スマートフォンやタブレットでは当たり前のタップ、ピンチイン、ピンチアウト、あるいはスクロールといった指操作がありますね。昔は新鮮でしたが、今は子供からおじいちゃん・おばあちゃんまで至極当然に使っています。
さて、ノートPCではどうか。基本はタッチパッドかマウス操作ですね。タッチパネルだと操作そものは前述のようなことも一部可能になりますが、操作対象と操作する部分が離れているため、所詮マウスの延長でしかありません。当たり前に不便なんです。
hp Spectre x360はパネルがぐるりと360度回転する2-in-1PCでタブレットっぽく使えるので、当然液晶パネルもタッチパネルです。Windowsタブレットとして使う分には珍しくないですが、これをPCで使うと意外に新鮮で便利なところがあります。
特に便利なのがスクロール。マウスホイールをくるくるやるのは意外と手間がかかりトロいのです。では、二本指ゼスチャーでスクロールアップダウンしてもいいですが、指の移動範囲に限りがあるので、長くするロールしたいときはこれまた不便。その点、指を伸ばして画面をちょいと弾くと、スマートフォンやタブレット同様にすいすいスクロールします。
別に一つの記事にするようなことではなさそうですが、自分的には非常に重宝しています。ボタンをクリックするときなどもマウスよりはかなり素早く操作ができます。
これになれると、基本的にマウスで操作するデスクトップのかったるいこと。タッチパネルのないPCも同じです。
しかし、マウスやタッチパッド不要とはいいません。Spectre x360のように両方を使えるのが一番です。AppleはiPadやiPad Proがあるので、断じてタッチパネル内蔵のMacBook (Pro)などは出さないでしょう。しかし、あればいいのですけどね。はっきり言ってhp Spectre x360は、パフォーマンスやMacBookを超えています。OSがMacOSかWindowsかなんてのは、両方使う私に言わせれば、昔ほどの違いはない。別にどっちだっていいじゃん、ただiPadやiPhoneユーザーなら間違いなくMacOSのほうが恩恵があるという程度。なので、ごく狭い局面で見るならば、Macメインの私でも別にSpectre x360でいいじゃないか、Macじゃなくてもというシーンは増えています。
閑話休題。PCのタッチパネルに反対する人は、手を動かすのが面倒だし作業効率が落ちるということ。これはまさにiPad Proがそうです。タッチパッド(トラックパッド)がないがゆえの不便があるのは間違いない。AppleがMacBookをタッチパネル化しないのいは、想像ですが、iPad Proと同じ世界を目指しかねないからでしょう。iPad Pro 10.5ならベンチだけ見ればMacBookより上を行っています。
しかし、iOSとMacOSは狙うところ、担う市場が違う。だから、MacBook (Pro)にもタッチパネルはあってもよい。タッチパネルがついたからといってiPad Proが食われるようなことはほとんどないはずです。むしろ、タッチパネルとトラックパッド併用の心地よさに負けたMacユーザーがWindowsに流れていくのではないかしらん。私はどちらを強く支持するわけではないので、純粋にWindowsで便利な機能がMacでもほしいだけです。
そういうユーザーって少ないのかもね。そもそもMacとWindowsの両方を所有してガシガシ使っている人が少ないのかもしれません。Macユーザーでも、一度hp Spectre x360を手にして使ってみてほしいです。ちょっと考え方が変わる「かも」です。