生労働省ホームページ

このあたりは通勤三密を避けるのに重要です。また、オフィス内では日本特有の島方式レイアウトはやってはいけない典型的なものになります。

オフィスで他人と2メートル以上の距離をとり向かい合うのを避けるとなると、もう従業員をリモートに追い出すしか有りません。都心の高い家賃を払うくらいなら、いっそ地方に移転するか本社内にしてしまえば良いというのもあります。

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まとめ:経営者は過去を捨てて取り組みを

もはや過去の手法は通じません。

コロナありきの社会で従業員と顧客の安全を守り、なおかつ経営も維持向上させねばならないからです。

従来は本社ナシとか、スタッフ職従業員は全員リモートワーク(在宅でなくても良い)なんて頭の片隅にも出てこなかったとも思いますが、今はそれが重要です。これをせずに三密オフィスから感染拡大したとなると、下手すれば企業存続の危機にすらなります。

コロナは集団免疫獲得もしくは効果的なワクチン接種の普及によりいずれ収束するでしょう。

しかし、過去を振り返るに数年後にはまたまた別の感染症が発生すると思われます。

SARS:2002年~2003年
MERS:2012年~
コロナ:2019年~

このようにみると、次は2027~2030年あたりで別のウイルス感染症が出現するでしょうし、それまでに今のコロナが変異して強毒性になる可能性だったります。

未経験のウイルス感染症は必ず出現してあっというまに拡散する可能性があることを前提とした社会構造が必要なのです。

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